●嵐山駅前の変化、その298(桜の林、温泉)
語と変換されたのでそれもいいかと思ってこのまま書く。今日は伏見に行った。昼過ぎに京都駅近くのホテルで食事にあずかり、その後そのまま帰宅するのは中途半端な時間なので、梅を見るために伏見の城南宮に行こうとした。昔から気になりながらまだ訪れたことがない。



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だが、バスは1時間に1本で、出たばかりだ。バス停でうろうろしていると、伏見港に行くバスが来たのでそれに乗った。そして京都駅から南下して大手筋まで行ったが、その道は昔は市電が走っていて、子どもの頃の筆者は母に連れられて中書島から丹波橋まで毎年3回は乗った。そしてたまには京都駅まで出て、それからさらに北上することもあった。市電の代わりにバスが走るようになって便利さは大差なさそうだが、今日思ったのは昔すなわち50年前はもっともっと車が少なく、市電はわが者顔で道を占領していた。それがバスはほかの車に前と後ろを挟まれて肩身が狭そうであった。何度も市電に乗った道なので、曲がり具合や坂はよく覚えているが、今日はそれがそのままであることに変な気がした。それに50年前と同じ家もまだたくさん残っている。過去を懐かしむのはあまり性分ではないが、見覚えのある古い家並みを見ると、人生のあれこれを思う。バスに揺られながら思い浮かべたメロディはハリー・ニルソンの「ウィズアウト・ユー」で、先ほどそれをYOUTUBEで何度か流し、次に彼の初期アルバムを順に聴き始めた。今は『ニルソン・シングス・ニューマン』が鳴っている。ニルソンの「ウィズアウト・ユー」は以前このブログの『思い出の曲』で取り上げた。今日は何となくしんみりして、筆者は死ぬ間際に同アルバムを聴いていたいなと思った。最後まで聴いてまだ死なないのであれば困る。また最初から聴くという気にはなれない。理想的な形で死ぬことは難しい。死は思うようにならない。自殺しない限りは。変な話になっている。昔は京阪電車の中書島駅の改札を出ると、すぐ右手に市電の始発が待っていた。その場所はたぶん今もそのままだが、バスが代わりに待っている。そのバス停からバスに乗ったことはない。つまり、半世紀ほどはそこから北上して丹波橋まで行ったことがない。正確にはその市電駅は「西丹波橋」であることを今日知った。近鉄の丹波橋駅と紛らわしく、またその真西にあるからそのようにこの半世紀以内に変わった。たぶん20年ほど前のことではないか。バスでその道を今日往復しながらひとつ気づいたことは、近鉄バスが同じ道を走っていて、市バスとバス停を共有している。そのような路線はたぶんそこだけではないか。近鉄が市バスのバス停を間借りしている格好であるからには、「丹波橋」というバス停の名称に近鉄は文句を唱えたであろう。「わが出鉄の駅名と紛らわしいのでぜひとも正確を期するために「西」を加えてほしい」。少しでも営業にプラスになることを求めている京都市はそれを受け入れたはずだ。どうでもいいことを書いているがもう少し続ける。
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 蜚語と最初に書いた理由は大手筋商店街よりふたつほど北に「肥後橋」というバス停があった。50年前は気づかなかった。あるいは何度も車掌が発する言葉を聞いていたはずだが、覚えなかった。肥後橋は大阪にもある。それで家内と話した。「大手筋や肥後橋界隈は伏見の中心地で、そこに月桂冠の工場がある。月桂冠がある限り伏見は安泰か」「月桂冠以外にもお酒の会社はたくさんあるしね」 それはそうだが、今の若者はあまり酒を飲まなくなっているようで、日本酒の未来は必ずしも明るくはない。そんなことを思って月桂冠の工場前のバス停で待っていると、南からタンクローリーがやって来て運転手と目があった。「あ、あのタンクローリー、月桂冠のものやな」「会社の中へ入って行くよ」 タンクローリーに酒を詰めて地方に運ぶのだろう。まるでガソリンのようだが、酒はアルコール類で燃料と言えるから、タンクローリーで運ぶのは正しい。さて、蜚語と書き出したのであるから、それに結びつけねばならない。「蜚」はゴキブリの意味で、字の形にその様子がよく表われている。「蜚語」はゴキブリのような連中が発する言葉で、それは誰もが不特定多数の人に向かって意識を伝えられるようになったネット社会では一気に増えたであろう。