●嵐山駅前の変化、その222(桜の林)
権は無視して、アンケートに答えてくれた全回答数の過半数によって今後自治会内の重要問題が可決されることになった。その重要問題がどの範囲までかは、今後会長を担当する人で思いが違う。



それに、筆者のようにまめに文書を配布する人は稀かもしれず、筆者が会長の間に決めた自治会の規約は、今後長らくそのまま使われるかもしれない。その予想があるだけに、今後の自治会長が困らないように将来を見越した内容とし、またいつでも改変出来る柔軟さを残しておきたい。4年も担当すれば、他の自治会との差や、いかに固定観念のまま、つまり疑問を抱かずに慣習にしたがっているかがわかる。それで、アンケートは年内にもう2回は実施しようと思っているが、あまり回数が増えると煩わしいと思う人が多いはずで、なるべく内容を凝縮して、少ない回数で最大の成果を上げたい。古住民の中でも70歳以上の年配者は、今まで運営して来たことを今後もそのまま続行して当然と考えているふしがある。そのことに対して新住民ないし若手は一切口出し出来ない雰囲気が少なからずある。筆者が最も改めたいのはその古住民の意識だ。かといって新住民は地域のつながりなどあまり必要ないと思っており、今後多数決で何事も決めるとなると、勢いあれもこれも取りやめという事態になりかねない。そこをどう調節しながら、古住民も新住民も納得出来る自治会にして行くかが問題だ。その最初の大きな実験がこのたびのアンケートだ。たとえばその第1回目にはこんな意見が寄せられた。匿名なので誰かわからないものの、礼儀正しい文章で、知的な若い女性を思わせる。それはいいとして、その文書の中に、思い切って地蔵盆をやめればどうかとあった。地蔵盆は京都や滋賀でのみ見られる行事で、わが自治連合会内の14の自治会すべてが8月中旬から下旬にかけて行なう。そのため、わが自治会のみ実施しないことは好ましくない。楽しみにしている若い夫婦や孫を持つ高齢者は多い。隣の自治会では去年子どもがついにゼロになったが、地蔵盆を廃止せずに自治会内の大人が楽しむ行事とした。もちろんわが自治会でも地蔵盆は2日にわたり、子どもを遊ばせると同時に大人も楽しむ。そのため、子どもの有無にかかわらず、自治会内の親睦を高めるにはまたとない機会であって、いくら大人たちが地蔵盆の準備に労力を費やすからといっても、今後もなくすことは出来ないし、また筆者はなくしたくないと思っている。ただし、形は変わる可能性は大いにある。それは古老からの話からもわかる。わが自治会では、昔はもっと規模が大きく、櫓を組んで盆踊りまでしていた。それが少しずつ縮小して今に至っているが、現在の規模でさえも新参者には大いなる手間に見え、そのためにいっそのこと廃止すればという意見も出て来る。
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 こうした意見がどれほど多いのか少ないのか、一度アンケートを取ることも一考だ。ところが、「やめた方がいい」が過半数を占めることになるかもしれない。そうなれば筆者は古住民から恨まれる。それに対し、民主主義の多数決が優先するとドライに返答出来るだろうか。ここは「やめた方がいい」と思っている人を懐柔することが筆者の役目かもしれない。その態度を「やめた方がいい」派は偏向していると非難するかもしれないが、そうではない。地蔵盆の内容は古住民の考えがそのまま通っている部分が少なからずある。その不透明さというか、一種の頑迷さをもう少し他者の意見に耳を貸すように仕向け、一方では「やめた方がいい」派に地蔵盆の意義を認めてもらって、自治会内の親睦を高める契機としてもっと何かを立案してもらいたい。その第一歩のアンケートを次回かその次に行ないたいが、これはまだ誰にも言っていない。こうして書いていることを自治会の人が見る可能性に関しては、筆者は半ばは好ましくないと思いながら、もう半分は筆者の勝手という開き直りだ。ともかく、「やめた方がいい」は、それはそれで住民の意思であり、即座に却下するのはまずい。かといってそれを議案として取り上げ、やめるかやめないかのアンケートを取るのは時期尚早だ。「やめた方がいい」には理由がある。会長の仕事があまりに多いことや、また地蔵盆の準備が大変であるからだ。