●嵐山駅前の変化、その237(ホテル正門、その1)
露されるだろうと予想していた。その機会が去年9月12日にあった。筆者の自治会と隣接する3,4の自治会の住民が招待された。これは住民なら誰でも勝手に当日の決められた時間内はホテル内部を見て回ることが許されたということだ。



とはいえ、各部屋も含めて内部をざっと見るだけで、お茶が出るわけでもなかった。またお金を払って食事したり茶を飲むことも出来なかった。噂を聞きつけて松尾大社近くの自治会からも人がやって来たが、住所と名前は記帳するものの、それだけのことで、来たからには範囲外の住民でも追い払われることはなかった。写真をそこそこ撮って来たので、今日からしばらく順に掲載する。これは予定どおりのことだが、ザッパのアルバムの解説書きに連日多くの時間が取られるのでちょうどよかった。ほかの話題がたくさんたまっているし、また読者が退屈しないように適宜ほかのカテゴリーも挟みたいが、ザッパ漬けの日々の中、頭を切り替える余裕があるかどうか。さて、去年9月12日は午後1時か2時か忘れたが、時間が指定された。最終の時間もそうであったと思う。許されたのは3時間ほどではなかったか。出かける前に少し雨が降ったがすぐに晴れた。筆者は早い目に出かけたが、すでに100人ほど来ていた。もちろん顔見知りが多い。結果的に数百人は訪れたであろう。4つや5つの自治会では住民数は合計千数百人といったところで、その3分の1程度が出かけたのではないか。筆者は今後おそらく宿泊することはないので、この機会を逃せば内部を見ることはない。それでしっかりと見ておくことにし、カメラを持参した。ホテル内部から外を見下ろすのは、ホテルを外から見ていた時の想像とどう違いがあるかを確認するのによい。以前にも書いたように、いつも自分が見つめている場所に行ってそこから自分が見ていた場所を眺めるのは、新鮮であるし、一度はするのがよいが、ほとんど想像どおりであることを確認する。その体で言えば、憧れの場所に行ってもさほどの感動はないことになる。家内はロンドンを歩いたことがなく、先ごろのオリンピックをTVで見ながら筆者があちこちの場所について思い出を言うと、嫉妬から嫌味を何度も言った。そのたびに筆者は「画面で見ているとおりで、行ってもさほど感動はない」と説得するが、「それは行った者の慰め言葉だ」と、かえって反感を買う。やはり一度は行ってみたいし、みなければならない。そして、「やっぱりあまり感動はないね」と思う。何でもそうだ。憧れている間が花だ。
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 金で解決出来るどのようなことでも即座に満たされると、だんだんと人生が退屈に思えて来て、金では買えない何かを求めるだろう。先日のネット・コラムに、中国の金持ち層が思ったほどには幸福感に浸っていないとあった。どこまで本当かはわからないものの、そうであろうことは想像出来る。そして、自分が同じような大金持ちになった姿を少しは想像してみるが、満たされない思いの度合いは今と同じはずで、結局のところ、現状を肯定する。それに世間では定年の年齢であって、今さら野心や金儲けもないだろう。そう思えば人生の何と早く過ぎ去ることかと改めて感じる。話を戻して、ホテルの正面玄関は阪急嵐山駅のただひとつの改札口から出てやや斜め正面、50メートルほど先にある。今までの外観写真からわかるように、正門のすぐ向かって右隣には阪急が経営する貸し自転車の店がある。平屋で瓦葺きのデザインはホテルに馴染むことが意図された。この店からホテルに通じているかとなるとそうはなっておらず、ホテルの敷地の一部を凹型にしてその凹んだ場所に店を設けた。奥行が狭い代わりに間口がかなり広く、長屋門といった雰囲気があって、これがホテルの正門かと勘違いする。ホテルの正門はもっと目立たない。だが、それがかえっていいかもしれない。正門を潜って中に入ると、左があまり高さのない竹の塀で、右には植え込みが目立つ。その間を折れ線のように石畳の細い道が奥へと続いている。都市内部のホテルのように正門前に車が横づけ出来るようにはなっていない。これは駅がすぐ目の前で車を利用する必要がなかったと言えばそうではないだろう。ホテルの駐車場はわずかしかないが、ホテル北側やまた駅前広場のすぐ北には民間の駐車場があって車の利用は全く問題がない。ホテルの敷地が限られていたので、それを最大限に活用するには客用の駐車場はほぼ確保出来なくなったというのが実情だ。ホテルがオープンしてこの1年、駅前を歩くと徒歩でホテルに出入りする客の姿がよく目につく。みな電車を利用して来たようだ。筆者は泊まることはなくても、お客さんがあれば泊まってもらうにはいい。本当はわが家に泊まってもらえばいいが、あまりの物の多さに筆者ら夫婦ですら狭くなっている。畳や襖を新調したいと家内は言い続けているが、そのためには家具を移動させるなど、まとまった時間とエネルギーがいる。そんなことを言いながらもう何年経ったことやらで、家に金をかけないのであれば外国旅行に連れて行けと家内は言う。せっかくの日本有数の観光地に住んでいてもありがたみがなく、休みの日は必ずと言ってよいほどほかの場所に出かける。嵐山に憧れのある人は一度はやってくれば想像どおりで、また大したことはないと納得するだろう。それが人間というものだ。
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by uuuzen | 2012-09-15 22:34 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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