●ムーンゴッタ・2013年5月
生するハマナスの花の上に満月が照っている様子を思い浮かべた。天橋立の「はまなすの小径」では今頃ハマナスの花が満開であろう。近景にハマナスの赤や白の花を大きく捉え、上空には満月だ。



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そんな写真を「はまなすの小径」で撮ろうとすれば現地で一泊せねばならない。車を運転すれば深夜に帰宅出来るが、誰かの乗せて行ってもらわねばそれは不可能だ。それで昨日も書いた天橋立散策マップを見ると、駅の近くに民宿がいくつかあるし、京都や大阪を往復する直行バスの停留所の隣りにはホテルもある。けっこう宿泊する人があるようだ。宿泊すると早朝の天橋立を散策出来る。次回行くならば、満月の日がよい。それはさておき、昨夜は正確に言えば満月に1日早かったが、雲ひとつなく、理想的な輝きであった。今日が雨である場合に備えて昨夜は数枚月の写真を撮っておいた。そして今日は曇り空で、ひょっとすれば満月は拝めないかと夕方には思ったが、午後7時半頃に外に出ると、輪郭がわからないほどのひどい朧状態で月が曇り空に浮かんでいた。それでも仕方ないので、昨日撮ったのと同じ場所に行き、同じように数枚撮った。それから数時間して午後11時半、つまりつい先ほどまた表に出た。すると昨夜ほどではないが、見事な輝きに変わっていた。そのため、作や撮ったものは全部没だ。見事な満月であったのに惜しいなと思うと、先ほど加工のために写真を確認すると、どれもうまく写っていなかった。それはさておき、、7時半に撮ったのと同じ場所まで行くのが面倒で、もっと近いところでお茶を濁すことにし、2か月前に撮った京都駅行きのバス停まで行った。理由は、その付近から工事中の騒音がかなり大きく響きわたっていたからだ。先日工事予告のチラシが入って、バス停近くの道路を掘ってガス管を新たに敷設し直すことがわかっていた。それを見てやろうと思った。ガス漏れの危険があるからではなく、筆者が思うに、その現場のすぐ横の家が裏手に大きく鉄筋コンクリートの別棟を建てるからであろう。それはさておき、現場には警備員が3人張りついて、車の誘導を行なっていた。夜更けであるからもうバスは走っていないし、また車の通行もかなり少ないが、もしものことを考えて警備員を入念に配置している。筆者が通りがかると、警備員がじろりと見た気がした。実際見ていた。筆者は工事現場のすぐ近くで立ち止まり、バス停の標識と満月を一緒に写真を撮ろうとカメラをかまえた。警備員にすればまさか満月の写真を撮っているとは思えない。きっと工事中の様子を撮影しているはずで、ならばその理由は何かと不審に思ったであろう。2か月前の写真と角度が違うのは、警備員がバス停に立っていて邪魔であったためで、また写真がより明るくなっているのは、工事のための多くの灯りのためだ。バス停の標識とともに撮った写真1枚ではさびしいので、7時半頃に撮った朧状態のものを最初に載せておく。遠くに見える輝きは阪急嵐山駅前だ。右端は駅前のホテルの部屋の灯り。深夜2時頃になると嵐山の上空に移動するから、嵐山とともに満月を撮ることは出来るが、その時刻に渡月橋まで歩いて行く気になれない。きっと誰も歩いておらず、また街灯のほかは灯りがない。いや、想像に反して、何となく蒸す時節であるから、若者が川べりにたむろしているかもしれない。もっと暑くなると、そして花火で騒ぐ。
d0053294_128657.jpg 毎月、満月の日はネットで調べている。便利なもので、年度と月をインプットすると、その月の月齢が表示される。一昨日は筆者が生まれた日を初め、あれこれ思いつく誕生日の月齢を調べた。すると、案外満月なく、ほとんどが新月かそれに1,2日差であった。新月も満月も大潮で、干満の差が最大であるから、赤ん坊が生まれるには何となくつごうがいいような気がする。昔、設計会社に勤務していた時、毎朝上司が新聞の月齢を切り抜いて机のガラスの下に並べていた。奥さんが出産間近であったからだ。大潮と出産予定日が近かったのか、その上司は月齢が出産日と大きく関係しているということを隣りの部署の先輩から耳にして、そんな切り抜きを始めたのだが、実際に大潮の日に生まれたのかどうかは知らない。そう言えば、筆者はわが息子が生まれる時も月齢は気にしなかった。今息子が誕生した日の潮を調べると、満月の3日前で中潮となっている。それで難産であったのだろうか。家内は10時間ほど分娩台で苦しみ、母子ともに命が危ないと医師に言われた。医師が家内の腹に馬乗りになって腹を押さえ続け、ようやく息子はこの世に出て来て空気を吸い始めた。出産で思い出した。先日バスに乗っていると、生まれて半年ほどの女の子が母親に抱き抱えられて乗って来た。そして筆者がぶら下がっていた吊革のすぐ下の席に座った。赤ちゃんはくりくりとした目で、とてもかわいく、将来どのような美女になるかが予想出来た。がっしりとした体形と顔で、たぶん身長は160台後半に成長し、スポーツが得意になるだろう。その赤ちゃんは、筆者がサングラスをかけていたためか、不思議そうな顔つきで見上げ続ける。それでサングラスの隙間から目を覗かせて何度も微笑みかけた。母親はケータイのメールを打ったり読んだりするのが忙しくて、筆者に様子に気づかない。赤ちゃんが筆者から顔をそらした時、後頭部を見下ろす形になった。中心に渦巻があった。それで思い出したのは、以前に書いたチューリップの茎が枯れるとネジのように捩れることだ。植物はそのように茎をネジのように回転させながら成長するし、また枯れて行く。人間も同じで、そのことが頭の旋毛からわかる。赤ちゃんの出産場面は見たことがないが、ネジのように頭を回転させながら取り出すことを聞いたことがある。それはいいとして、バスで見かけたその赤ちゃんがもうひとりいてびっくりした。筆者はその親子より先に降りたが、その親子より3つほど前の席に、全く同じ顔をした赤ちゃんが60歳くらいの女性に抱かれていた。双子であったのだ。『こんなにかわいい女の子がふたりもいるとは! それにしても双子は不思議なものだ。考え始めると、何となく不気味にもなって来る。』 そんなことを考えた後、ザ・ピーナッツの片割れと結婚した沢田研二のことを思った。彼はたまに奥さんを間違うことがなかったであろうか。目元のほくろが違っていたからそれはなかったであろうが、奥さんと同じ顔をしたもうひとりの女性がいることは、自分ももうひとりいるのではないかと思ってしまいそうだ。昔、月がふたつ浮かんでいればどうなるかと思ったことがある。そうであっても不思議はない。だが、月の満ち欠けで暦を作ることがとても複雑になって、人間は今よりもっとややこしいことを考える生物に進化していたかもしれない。月はひとつで充分であった。今でもややこしい問題が毎日起こる。
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by uuuzen | 2013-05-25 23:52 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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