●ムーンゴッタ・2013年8月
弁」は虫を誘導して受粉させてもらうために主にラン科の植物に見られる。「梅雨明けの白花」では「その5」の最初の写真「ファレノプシス」にそれがよく見える。虫が誘惑されて入り込みやすいような穴を形成していて、その目立つ花弁を「唇」と形容したのはなぜかと思うに、女性の「大陰唇、小陰唇」に由来するのではないか。



#]d0053294_2352565.jpg ただし、「唇弁」を「陰唇弁」と表現しなかったのは、花弁がパンツで覆われておらず、隠しては受精出来ないからだ。ま、男性器を「陽根」と表現して、男は「陽」、女を「陰」とするのは、パンツ云々ではなく、女性器の機能する内部が裸になっても見えないからで、陰陽は古代から一対のものとされ、どちらがいいか悪いかではない。だが、言葉の響きからは、陰は暗く、陽は明るい。山陰地方は雪が積もって寒い冬でも、山陽地方はミカンも獲れて温暖で、「陽子」という女性の名前はあっても「陰子」がないのは、やはり陰より陽がいいと思っているからだろう。陰を女性、陽を男性とすれば、いかにも女はいつも陰湿で、何を考えているかわからないように思ってしまうが、この点、女性はどう思っているのだろう。女の方が男よりよく泣くとすれば、その涙を晴らしてやるのが男で、やはり陰の女と陽の男の対は正しいように思うが、今それを言うと、女性差別と言われるだろう。女々しい男はたくさんいるし、男の方がいろいろと嫉妬深いかもしれず、また顔には出さずとも泣くのは男の方が多く、それを母性のある女が慰めることの方が一般的であるかもしれない。となると、「陰」は使わず、男女ともに「陽」を用いればいい。だが、昼があれば夜があって、陰陽は切り離せない。それはさておき、昨夜投稿を済ませ、窓の外を見ると、晴れた夜空に満月が輝いていた。本当は今日が満月だが、曇りか雨の場合を考えて、昨夜ベランダに出て2、3枚満月の写真を撮っておいた。それで今日は昼間に入道雲がたくさん湧いて、真っ黒な雲が出て来もしたので、久しぶりにまとまった雨になるかと思ったが、遠雷が聞こえただけであった。しかも、湿度がとても高く、今年一番の暑さを感じた。先ほど9時過ぎに外に出たところ、昨夜と違って雲は多い。だが、それに遮られることなく見事な満月で、ひとりで桜の林の温泉前まで歩いて満月の写真を何枚か撮った。オープン間近の温泉の前は以前とは違って街灯が3つに増え、若い女性のひとり歩きが比較的安心出来るようになった。温泉がオープンすると桜の林は夜11時まで明るく、以前のような暗がりが著しく減ってムードもなくなる。それは恋人たちにとっては迷惑な話だろう。温泉の前で2組の浴衣姿のカップルに擦れ違った。温泉の向こう、桂川の河川敷周辺は街灯が少なくて暗いので、充分ムードを楽しんで来たろう。写真を撮り終わって駅前に引き換えそうとしたところ、超ミニのスカートを履いた長髪のスタイルのよい若い女性が向こうからひとりでやって来た。街灯は背後に照って顔は見えない。こっちは何だがどぎまぎしたが、向こうは平気なようで、温泉の前でのすれ違いざま、筆者は顔が覗き込まれたように感じた。いくら街灯があるとはいえ、あのような格好で暗がりに向かってどこへ行くのだろう。男と待ち合わせしているのかもしれない。それはともかく、わが家から徒歩30分以内であれば、どこで満月を撮ってもさして変わり映えしないので、出来れば満月の夜は旅先で撮影ということにしたいが、その気持ちの余裕がない。ま、経済的にも時間的にもだが。
d0053294_23531092.jpg 「陰」の話に戻ると、今日は年1回の市民検診が地元小学校の講堂であって、それに出かけた。昨日たまたまその予告チラシを見つけた。それがなければすっかり忘れているところであった。昔は無料であったのが、今は500円かかる。それでも診てもらわないより診てもらう方が安心する。今日は開始の午後2時ちょうどに学校に着いたが、もう50人ほどが来ていた。6、7割が女性で、また8割が70代ではないだろうか。知った顔がとても少なかった。それは医師も同じで、昨年まで長年見かけた高齢の男性医師の姿を見かけず、全員初めて目にする気がした。肺や大腸の癌検診は別料金で受けることが出来るが、筆者はその必要を感じない。病気は自覚があるものだ。それに筆者はタバコは生まれてこの方1本も吸ったことがなく、酒もなければないで済ませられる。今年のこの暑い夏でもビールは1週間に1本ほどだ。冷えたビールがおいしいのはわかるが、麦茶の方がいいと思うことが多い。