ならばそれらの問題を解決する方が先決だ。会長の仕事を他者に多少分担させ、地蔵盆の準備は不要なものは廃止して行けばよい。ところが、前者は比較的スムーズに解決しそうでも、後者は古住民の意識を変える必要があって、反対が起こるだろう。だが、筆者が会長を務めている間にどうにかしなければ、今後の会長は問題を先送りするだろう。自治会の規約を初めて作るという今回は、いわば何もかも一新する絶好の機会だ。どうせ陰で「今の会長は強引に物事を運んだり決めたりする」と非難を浴びるのであれば、かねがねおかしいと思っていたことをこの際全部改革すればよい。そういう気持ちでありながら、前述のように度重なるアンケートでは誰しも鬱陶しい。それに年内か来年1月末までには規約を完成させ、次期会長を選出する必要上、そう何度もアンケート実施は出来ない。期限を決めても必ず1週間や2週間待たねば全町から回答が集まらない。それほどの意識の低さで、3割いる棄権者は規約が発効されると、自治会を脱退する可能性がなきにしもあらずだ。古住民から筆者は規約を作ってくれと言われてそれを今実行している。同じ古住民は、筆者が考えている『誰しも会長に選らばれる可能性がある』という案には反対で、その理由が「そんなことをすればみんな自治会をやめてしまう」だ。ではどうすればいいか。その答えが古住民にはない。あってもそれは不可能だ。であるから規約を作ろうということではなかったのか。
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 歴史のある自治会であるから、規約がないことを他の自治会から訝られても、「こっちはこっちのやり方があるので、放っておいてくれ」と啖呵を切ることが出来た。それは古住民ばかりの時代の話だ。ここ数年に大きなマンションや新築住宅が出来たとなると、そうした人々が居心地のいい自治会の環境を作るのが古住民の役目ではないか。それが京都独特の閉鎖主義からよそ者扱いでは、いずれ自治会は破綻し、地蔵盆などやめてしまえの声が圧倒する。京都の閉鎖は日本のそれと相似で、現在のネット右翼もそんな土壌から出ているのではないか。自前の国だけで何でも出来ればそれに越したことはない。だが、食糧ひとつとっても日本は大きく輸入に頼らねばならない。四方が海に囲まれていることは、他国からさまざまなものが入って来てあたりまえであることを示している。日本列島を万里の長城のような塀でどう囲むというのか。ならばそこそこ何でも入って来ることを認めた方が得だ。それが日本の大きな特徴であり、現在の日本は海を隔てたところから人や物が集まって出来た。日本の津々浦々に恵比寿が祀られるのは、海の向こうから宝物がやって来るという思いの反映だ。それが今は閉鎖主義が年々幅を利かしている。いずれ日本は何も歴史から学ばないと諸外国からは嘲笑されるかもしれない。不況の時代にナチが勢力を広げ、ドイツ国民の絶大な支持を得た。その結果がユダヤの大虐殺であったが、日本が同じような道をたどらないと言い切れるか。今の義務教育でいじめ問題の深刻化は、案外国民のいらいら感を象徴しているように感じる。その弱者排斥の思いを煽動家の政治家が利用しなければいいが。話を戻して、自治会の規約が出来たからといって、何もかもそれに則ってドライに事を運ぶという考えはない。法律と同じで、それがあることによる弊害がある。出来れば法律などないに越したことはない。自治会という小さな集団ではなおさらだ。とはいえ、それでは立ち行かなくなっていることは確かであり、誰かが声を上げてこれからの時代に備えねばならない。その根回し的な作業に3年かかった。そして本年度限りで会長を退きたいと考えているが、アンケートの結果、うまく規約が完成し、そのとおりに動くかどうかだ。来年2月末には新しい四役を選ぶ計画でいる。その機会を逃すともう1年筆者が担当という羽目になる。
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by uuuzen | 2012-08-11 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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