●嵐山駅前の変化、その288(桜の林、温泉)
工から正式に温泉がオープンしたのは4か月前で、筆者はまだ一度も入っていない。さほど風呂が好きでもないからだ。家内は従姉夫婦とともに去年9月の初め頃に行った。



感想を聞くまでもなく、筆者は8月下旬の内覧会で内部の様子は知っていたから、なおさらすぐに利用しなくてもいいと思った。昨日からは大寒波の襲来で、体を温めるためにゆっくり温泉に浸かるのもいいが、何となく億劫になっている。あまり客が入らないのか、割引などのサービスがいろいろと行なわれている。たとえば毎月22日は語呂合わせで「夫婦の日」と称し、夫婦で行くとひとり500円だ。これは平日料金の半額だが、同じサービスをしているスーパー銭湯が洛西ニュータウンの近くにあって、先月22日は従姉夫婦と4人でそこに行った。湯船やサウナののべ面積は倍以上だろう。それだけたくさんの人が訪れる。広々としているのは確かによい。狭いと家の風呂とあまり変わらない感じがする。だが、その洛西のスーパー銭湯は車で15分ほどかかる。筆者は車を持たないし、持っていても遠くまで走るのは面倒なので、近くを利用する。ともかく、わが家から徒歩2分ほどのところに温泉が出来たのは、いざという時には便利だ。今のところ、毎週金曜日は満60歳以上は半額で、「夫婦の日」を待たずに夫婦で1000円で入湯出来る。普通の銭湯が京都では400円台であるから、それに比べると出来たばかりのこの温泉は安い。ただし、半額で利用する場合だ。土日は1200円で、その価格では入る気はしない。温泉好きで各地を回っている人ならば、それは気にならない。嵐山は観光地であるから、そういう一見客を目当てにして建てたところがあるだろう。地元住民はあまり利用していないのではないか。裸で顔を合わすのはいやだと言っていた人もある。それもそうだ。洛西のスーパー銭湯は顔を知る人が誰もいない。それが気安く利用出来る条件でもある。これは前に書いたことがあるが、温泉を新たに掘るには、すでに営業している銭湯などから半径5キロは離れている必要があると聞いた。本当かどうか確認していないが、あまりに近いと温泉が湧いても湯量が少なくなるだろう。わが家から最も近いスーパー銭湯は太秦近くの三条通り沿いにあって、先の洛西にあるものとは違って街中だ。ここがとても人気があるのは、交通の便がよいことと、サウナが広いことだろう。その場所からわが自治会内に出来た「風風の湯」は5キロも離れていない。たぶん2キロほどではないか。前述の半径5キロはおそらく2キロの間違いだろう。それほどに京都市内にスーパー銭湯が多い。洛西にはもうひとつあって、双方は直線で2キロも離れていないはずだ。
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 建ってしまった「風風の湯」の、工事中の写真を今年8月下旬まで断続的にこのカテゴリーで紹介して行くが、昨日の写真からわかるように、まず塀で現場が囲われた。その内部での工事で、塀の外からは進行具合が今ひとつよくわからなかった。そのため、写真はさほど多く撮っていない。また、このカテゴリーの今後の予定を言うと、その温泉以外に、電柱の撤去とマンションの建設がある。どちらも少し写真を撮ってある。「少し」の理由は、工事が現段階で停止状態にあるからだ。前者は本来ならば去年夏頃に完成するはずで、その第2期工事として、別の地域が対象になるはずであった。ところが、地面を掘ってみると、役所の図面には載っていない管があちこち見つかった。それらをどう撤去していいかわからず、ひとまず掘った箇所の仮舗装は格好悪いというので、道路は全面舗装し直された。それが年末のことだ。そのアスファルトが真新しくなった様子を撮影しておこうと思いながらそのままになっている。電柱の地下化は去年9月の台風による洪水で被害を受けた旅館が長年陳情していた。それがようやく認められ、比較的簡単に終わると予想されていたのに、試掘しただけで電柱はそのままだ。撤去する電柱は旅館の前にある3,4本で、距離にすれば50メートルほどか。たったそれだけの工事がなかなか進まない。その数本が見えなくなった後、その延長上の数本といった具合に、わが自治会内の旅館のある区域から阪急嵐山駅前までの間にある電柱がすべて姿を消す。全部地下化されるのはたぶんこの調子では10年はかかるだろう。ついでに書いておくと、旅館区域から駅前までの道は、先月の「嵐山花灯路」に該当していた。この道は半分ほどの距離がとても狭い。それなのにバスが頻繁に通り、車も多い。歩道はないに等しいのに、「花灯路」の期間中は家の前に行燈型の照明が設置される。これが歩行者には邪魔なのだが、せっかくの「花灯路」であるので文句は言えない。一時、駅前から渡月橋に至る「花灯路」の道筋はこの道路ではなかったことがある。代わりに駅前から真っ直ぐに桜の林に向かい。その手前の道を左折し、旅館区域に至った。その方が道が広く、またわかりやすくていいが、旅館など地元の商店は反対した。自分の店の前を人が通ってほしいからだ。それで2年前は確か駅前から渡月橋に至る2本の道とも、「花灯路」の案内地図では赤で記された。それが去年は電柱の地下化が計画されている、すなわち狭い道だけとなった。地元商店の意向を全面的に受け入れた形だ。わが家はその2本の道から外れているのでどうでもよい。
