●嵐山駅前の変化、その287(桜の林、温泉)
い好きな人がある。どういうことを言われようが、またその占ってもらったことが当たらなくても、占ったということが安心感を与えてくれる。おみくじも占いのひとつで、これは100円や200円の気安さがあって、年に何回は筆者も引く。



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今年は祇園の八坂神社で試した。去年までとは違って六角形の筒がない。それを振って細い竹の棒を1本取り出すと、その先端に赤い漢数字が書かれている。その番号を巫女衣装の女性に伝えると、広げたくじを裏返しにして保管棚から取り出してくれる。その仕組みはなかなかよい。なのに、今年はくじを小さく折りたたんであるものを箱の中からひとつ選んで200円を手わたす方法に変わった。その箱が手首が入る穴だ開いているだけのものならば、まだ運を試すという気分が盛り上がるが、蓋はなく、浅い底に数十のくじが散らばっているのが丸見えで、その中から適当にひとつ選ぶ。もう来年からは別の神社でくじを引くつもりになった。くじは「半吉」であった。初めてのことだ。ここ10数年、「小吉」「中吉」ばかりが続き、「凶」を引いたことはない。今年は中山寺にも行った。そこでは家内がおみくじを引いた。生まれて初めての「大吉」で、夫婦合わせれば「四分の三吉」になる。「半吉」があるのは知らなかったが、どうせなら「七割七分吉」や「99パーセント凶」なども作ればよい。ともかく、「大吉」は悪い気がしない。今年は縁起がいいかもしれない。そう言いたいのは、年末に息子がバイク事故を起こして足を怪我したからだ。しかも保険代振り込みの督促状が届いていたのにその開封が遅く、大晦日に振り込みしなかった。それでたった1日違いで10年近くかけ続けて来ている保険が途切れてしまい、1円ももらえないことになった。筆者は保険は大嫌いだが、知り合いであり、また強引に勧誘されたこともあって入った。それが向こうの手違いも多少あるのに、1日の違いで契約が切れ、また改めて契約すれば毎月の保険代も元に戻って高くなる。こんな馬鹿な話はないように思う。保険がまた嫌いになった。ともかく、息子は昔からそのような最悪のドジをよく踏む。大事な受験日に遅刻して試験を受けられない者が毎年何人かはいるだろうが、息子はそういう経験はしたことはないにしても、どちらかと言えばその部類に入る。どこまでもついていない人はいる。気の弱さがそういう悪運を呼ぶ。そういう人はくじを引いてもきっと「凶」が5回くらい続けて出る。悪いことは続かず、そのうち運は上向くとよく言われる。それは嘘だ。悪いことが起きれば、どんどん悪いことが重なるのが人生だ。その挙句に死が迫る。そうなると、その人にとって死は救いで、「吉」ということになる。そのため、「大吉」が出たと喜んでばかりはおられない。それはかえって戒めの警告で、「半吉」程度が最もよい。ところで、「半吉」は「半凶」と同義だろうか。そうではないはずだが、半分よいと言われると、半分わるいのかという気になる。また、「半凶」はあるだろうか。それを引いた人はどういう反応をすればいいだろう。筆者なら、半狂乱になって笑ってしまう気がするが、笑いを収めて考えるに、「半凶」は最悪の状態の中でも救いがあるとの意味で、たとえば火事で家を失ったが、命は助かったというような場合だ。
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 今日もまた投稿の題名や写真とは無関係の話から始めた。どうにかつなげねばならない。今日は写真が4枚で、ちょうど1年前の今日に撮った。そうそう、昨日の回覧板に、渡月橋と同小橋の修復を3月末までに実施するという工事予告案内があった。それで今日はそのふたつの橋をわたって右京区にある西郵便局という本局に行く用事があって、帰りに気づいたが、渡月橋のすぐ下流の右岸河川敷に囲いがなされ、何が入っているのかわからないが、縦横2メートルほどの黒いビニールの包みが数百個並べられていた。ビニール袋であるから、比較的軽いものだろう。たぶん流木や木材の破片だ。渡月橋の上流側の一部が急流で破損したので、それを全部外したのかもしれない。自転車でわたっただけなので、その破損した側を今日は確認しなかった。ビニール袋の堆積状態は撮影しておいたが、その写真をこのカテゴリーで紹介するのは遅くて来年の今日だ。その時にはこうして予告したことをすっかり忘れているに違いない。撮った写真を1年遅れにせよ、順番に全部投稿出来ればいいが、昨夜ヤフー・ボックスの「駅前」と出したファイルを見ていると、2年前の2月に撮った写真を数枚見つけた。それは去年2月にこのカテゴリーに載せるべき写真だ。なぜそれを忘れたのか、筆者も息子に似てかなりボケている。その数枚の写真は特別の機会に使うことに決めた。早ければ撮影して丸2年の来月の同じ日になるだろう。それはさておき、郵便局からの帰り、冨田渓仙が暮らしていた家の前あたりで立ち止まって対岸をしばし見つめた。