ビールを飲むと、飲んでいる時はよくても、後で身体が熱くなって困る。ということで、検診は尿検査と血液検査程度で、30分程度で終わる。毎年結果は郵送されるが、ろくに見たことがない。今日は問診があって、そこで出たばかりの尿検査について少し懸念が示された。こんなことは初めてだ。糖は大丈夫だが、蛋白が-と+で、つまり境界線上にある。最悪は+3つで、これはもう入院レベルだろう。-と+が上下になった「士」に見える記号にボールペンで丸がされていて、医師はこれは注意すべきだと言う。尿に蛋白が降りかかっていることは今までになかったと思う。腎臓はかなり丈夫で、身内にそれがおかしくなった者はいない。医師に訊ねると、-つまり陰性が健康で、+の陽性が病気だと教えてくれた。それはそうで、そんなあたりまえのことがわからなかったわけではないが、「士」という中途半端などっちつかずの検査結果では、-と+のどちらがいいかと一瞬迷った。それに、前述のように陰よりも陽の方が明るくてよい。なのに医学の世界では反対で、陰がよくて陽は病気だ。なぜそんなふうに決めたのだろう。陽性が病気の心配なしで、陰性は入院や手術の必要があるとすればよかったのに、どこでどう決まったのだろう。+の陽性反応というのは、たとえばウィルスの感染のように、「病気がアタックしました」という「加わり」の考えによる。医師にすれば、「はい、当たりました。陽性です。病院へようこそ、お客様!」ということで、彼らにとっては「儲け口」としての+の意味ではないか。宝クジに当たるのはいいが、病気に当たるのは誰も災難だ。だが、立場を変えれば、医師には当たりということになる。
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 昨日の投稿のメインの写真は月下美人の白い花の写真であった。今日は学校に検診に向かう途中、月下美人の大きな枝葉を見た。筆者の背丈を軽く超えていた。花の蕾はなかった。夕方になって急にそれがにょきにょきと葉から吹き出物のように姿を見せ、深夜に一気に開花するのかもしれない。いや、筆者の記憶によればそうではなく、蕾はもっと以前に用意されていて、それが真夜中に開く。昨夜投稿が終わったのは2時頃で、満月が机に向かう筆者を窓の向こうから見ていた。写真を撮りながら思ったことは、どこかで月下美人が開花していることだ。その花と満月を一緒に写すことが出来ればいいが、花はないし、あっても筆者のカメラでは無理だ。それで別々に撮って合成すればいいかと次に考えたが、これも筆者のデジカメでは無理だろう。画像加工ソフトで2枚の写真を重ね合わせて1枚にすることは出来るが、満月の下に白い花を置いて撮ったような写真にはならないだろう。なるとしても筆者の撮影や画像加工の技術では無理だ。それで頭の中でその合成写真を思い浮かべるだけにした。その思いが心に残っていたのか、今日は満月の写真をどのように撮ろうかと迷いながら、1枚は桜の林の中から、もう1枚は駅前ホテルの花伝抄の門の真正面に立って撮った。後者は目前にカーヴ・ミラーがあって、それと満月を一緒に収めると面白いと思った。丸い金属製のミラーがいわば月下美人のつもりだ。上下に並べて撮った後、予備にもう1枚、満月を右上、ミラーを左下にして撮影した。比べるとこっちはあまり面白くない。だが、カメラをかまえた黒シャツ姿の筆者が、ミラーの最下段、つまりミラー支柱のてっぺん近くにとても小さく写り込んでいる。それで満月を省いてこのミラーだけを切り取って今日は3枚目に載せる。ミラーのどこかに満月が反射していると面白いが、それはとても小さくて、この程度の写真では判別不可能だろう。ともかく、今月も満月の写真を載せることが出来る。満月はもちろん「陰」で、その代表と言える。それが暗い夜空に光り輝くのは不思議だ。「陰」と言うのであれば、ダーク・マターのように真っ黒で、夜中に浮かんでいても見えないのが当然ではないか。ま、屁理屈はやめておこう。それに、そのような真っ黒な月は「新月」として浮かぶではないか。「満月に 唇重ね 行くふたり」
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by uuuzen | 2013-08-21 23:54 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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