●嵐山中ノ島復旧、その13(渡月橋)
すれば通ず」を信じていると、本当に窮してもどうにかなるだろう。信じる者は救われるということだ。信じるか信じないか。宗教でよく言われる。それも人の勝手で、信じる者には神も仏もあるし、信じない人にはないに決まっている。



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神仏を信じたまま、何ひとつ報われないで死んでも、その人は信じていた間は幸福を感じていたはずで、結局報われた生であったことになる。神や仏がいるのかどうか、信じる人に向かって信じない人が詰問しても、客観的に、つまり誰にでも神や仏は見える、感じられるものではないので、信じれば救われるとしか言いようがない。筆者はどうかと言えば、信じない方だが、神や仏を祀るための造形がこの世からなければさびしいので、人間が神や仏を思うのは本能と思う。さて、そんな話はどうでもよい。このブログのネタには窮することがないが、気分が乗らないことはよくある。今日は何を書こうかか昼頃に考え、先日の土曜日に撮影した渡月橋のすぐ近くに積み上げられた黒い袋の山が気になって、天気がよいこともあって午後3時過ぎにぶらりとそれがどうなっているか見に出かけた。先日のままで、変化はなかった。それで写真を改めて撮り、今日は「嵐山中ノ島復旧」について書くことにした。一昨日であったか、土曜日に撮った写真は1年後にこのカテゴリーに載せると書いた。だが、「嵐山中ノ島復旧」はほとんどが写真を撮った日にそれを紹介しがてら書いて来たことを思い出した。それで土曜日の写真は没にし、今日撮って来たものを今日紹介することにした。前述の黒い大きな袋の山を囲った塀に立て看板が3か所ほどあって、そこには渡月橋復旧工事が3月28日まで実施されると大書してあった。となると、「嵐山中ノ島復旧」の題名で投稿するとしても、その日が最後になる。それまでの間、どれほど変化があるのかわからないが、たまに渡月橋を見に行き、復旧の様子を撮影したい。それはさておき、今日は気になったところを5枚撮って来た。「駅前の変化」シリーズとは違い、定点撮影は行なわない。あまり復旧の様子が変化があるように見えなければ撮影はしないから、3月28日までに撮影する日数は多くても10回程度であろう。
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 さて、「窮すれば」を思い出したのには理由がある。それについては書くことが出来ない。毎日このブログには最も気になっていることをなるべく書きたいが、実際は全くそうなっていない。それで、2番目、3番目に書きたいことを書いているかとなれば、たぶんそうではない。で、気になっていることが書く内容にそれなりに影響を及ぼし、毎日トーンが違うだろう。気になっていることは、嬉しいこともあれば怒りの場合もある。後者は書く内容に辛辣さを普段以上に与えるはずだが、読者には筆者が何に対して大いに怒っているかはわからない。それを知るのは家内だけだが、家内はブログを読まないし、読んでも筆者の怒りが形を変えて文章に表われていることを悟らないだろう。「窮すれば」は、筆者のことを思ってではない。ある人のことで、その人はこれを読む可能性がある。ま、この程度のほのめかしならば、その人は自分のこととは思わない。ま、これ以上は書かないでおき、「窮すれば」は渡月橋から松尾橋に至る河川敷の事情に当てはまるという話題に変える。昨日も書いたように、河川敷にあった樹木は年輪の数を数えれば、最大で30いくつで、少なくても30年前から育つがままにされて来た。それらは川の断面積を減少させるから、洪水時には堤防近くの住民にとっては不利に働く。そのため、出来れば常に河川敷は植物を繁茂させず、きれに保っておくべきだ。ところが、そのための費用がない。税金はほかにも使うところがたくさんある。それで数十年の一度の雨が降り、住民に被害が出てから役所は動く。これは「窮すれば通ず」で、去年9月16日の台風ではTV各局が盛んに渡月橋や中ノ島の冠水状況を報道したので、国としてはこれは早く元の姿に戻さねばということになって、復旧整備の費用を出すことになった。「窮すれば通ず」の「通ず」の理由が台風による被害であったというのは、何とも無茶な話だが、だいたい日本ではそのようにして役所は重い腰を上げる。それで、今後2,3年は先の河川敷はいかにも人の手が入ったという状態が保たれるであろうが、それを過ぎると、また30数年ほどは放置されるのではないか。草や樹木が一掃された河川敷は散髪し立ての頭のように清々しいが、これは寒々しい風景でもあって、早く夏が来て葛の平原に戻ることを願う。葛が生い茂る程度では川の断面積を狭める程度にはならないだろう。石だらけの白々しい光景より、雑草であっても緑の方がよいと筆者は思う。
