●嵐山駅前の変化、その263(桜の林、温泉、脇道)
加一方の人口であればよいが、これが正反対であるから、自治会の運営は難しくなる。自治会の上部団体として自治連合会があることは何度も書いた。14の自治会が傘下にある。



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自治会加入世帯数は連合会全域で2000少々で、これは全世帯の6割強だ。京都市内の平均が6割強だが、それより少し多いが、7割には達しておらず、また年々減少している。各自治会は1世帯当たり年間1000円を連合会に納める。このほかに自治会館の修理費用積立金や敬老会などにも支払う。わが自治会は会員から月300円、年3600円を徴収し、この中から1000数百円が自動的に連合会やその関係に支払われるから、自治会の活動はわずかな収入で賄っている。地蔵盆に際しては寄付金がややあって、それでどうにか活動が出来る。また地蔵盆に要する経費は自治会費からは流用せずに別会計としている。収入の大半は総会などの会議に消え、その中には年2回の懇親のための宴会費が含まれ、これが最も大きい。ほとんどその飲み食いのために自治会費が消えているといって過言でない。このことについていろいろと話題はあるが、今日はやめておくことにして、自治連合会と自治会との関係について書く。筆者が会長を担当した初年度、この関係が今ひとつわからなかったが、連合会の活動の基盤は、自治会に所属する人たちが支払う会費から毎年1000円を集めることで成り立っていることを知って、これがいつどのような形で決められたのかいささか疑問が湧いた。1000円は丸い数字で、月に換算すれば100円を割るのでたいした金額ではない。だが、2000世帯以上から集めれば200万円を超える。毎年それだけのお金を集めて何をするか。またその活動が地域に本当に貢献しているか。この貢献は各種委員の活動に全面的に負っている。人が集まって何か事を起こすには費用が必要だ。あまりそうでない活動もあるが、お金があるに越したことはない。各種委員は各自治会で必ず毎年選んで報告するが、これが10名ほどであることは先日書いた。厳密には2年任期の委員もあるが、わが自治会では事情を話してすべて1年任期、つまり1年で新しい人に交代することの了承を得ている。10名は厳密には11名だが、ややこしいことに各種委員の本部役員になると、その人は数に含められない。たとえばわが自治会では長年体育振興委員の本部役員を担当している人がいる。この人は本部のために動くから、わが自治会とはいちおう無関係として、毎年別に2名の体育委員を選ばねばならない。このことについて前会長は不満を述べ、各自治会は2名を選ぶのであって、その1名が本部役員になれば、もう1名でいいではないかという立場を取った。筆者もそう考えるが、長年担当しているその本部役員に話を聞くと、本部役員は自治会に含まれない存在にいわば格上げになるので、自分とは別に2名を選んでほしいと言われた。その言葉にしたがって、筆者は4年間、体育委員として3名を自治会から送り続けた。
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 本部役員は各自治会からひとり送る必要があるかと言えば、そんな決まりはない。本部としては多くの役員がほしいのは言うまでもないが、それはひとつには連合会から毎年予算を請求するのに好つごうでもあるからだろう。各種団体のうち、最も予算を多く連合会からもらっているのはこの体育振興部で、各種団体に振り分けられる全予算の4割弱だ。残りを少年補導、交通安全、防犯などが分けている。この各種団体はどれも必要と言えはするが、同じような活動をしているところがあって、横のつながりに乏しいのはまさに日本の政治と瓜ふたつの状況になっている。この縦割り状態を改めるべきと思うが、本部の部長が長年担当して高齢化していることもあって、なかなか難しいだろう。自治連合会の役員から聞くところによると、各種団体への予算の割り当ては平等にしたいらしい。ところが現実はかなり差があって、体育振興が大きく目立っている。これは本部長らの力関係によるのか、あるいは各部が誕生した経緯も関係しているだろう。それに予算をたくさんもらっても、元来活動すべき内容が乏しいという部もある。