時々筆者は読まなくてよい文章が目に入り、しばらく気分が悪いことがある。TVでも同様のことは多い。顔がちらりと見えただけですぐに別の放送局に切り替える場合がよくあり、そのような対象になっている何人かがいる。男ばかりではなく、女もいる。そして女の方が男より醜い。ま、その人物のことをあまり詳しく書くと、それこそ蜚語になる。誰しもそんな表現が混じる文章は読みたくない。ゴキブリを見たくないのと同じだ。だが、あまりにきれい事ばかりの文章も面白くない。昨日香りについて少し書いたが、その中で香水についても書くつもりでいたのが忘れてしまった。認知症がそろそろ出始めているのかもしれない。それはともかく、香水はよい香りがするとはいえ、よい香りの素ばかりで出来ていないそうだ。雲古のえげつない臭いをほんの少しだけ混ぜるらしい。すると全体の香りのよさが高まる。これは何事にも通用する真実であるかもしれない。人間がそうだ。きれい事ばかりを連ねた文章はどこか胡散臭い。一旦そう思うと、もうその人の文章を読む気になれない。ゴキブリを箱いっぱいに詰め込んだような蜚語だらけの文章も同様で、真実味溢れる文章というのは、ごくたまに蜚語めいたことも必要なのだろう。筆者はと言えば、自分ではわからない。ゴキブリいっぱいの汚い文章、あるいはきれい事を書き過ぎると思われても仕方がない。
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 さて今日は第4水曜日で、自治会内のとある喫茶店で午後1時から参加自由の集まりがあった。筆者は発起人のような形になっているので、出来れば毎回参加することが理想だが、昨夜電話があって今日はホテルで落ち合うことになった。それにたまには筆者が参加しないのもいいように思う。筆者がいると、どうしても話題のリードを取ってしまう。それでは集まりがマンネリ化するし、筆者にしてもいつも話題をそうたくさんは用意出来ない。自治会の人たちが気ままにぶらりと訪れ、気の合う人と一緒に話すという集まりであるから、むしろ筆者がいない方が話に花が咲くだろう。それは筆者のみが男性で、ほかはみな60歳以上の女性であるからだ。女性だけが集まるのはよくないが、どの家でも御主人は自治会のことには無関心で、地域の中ではかなり孤立している。そして自治会には出来れば参加したくないと考えている。それは会社員としての生活が長く、地域の行事に参加する暇がなかったためでもある。共働きがあたりまえになって来ているので、女性でも地域との交わりが少ない状態は今後増えるだろう。その時、自治会はどう機能しているだろう。運営に深刻な状態になる前に何らかの手を打たねばならず、筆者は2,3年前からそれを心配して少しずつ事を始めている。自治会住民の懇親の場を増やすことで、そのひとつの役目を果たすと思ったからこそ、隔週の水曜日に喫茶店を使っての集まりを開く話を進めた。その回数を重ねる間に、何か新たな話がまとまることもあるし、また積極的にそうさせるべきで、そのことは自覚している。ただし、その集まりに参加するのは、多くて10名少しで、たいていは6,7人だ。これではいつも同じような話で終わってしまいかねない。どう活性化させるかが課題だ。それに最も留意すべきは、その集まりで他人の悪口を話題に載せてはならないことだ。それが蜚語となってひとり歩きすると、集まりは非難されるし、その矛先は筆者に向く。目下のところそれはないが、ひとつ懸念するのは、露骨に嫌中、嫌韓を唱える人がいることだ。国際関係の話は自治会とは関係がない。政治の話もだ。国際関係がどうであれ、民間レベルではいろいろと交流があるというのが理想で、また現在の日本はそれが機能している。政治信条を話題にすると、表向きうなずいても内心は立腹する人がある。ゴキブリはまだ飛び交うには少し早いが、真夏になっても蜚語はなしにしたいものだ。今日の写真はちょうど1年前の2月26日に撮影した。以前書いたように、来月と4月は本カテゴリーへの投稿は増える。
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by uuuzen | 2014-02-26 00:22 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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