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 渡月橋から松尾橋に至る河川敷は右岸の方に圧倒的に土砂の堆積が多く、それゆえ雑草と樹木の繁茂がおびただしかった。それらを刈り取って松尾橋下流の左岸の河川敷に集め、大型ダンプカーが運び出していたのが去年12月で、「その12」にその様子の写真を載せた。その投稿の最初の写真は、中ノ島最下流に積み上げられた上流から流れて来たゴミだ。それは別の業者が清掃に当たったようだ。渡月橋のすぐ近くの右岸に積み上げられた黒い大型袋の積み上げは、塀に立てかけられた看板に記された会社名が、雑草流木を掃除した業者とは違い、筆者の想像どおり、ふたつの業者を使ってゴミの清掃をした。今日はその黒い袋のすぐ近くに立って中を確認したかったが、どの袋もしっかり口がくくりつけられていて中は見えなかった。土曜日は枝らしきものが飛び出ているように見えたが、それは袋を縛る紐であった。袋は200ほどはあると思う。その中に何が入っているか。その答えはたぶん中ノ島最下流に積まれていたような、雑草流木以外のゴミだ。というのは、今日その場所を確認すると、ゴミはきれになくなっていた。ところが、「その11」の2枚目の写真に見える赤い金属の謎の物体はまだそのままで、しかも以前よりもっとむき出しにされ、使い物にならないゴミであることが歴然としていた。黒い袋のすぐ下といってよい場所で、そこに転がっているゴミも撤去すべきだろう。となると、黒い袋の中は回収したゴミではないかもしれない。もうひとつ気になったのは、そのゴミ袋の山の連なりのそばに、白いガードレールが数十メートル分立てかけてあったことだ。渡月橋界隈でそんなガードレールを使っていた場所があったろうか。筆者の記憶ではないが、渡月小橋の付近は歩行者が車道にはみ出て写真をよく撮る。それが危ないので、車道と歩道を分離するためにそのガードレールを新たに設置することはあり得る。渡月橋と同様、小橋は上流側の欄干下の材木があちこち破損したはずで、それは元どおりにしなければならない。そのついでに、つまり復旧だけではなく、新設もしようという考えが、国から出た予算で実現したのではないか。いやいや、府と国とでは、予算は厳格に使い分けねばならないはずで、ついでにほかの場所もということはほとんどあり得ないかもしれない。
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 今日の5枚の写真は撮った順に載せる。最初は桜の林から中ノ島橋を向いて撮った。成人式でキモノを着た女性がちらほら歩いていて、その姿が小さいながらも映り込んでいる。被写体はそれではなく、中央のボーリングらしき設備だ。これは土曜日にも見た。間近に寄っても何のためのものかわからず、また立て看板もない。ボーリングならば地面に穴を穿つ。それらしき穴はあったが、今日はそれに蓋が被せられていた。その穴は岸から30センチほどの近さで、岸壁の岩の状態が強固かどうか調べるものかもしれない。というのは、9月16日の洪水ではその岸すれすれにまで水は上がり、岸壁は全体が水で洗われた。そのため、あちこち劣化している可能性は大きい。2枚目は中ノ島公園下流のベンチ際から渡月橋を撮った。ベンチは新設で、中央の桜は基礎が固め直された。それを記念して早速新たに石碑が建てられた。そこには去年12月に建立した旨が刻まれる。以前書いたように、この木を含めて付近の桜は地元のライオンズかロータリー・クラブが植えた。それをみんなに知ってほしいために、台風の被害の後も写真に見えるように石碑を新調した。その向こうに映る男性は自転車でやって来た西洋人で、ビールのロング缶を持ってくつろいでいた。3枚目はその向こうに進み、塀で囲まれた黒い袋の積み上げを撮った。写真左上がかすんでいるのは、太陽が沈みかけていたからだ。4枚目はそれを渡月橋南端から見た様子だ。四角い小屋があるので、3月28日までそこに人が出入りするだろう。写真左端に親子が川面に下りているのが見える。石の土台があるうえ、今は渇水期で、危険は少ない。その親子のすぐそばに前述の赤い謎の器具が当間隔に3個横たわっている。5枚目は渡月橋の少し上流からの様子。キモノ姿の女性が記念撮影をしていた。撮りたかったのはそれではなく、渡月橋が洪水で破損した状態のままであることだ。それは大工仕事で、1日で終わるのではないだろうか。たぶんその作業の様子には遭遇出来ず、気づけば元どおりになっているだろう。去年9月の台風の被害からの渡月橋などの復旧が「窮すれば通ず」のようであるとして、それはお上頼みだ。経済的にどうしようもなくなれば生活保護にかかるといった考えもお上頼みで、それは国家のありがたさということだが、お上頼りは神頼りで、信ずる者は救われる。筆者は神もお上も信じない方だが、国立の博物館がなくなればさびしい。
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by uuuzen | 2014-01-13 23:58 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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