それで均一にすることにも異論はある。話が前後するが、体育振興委員は本部所属の者のみに適用する名称で、毎年交代する2名はただの体育委員と呼ぶ。このことを、長年本部役員をしているわが自治会の体育振興委員から聞いた。その呼び方はどうでもいいようだが、微妙に仕事が異なる。体育振興部の最大の行事は秋の体育祭だ。これは各自治会が早朝にテントを持参して張り、そこの下に自治会の人々が集まって体育祭の終了する午後3時まで観戦する。筆者が会長になる以前はわがテントの下は2,3人も集まらない状況が長年続いたという。筆者はこれを改革しようとし、去年は空前の多くの人が集まり、自治会対抗の点取り合戦でもついに最下位を抜けて、14の自治会のうち下から5,6位に上った。どのような秘策で多くの人に集まってもらったか。それは地蔵盆の際に、わが家の裏手に出来た新しい住宅の若い夫婦に盛んに声をかけ、体育祭への参加を求めたからだ。会長は貫禄を示して何もしなくてよいでは全く駄目で、とにかく引っ越し来て間もない若い人たちに愛想よく振舞い、自治会への理解を得ることだ。筆者はこれを4年間かなりやった。
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 体育祭では午後3時から景品が当たる抽選会がある。各世帯に配布されるプログラムを体育祭当日に持参すると、校門を入ったところでくじ引き用の数字を記してもらえる。1等賞は自転車で、以下景品はとても多い。これを購入するのに、体育振興部は連合会からたくさんの予算を獲得する必要がある。それには異論はないだろう。だが、体育祭では自治会対抗の点取り合戦も実施され、その結果が全競技の終了後にわかる。最も多い点数を稼いだ自治会には景品が授与されるが、筆者は会長になってすぐにこの自治会対抗は不公平であると考え、連合会の総会など、事あるごとに訴えて来た。なぜ不公平かと言えば、自治会の区分けによって大幅に自治会員の世帯数に開きがあるからだ。わが自治会はほぼ平均だが、隣りの自治会は100世帯に満たない。一方300を超える自治会もある。当然そういう大世帯の自治会では若者が多く、短距離走ではトップとなる。そして毎年最高点を獲得する。これでは人口の少ない自治会はいくら努力しても無理で、体育祭そのものに白ける。この不公平感をなくすには、自治会対抗をやめ、代わりとなる区分を考えるしかない。あるいは14の自治会の区域を再編してどの自治会もほぼ同じ人口になるようにするかだ。筆者は4年の間に二度、各組の再編を行なった。それと同じように自治会も合併や分割を実施してもいいではないか。ところがそれはかなり大がかりなことで、この数十年で各自治会はそれなりに地元意識が固まり、今さら他の自治会の一部が編入したり、また分割されることを望まない向きがある。それを考えれば、自治会の区域を変えることに手をつけるのではなく、体育祭を変える方が手っ取り早い。ところがそれをするにはまず体育振興委員になって本部に入り込み、地道に意見することだ。そうしてもなお無理があるだろう。というのは体育振興部の本部長は前の自治連合会の会長であり、二代にわたって地元で体育振興委員の活動を続けて来たことで3年前に藍綬褒章をもらっている。つまり、わが自治連合会は伝統的に体育振興委員が強い力を持っている。
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 体育振興委員が携わるのは体育祭だけではない。ソフトボールやテニスなど、毎月のように試合がある。わが自治会ではそれらに参加する者がいないので体育委員はその分楽をしている。わが自治会の体育振興委員は本部から委員になってくれと言われてそれを引き受けているが、当人が何らかの事情でそれをやめれば別人を本部に送る必要があるかと言えば、ない。そうなれば体育委員を2名選ぶだけでよい。つまり、体育振興委員が空席となった場合、それを組長の中から選ぶ必要がない。一方、体育振興部として相変わらずわが自治会から委員をひとり送り続けてほしいであろうから、2名のうちのひとりに声をかけて本部に入ってほしいと言うかもしれない。そうなれば、また別にもうひとり選ぶ必要に迫られるかもしれないが、そのことを懸念して前会長は本部に行くのは本人の勝手であって、自治会としては体育委員として2名指名するだけで充分という立場を取った。