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●リフォーム、リリフォーム
し込んだ出で立ちでいたいと思う間はまだ若いのかどうか、筆者の母は85になるが、たまにひとりで大阪に行く時に最新の洋服がないといってこぼすことがある。何歳になっても身だしなみに気を配るのは女性の方が圧倒的だろう。



●リフォーム、リリフォーム_d0053294_1273317.jpg若い時は少々うす汚れた服装でも似合うが、顔に染みが目立ち、髪がゴマ塩状態になって来るとせめてきれいな色の衣服で見栄えよくしなければならない。還暦になると赤の衣服を子どもたちから送られたりするのは、めでたい色ということのほかにそのような派手な服で顔が明るく照るのが若いと感じられるからだろう。筆者は還暦になった時に誰からも赤の服を贈られず、自分でも買わなかったが、普段は黒ばかり着ているので、赤シャツでも着てやろうかと思ったりする。ところが赤は難しく、気に入った色相のものはなかなか出会えない。色に携わる仕事をしているのでよけいに敏感なのだろう。先ほど、白の水性ペンキに混ぜて色目をつける特殊な顔料について調べて、その原色が6つしかないことを知った。原色を混ぜると微妙な中間色を得られるが、その6色のうち、赤は筆者の好むものではなかった。もっとも、濃い原色の状態で使用する人はまずおらず、かなりうすめて使うから、パステル調になってそれなりに誰でも好む色合いになるだろう。話が飛躍する。昔ロンドンの街を歩いている時、同じような形をした家がずらりと並ぶ通りに入った。当てもなく歩いていたのでどこかは記憶にない。連棟ではないが、それ風の家並みで、全体の色合いはうす紫がかった灰色といった感じだ。ロンドンの街はそういう印象がある。どれも同じファサードで、玄関脇に小さな数字のタイルが貼ってある。それで間違わずに済むが、同じ形の家が20軒ほど並ぶのを見るのは整然とはしているものの、あまり感心しなかった。ところがだ。玄関のドアだけはどの家も色が違った。正しく言えば、たいていは黒であった。ところが、真っ青に塗った家と、真っ赤に塗った家があって、どちらか忘れたが、きれいな若い女性がそこから出て来た。その青と赤は、住民のせめてもの個性の表現だろう。そして、その二色はとてもロンドンの街に似合っていた。鮮烈という言葉がふさわしい。その色は日本ではまず見られない色調で、とても深くて落ち着いていた。
 その赤と青はたぶん鉄の扉にペンキを塗ったのだと思う。日本のペンキにそのような滋味ある色があるだろうか。前述の白ペンキに混入する顔料の赤と青は全くの別物で、6色をどう混ぜても似た雰囲気すら得られない。さて、ここ2週間ほど、にわかに隣家をリフォームしようという気になった。2か月ほど前はある業者に簡単に中を見てもらい、いくつか興味深い意見を得た。隣家を自作は筆者が所有する絵画の展示場とするのが夢だが、そのことを自治連合会の親しい人に話すと、軽く笑われた。そんな金儲けにならない無駄をするなということだ。それはそうなのだが、夢というものがある。だが、嵐山住民の文化程度を思えば、画廊もどきの空間を作ってもまず見に来るのは2,3人で、それで話題にもならずに終わりだ。嵐山住民に見せたいとは思っていないので、それもいいのだが、ネットで紹介しても、筆者のこのブログの訪問者数を思えば、嵐山以外の土地からやって来るのは、せいぜい2、30人だろう。それで終わりだ。そのために数百万を費やすのは馬鹿らしい。と、そう意見してくれるわけだ。隣家をリフォームする気になったのは別の理由だ。今はまだ書かないが、初夏までに完成させようと思っている。それもあってとても4月からは自治会長をしていられない。それをどう納得してもらってお役御免となるかどうかだ。リフォームは業者を入れるのは当然だが、一方で自分好みの空間にしたいという強い思いがある。そこで連日連夜、壁クロスや寿楽の壁、フローリングや扉、そのノブ、照明といった物をあれこれ調べ、面白いものを入手しようとしている。フローリングの材木は、昔はとても個人が入手して自分で大工をすることなど無理であったが、ネット時代になって日本中から珍しい木材が安価で入手出来る。今のところは自分でやるつもりはないが、気に入った材木で工事をしてくれるかどうかだ。壁クロスにしても無数に存在するのに、安い業者が使うものはやはり安物だ。まさか使おうとは思っていないが、ウィリアム・モリスのデザインした壁紙が輸入販売されていることも知った。日本のクロスとは違って施工方法が異なるが、サンプル画像を見ているとほしくなる。日本であるから、そのようなデザインは似合わないのはわかっているが、どうせなら徹底してこだわってもいいかという気もする。それで玄関ドアもこの際、わが家を真っ赤、隣家を真っ青にして昔見たロンドンを懐かしんでやろうかとも思うが、さすがこれは家内も近隣住民も非難するだろう。
●リフォーム、リリフォーム_d0053294_128391.jpg

 今日は隣家に置いている本などを3階にまとめる作業に着手した。1階をまず何もない空間にして、それから業者を入れる予定だ。ところが、あまりの物の多さに、息子が手伝ってくれたにもかかわらず、1日では終わらなかった。明日使っても無理だろう。また家内が別の考えを持ち出すなど、どうリフォームすべきかがまだ明確に定まっていない。電気、ガス、水道の各業者をいつ呼ぶかの問題がある。内部をめかすだけなので雨天でも作業出来るのはいいが、3階に収まり切らない物をわが家に一時的に移すとして、そうなればこれを書いている3階の仕事場は足の踏み場もなくなり、床が抜けるかもしれない。隣家の3階に全部の本を収納する棚を床から天井まで全面覆うつもりでいるが、それでも全部は収まらない。不要な本は処分せよと家内はうるさいが、今日は久しぶりに異動させながら、読みたいのにそのままになっている本の多さにうれしいやら悲しいやら。ま、このリフォームの話題は今後シリーズ化するかもしれない。今日の写真は先日京都駅で撮った。最初の京都タワーは、TVの地域ニュースで化粧直し中であることを知った。遠目にはアイスクリームのコーンに見える。いつもとは違った形でいるのも今しばらくのはずで、京都駅に出たのはこの写真を撮りたかったからでもある。2枚目は京都駅ビルの大階段だ。珍しくも「ようこそ京都」の文字が光っている。筆者の知る限り、こういうイルミネーションでこの階段が飾られるのは初めてだ。ところで、KBS京都は毎年この階段を使って下からてっぺんまで駆け上る速度を競わせる大会を開いている。男女4人程度の混成と年齢もさまざまであることが条件で、確かひとりは50歳以上であった。これは50になると、こういう運動能力を競うコンテストに出場するのは無謀という意味が込められている。となれば、筆者はとっくの昔に観戦オンリーの身分になっている。自分ではまだ頑張れるとは思っているのに、実際に走ると無様に転ぶだろう。そのように体力が落ちて行くのが自然で、せめて装いを新たにして若返りを目指すべきか。家も同じで、20年、30年と時を経ると、新しかったものがみな汚れたり流行遅れになる。
by uuuzen | 2013-02-25 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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