出来上がった温泉が見えるが、思っていたほど屋根が高くない。予想では異様に目立つものであったが、数年前に建ったわが自治会の範囲に建つマンションや、また30年ほど前に出来たホテルの方が存在感があって、背後の嵐山に連なる山並みの緑を大きく損なっている。それらはいずれ老朽化して取り壊されるとしても、半世紀から100年はかかる。また、その時になって元の更地になれば嵯峨地区から眺める景色は自然豊かでいいが、たぶんそうはならず、今よりもっと背丈のある建物が出現するかもしれない。筆者はとっくにこの世にいないので、どうでもいいことであるし、また今は空想でどうにでも思い描けるから、現状の気に入らないところは目をつぶろう。いやなことは思わないことだ。長生きすると、それだけいやな目に遭う。長生きは誰しも理想のように言われるが、いやなことに遭遇することを忘れている。
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 いやなことは思い次第かもしれない。「いやだな」と思った瞬間、そのこと自体がいやなので、そのいやなことをそうではないように暗示にかける。たいていは誰しもそうしているだろう。ところが、許容出来ないほどのいやなことである場合、相手にそれを爆発させるか、ぐっとこらえる。どっちにしてもいやな思いはさらに増す。いやなことは自分の価値感と合わない人や物事に出会った時に生まれる。これは生きて行く中で避けられない。つまり、生きて行くことはいやなこととの出会いで、たまにいいことがある。そう考えず、たまにいやなことがあると思えるような気分の期間中を長くしたいもので、それには楽しい思いをするに限る。占いに凝る人も、それが楽しいからだ。筆者にとって楽しい思いは、以前から関心がありながら、本格的にそれに接触せず、ようやくに関心を抱いた時だ。また、未知なことに出会った時も含む。そうした中で一番大きい存在は人だろう。今までに出会ったことのないような人を見ると心が躍る。ただし、もちろんのこと、いやなタイプではなく、一瞬で魅せられるような人だ。筆者は割合、第一印象で人の好悪を決める。それがたいていは当たるが、そうでないこともある。こう書きながら思い出した。もう書かなくなって1年ほど経ったかもしれない。よく行くスーパーのトモイチに気になるレジの女性が勤め始めた。美人というわけではない。背は低く、個性的な顔で快活、スポーツ好きなのか、肌はかなり焼けていた。名札をつけていたので名字はわかった。このブログではSと記した。筆者はいつもそのSのところに並び、いつの間にか声を交わすようになった。最初に見た時から1か月も経たなかったと思う。Sも筆者をそれなりに意識していたようだ。歳は30代後半であろう。それがわかったのは、電車の中で息子を連れていたのを目撃したからだ。後日レジに並んだ時にそのことをSに伝えると、大阪まで遊びに行く途中であったと言った。それはどうでもいいが、意外であったのは、Sを目撃した時、筆者の真正面に座りながら、ケータイに夢中で筆者に気づかなかったことだ。つまり、一度も目を上げて筆者の方を向かなかった。それに、子どもを叱る様子が、筆者がSに対して抱いていたイメージや、いつも話す時の様子とかなりかけ離れていた。筆者は家内と横並びになっていたこともあり、Sには声をかけなかった。Sと言葉を交わすのは、レジで支払う時しかない。Sはそのわずかな時間によくしゃべり、筆者も応じた。Sが最初に筆者に言ったことは、100円支払って作ってもらうカードだ。レジをするたびにそれにポイントがたまる。筆者はそれには興味がなかった。Sは3,4度そのことを薦め、ついに筆者はカードを作った。Sがいる間に1000ポイントに2度到達し、二度1000円札を専用機器から引き下ろした。Sの言葉にしたがわなければ2000円損していた。Sは自転車で10分ほどのところに住んでいると言い、兄が近所にいることも聞いた。FACEBOOKを筆者に薦めもしたが、筆者はそれには関心がない。レジで客と親しげに話すのは御法度だろう。筆者が買い物に行く時間帯はいつも客が少ないので、筆者の後ろに並ぶ人はひとりかふたりだ。それでも無駄話で客を待たすことはならない。Sを最後に見たのは去年3月末頃だ。その時、初めて筆者は家内と一緒にレジに並んだ。家内にはトモイチに親しく話すレジがいることを伝えていたが、家内はそのことに関心がなさそうであった。Sは筆者に気づきながら、家内からお金を受け取り、レシートをわたした。Sがいないトモイチにすぐに慣れたが、Sのように一瞬で目に留まるレジ係はいない。いささかさびしいが、いやなことに出会わないだけでもよい。
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by uuuzen | 2014-01-10 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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