●ムーンゴッタ・2014年2月
っても絞っても出て来ない。このブログの冒頭の一字のことだ。それでヤフーのトップ画面の広告が目に入った。「一番搾り」だ。それで「搾」はまだ使っていないはずと思って調べるとやはりそうであった。



ところで、「絞り」は「搾り」と意味が違うようだが、「絞り」は染色の絞り染め程度に使うとかと言えば、「絞首刑」にも使うので、「搾取」に使う「搾り」と同様、あまり品のよい文字ではないようだ。それはともかく、今日は夜9時まで雨が降っていた。東京ではひどい雪だが、京都はさほどでもない。昨夜にはすっかり雨に変わった。雪のかけらも見当たらない。だが雨でも困る。今夜は満月だ。ネットの天気予報を見ると今朝の段階では夜の降水確率が70パーセント、午後4時では50パーセントになっていた。それで少し期待したが、9時になっても雨音が部屋の中にいてもよく聞こえる。だが、数日前から絶対大丈夫という予感があった。そのため、9時に雨音を聞いてもあまり心配しなかった。その30分後に雨音はすっかり止んだ。外に出ると小糠雨とも言えないほどの細かい雨粒が降りかかる。だが、南の空は雲があまりない。満月が上がっているはずの方角を見るとどんよりと雲が厚い。それで一旦家に戻り、30分後にまた外に出た。雨はすっかり止んだが空模様は変化がない。それでも先月のように1時間ほどは空を見上げていようと考え、阪急嵐山駅前の広場に行った。誰もおらず、街灯やけに明るい。カメラを手に夜空を見つめ始めて10分ほど経った頃、たぶんあそこだろうと思っていた一角よりずっと仰角が大きい、すなわち筆者の頭のてっぺんにより近いところが急に明るくなったかと思う、1秒ほど満月がかすかに、しかしはっきりと見えた。上空は風の勢いがかなり強いようで、黒い雲がたちまち月を覆い、またどこに見えるかわからないようになった。必ずよく見える機会が来ると確信しながらそれからまた10分ほど待った。背後に自動車がやって来る気配があった。振り向くと白い車がやって来て筆者の後方20メートルほどで停まった。そこは昼間ならバスが入る場所で車が停まることは許されない。それから5分ほどして電車が着いた。20人が改札から出て来る。そのうちの5,6人は観光客だ。筆者の左手を通り過ぎる瞬間、40代ほどの女性が前方を指しながら、「あそこがあの有名な橋?」と仲間に言った。渡月橋と思っているらしい。それは駅前からは見えない。彼らより少し遅れて20代の女性が改札を出て筆者の方に向かって来た。すると急に笑顔になって駆け足で筆者の左側を走り去り、後方で待っていた車の中に入った。夜10時過ぎともなると物騒なのでそうして迎えに来る人は少なくない。筆者のように人を待つのでもなく、空を見上げているおっさんを見かければ、それこそすぐに立ち去りたいであろう。
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 満月が見えては消える間隔がだんだん短くなって来た。2,3分に10秒ほどは拝める。それで10数枚撮った。夜になると光の関係か、シャッターの反応が倍ほど遅くなり、せっかく丸見えになった満月を撮影するのに、2、3秒遅れて撮影完了のピッピという音がする。その2,3秒で満月は半分雲に隠れる。10数枚撮ったのはそのためで、本当は2,3枚で充分なのだ。帰宅して確認すると、やはり大半がうまく写っていない。それで今日は2枚だけ載せる。他はみんな半分雲に隠れた。2枚目はあえて駅名を写し込んだが、以前何度かそのような写真を載せたのと同じように、駅名の灯りにカメラが反応し過ぎてさっぱり読み取れない。筆者のボロ・カメラではどうしても無理だ。きれいに駅名が読める写真を撮るには一眼レフが必要だろうか。あるいはケータイ電話についているカメラで充分か。頭をいくら搾ってもカメラの性能如何で思うような写真が撮れない。あるいは筆者のボロ・カメラでもどこかのボタンで設定を変えれば夜の光に過剰に反応しなくて済むのだろうか。そう思ったところ、パソコンの真横にそのカメラが入っていた箱があるではないか。今それを開けたところ、説明書があった。まともに読んだことがない。「撮影時の細かな設定をしましょう」というページがある。プラスマイナス2段階の露出調整が可能で、マイナス2に設定すると暗く写るから、夜中の明るい駅名の光り具合は暗めに反応するようだ。いつか試してみよう。それはともかく、今月もぱっとしないが満月の写真を撮ることが出来た。そうそう、数日前に思ったが、今月はある場所で満月を撮影するつもりでいた。松尾大社から少し南にある月読神社だ。その前はほとんど通ったことがない。山沿いにあって昼間でもどことなくひんやりした雰囲気があるからというのではない。松尾より南に行くことはよくあるが、その場合は必ず物集女街道を使う。月読神社の前の道は旧街道で、昔はそれしかなかった。物集女街道を嵐山駅前近くまで延長するために田畑を利用したのは60年ほど前ではないだろうか。自動車時代の到来を見越して半ば強制的に京都府か市が土地を買い上げ、道路を造った。その道路は旧街道とは違って直線で、桂に行くには山沿いの道よりはるかに便利だ。月読神社や松尾大社にはその方がよかった。神社本殿のすぐ前を車がひっきりなしに走れば神様も怒るだろう。それはともかく、月読神社に行って満月を撮るとしても、鳥居を手間に写し込むことは無理かもしれない。小さな神社で、松尾大社のように本殿と呼べるような建物はない。それがかえって鄙びた感じでよいが、神社の前は夜は真っ暗で、そんなところで立っていると不審者と思われ、松尾の交番から警官がやって来て筆者を尋問して搾り上げるかもしれない。
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by uuuzen | 2014-02-15 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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