ややこしい話だが、それほどに体育振興部が力を持っていることがわかる。2名の体育委員は、体育祭に際して仕事があるだけと言ってよいが、体育祭当日には別に2名競技委員を自治会から送る必要がある。最初の3年、筆者はそのことを知らなかった。体育振興委員が遠慮して言わなかったのだ。競技委員は、体育祭当日だけ、スターターをしたり、景品を配ったりするから、仕事量は多くはない。それでも誰をどのようにして選ぶかとなると苦労する。進んで引き受けてくれる人はまずない。それにわずか2名でも、その2名は選手として競技に出てもらいにくくなり、自治会対抗の点取り合戦には役立たない。世帯の多い自治会ならばいいが、そうでない自治会ではこの2名は痛い。このように体育振興部は多くの人手を自治会に要求する。それほどに大がかりな祭りと言えば言えるが、当日プログラムを持参する人の数はおそらく1000以下であろう。どう見ても500程度ではないか。となれば、自治会費を支払っている世帯の数分の1だ。
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 今日書こうと思っていたことは各種委員の数に関してだ。それが11人であることは前述した。そこには本部詰めの体育振興委員は含まない。当人が辞めれば代わりを補てんするつもりはないから、11名の中に含まずともよい。各種委員は今までは10年、20年といった単位で同じ人が担当して来た。それが規約を作ったことによってすっかり様子が変わり、この調子では来年あたりは全員が毎年交代するかもしれない。規約を作るに当たって、そのような事態があっても困らないように筆者は考えた。それはわが自治会の組数が13で、その中のひとつの組のみ世帯が多いので組長を2名出すことにして、全14人が毎年交代する。この14名は各種委員として必要な11よりう多い。かくて毎年各種委員が交代しても組長のみで補える。ところが、四役も毎年変わるかもしれない。第一、筆者は来年は副会長も辞めるつもりでいる。もちろん会長もだ。となると、別に2名が新たに必要となる。それを見込んでの組長の数のつもりであった。ところが3月末ぎりぎりになって予期せぬ事態が起こった。ある組がそっくり脱会したのだ。そこは古いマンションで、管理人が万年組長を引き受けて来た。そして、住民の顔はほとんど誰も知らない状態で、各種委員を頼みに行くにしても管理人に一任していた。管理人が万年組長となってマンションから10数世帯分の自治会費を徴収することになった経緯は知らない。当人に訊くと、マンションの管理費から自動的に自治会費を回していて、マンション住民は自治会に所属している意識がなく、何らかの役を押しつけられるのは困るといった状態であったらしい。マンションに住むのは地域あるいは隣人との交際を嫌ってのことで、特に自治会には全く関心がない場合が多いとはよく聞く。だが、そのマンションの住民がすべてそうだとは言えない。というのは、3年ほど前、そのマンションに長年住む老夫婦が、自治会に合唱クラブのようなものが出来ないかと筆者に声をかけた。万年組長である管理人は、規約が出来たことで毎年各種委員もしくは四役に当たる可能性が出て、自治会を抜ける決心をした。管理人が万年組長でなければそんなことにはならなかったし、マンションの住民を長年かけて説得すればどうにかなった問題ではなかったか。ともかく、組がひとつ減り、組長の数は13人となった。これでは各種委員全員と四役を毎年交代するという筆者の考えは不可能になる。今のところ、四役のうちの3人は10年やそこらは自薦を続けてくれそうだが、それ以降どうするか。そこまで見定めた規約にしておきたい。今日の写真は去年4月16日の撮影。桜の花が今年より長く持ったことがわかる。
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by uuuzen | 2013-04-16 10:52 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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