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 少し撮ったもうひとつの地元の変化の写真はマンションだ。これは前述の2本の道で言えば狭い方に面している。そこは去年春まで料亭であった。高級な弁当を出す店で、庭が広く、全部で800坪あった。季節の樹木が多く、野鳥の棲家にもなっていた。そこが廃業し、阪急不動産が買った。建物も庭もすっかり取り壊され、今は更地になっている。更地にした段階で教育委員会から発掘が指示された。それは「風風の湯」でも同じだ。このカテゴリーが去年のお盆頃から中断していたのは、去年4月から始まった発掘調査が終了したからだ。つまり、「その254」から「その280」くらいまでは発掘調査の期間であった。掘っても大したものが出て来なかったが、それは予想されたことだ。埋戻しして4か月ほど経って、つまり去年1月から温泉施設の工事が始まった。オープンまで8か月で、工事は予定より1,2か月遅れたようだ。営業出来るまでに完成しても、従業員の教育に1,2か月要する。建物の実質的な完成は去年7月頃ではなかったろうか。ま、それはこれから夏にかけて順次載せる写真でわかる。話を戻すと、阪急不動産が買った土地には、駅前のホテルと同じ4階建てでなることがわかっている。どのような形で800坪のどのあたりに建つのか、また何棟で何軒か、1軒当たりの販売価格はいくらほどかなどは、まだ情報が伝わらない。発掘作業が始まったのは秋で、その間に写真を撮っておこうと思いながら、ほとんど撮らなかった。聞くところによると、「風風の湯」と同様、土器が少し出土した程度で貴重なものは何も出て来なかったという。また元の更地にされたのは去年12月で、「風風の湯」が発掘終了から4か月ほどそのままにされたから、このマンション用の土地も今年4月までは人が入らないのではないか。また、着工の前に地元住民への説明会が行なわれる。それは法律で義務づけられている。それが4月になれば、着工はそれから2,3か月後だろう。ともかく、着工すれば1年経たずに建物が完成する。どの程度の販売価格であるかと地元住民の間では話題になっていて、おそらく高級マンションで、4000万から5000万台であろうということだ。そうなれば別荘として購入されるのがほとんどで、わが自治会に加入してくれるような若い世帯はないだろう。6年ほど前に出来たわが自治会内の大きなマンションでも、全60軒ほどのうち、自治会に加入しているのは4分の1だ。残りの半分は普段は人が住んでいない別荘のようだ。先日事情通から聞いたところによれば、東京とニューヨークにも家を持っている40代の女性は、そのマンションの1軒も所有しており、3軒の家を季節によって住み分けているそうだ。どんな職業か気になるが、よほどの金持ちか有名人だろう。そんな人がわが自治会の地域に住んでいても、顔を合わせることがない。
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 さて、以前にも書いたようなことを繰り返してしまったが、今月からまた始まったこのカテゴリーのこれまでと今後を概観するにはそれもよい。このブログを初めてわが自治会はあまりにも変貌が激しい。それは自治会内部でも同じで、世代交代が進んでいる。先の事情通とは2週間に一度くらいは1時間ほど話をするが、先日は今後さらに変わりそうな場所についての話題が上った。自治会内住民に関係することでもあり、あまり詳しくは書けないが、10年後には駅前はもっと変貌しているかもしれない。いや、確実にそうだろう。それをも追跡して写真を撮り続けるとなると、このカテゴリーの素材はいつまでも困らないが、10年先まで毎日投稿する気力はない。その時間もないだろう。もっとほかにやらねばならないことがある。その話はいいとして、先日阪急阪神1日乗車券で中山寺に行って思ったのは、阪急嵐山駅の前は阪急電鉄の駅の中でも最も鄙びているであろうことだ。それは住むにはよい。だが、阪急とすればもっと活性化させて売り上げにつながる地域にしたいであろう。そのために、前述の800坪のように大きな土地の出物があれば、積極的に買おうとしていると思える。その思惑が進めば、筆者が住んでいる鉄筋コンクリートの連棟もいずれは阪急の土地と化すことも考えられる。何しろ駅の真横だ。阪急が経営する商業ビルになるとして、それが筆者が生きている間かもっと後か。いずれにせよそうなれば、それを契機にわが自治会は住民が減り続け、自治会として機能しにくくなる。そんな心配は何もしていない。自分が死んだ後のことなど心配しても仕方がない。何もかもが変わって行くのは自然なことだ。筆者は今からでもどこででも住める気がしているし、生活を変えるにはそれもいいと思っている。先立つお金がないのでそれをあまり考えないだけで、阪急が出て行ってほしいと地上げにかかり、相場よりうんと高くわが家を買ってくれるならば、そのお金で引っ越し出来る。そんなことがもしあれば、こうしてこのカテゴリーに載せている写真は懐かしくて貴重なものになる。書くまでもないが、今日の4枚の写真はちょうど1年前、去年1月11日の撮影だ。寒そうな鈍色の空で、観光客が少ない様子が感じられる。そんな日でも「風風の湯」は営業しているので、観光客は温泉に浸かって帰ればよい。
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by uuuzen | 2014-01-11 23:49 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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