●嵐山駅前の変化、その221(桜の林)
別がわかっているので、樹齢70年ほどと言う桜の木々の姿を去年8月9日に写真に収めたが、葉が生い茂って情緒がない。桜はピンクの花が見えてこそ桜だ。



それはともかく、昨日に続けて今日も阪急の土地に植わる桜の木の写真を載せる。昨日と今日で7枚を載せる予定であったのが、昨夜変更し、3日に分けることにした。長文を書く時間がないからだ。その理由は今日、明日、明後日の3日間、調べもののため、勤め人のように朝9時の電車に乗って池田まで行き、閉館5時まで詰める必要があるからで、今日はその1日目が終わった。図書室では飲食は出来ない。隣に建つ逸翁美術館にはレストランがあるとのことだが、食べている時間がもったいない。何しろ1900冊に目を通さねばならず、これを2日間でと思ったのが、昼食時間を削って休みなしでも3日間かかることがわかった。1冊1分で全頁を確認するとして1900分だ。これは32時間で、3日で割ると約10時間。開館が10時、閉館5時であるから、休みなしでも7時間しか使えない。つまり1冊1分を費やすことは出来ない。筆者の一心不乱に本に目を落とす様子をそばで見ていると鬼気迫っているのではないか。しかもそれが7時間ぶっ続けだ。途中でトイレに立つのは1回で水も飲まない。それにメモを取り続け、何度もコピー機まで往復せねばならない。その1日目が今日終わった。目を通した冊数がちょうど3分の1ほどであった。話題を変える。昨日、今日、明日と載せる、ちょうど1年前に撮影した桜の老木は、筆者にはどの場所に立ち、どの角度から撮ったものかはわかるが、桜以外に写るものが少なく、地元の人でもわかりにくいだろう。この林は中間に人が歩くために道となった部分がある。そうそう、それを示すのがこのカテゴリーを始めた当初の投稿「嵐山駅前の変化、その2(桜の林)」だ。そこに航空写真を載せ、黄色の文字で「桜の林」と記した。「の」の字はちょうど林を二分する地道上にある。その道を挟んで左右の区画に桜が点在する。昨日書いた温泉が出来るのは西側すなわち渡月橋に近い桂川上流の区画で、そこに植わる老木を全部撮影した。このうち半数近くが伐採される。いや、これを書く現在そうなっている。根本からごっそり除去しないことには建物が建たない。地元住民はそれなりに反対したが、阪急の土地であり、しかも法律を守って建てるのであるから、どうあがいても計画どおりに建築は進む。その説明会が今年の5月に近くの喫茶店らんざんで実施された。その前に最後の桜を楽しみ、その写真を撮った。それは来年にはこのカテゴリーに載せることが出来るだろう。つまり、昨日、今日、明日に載せる姿からすれば今年の春が最後の開花となった。
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 温泉は駅前ホテルと同じ業者が経営する。どういう営業形態になるかはまだわからない。正確に言えば地元には知らされていない。地元住民やぶらりと嵐山にやって来た人が気軽に入湯出来ればよいが、何しろ1日フルに回転しても800名が限度らしい。嵐山にやって来る観光客は桜の季節は1日50万人だ。その1000人にひとりかふたりが入れる計算だ。50時間待ちですと言われたりして。この漫画的状況は笑うしかない。あちこちから聞こえて来る話によれば、ホテルよりもこの温泉が目的であったらしい。いきなり桜の老木を切り倒して温泉を造るとなると地元住民の反対が大きいであろうから、まずホテルを建てたという按配だ。そのホテルはこのカテゴリーで長らく建築されて行く様子の写真を載せた。それが、周囲を取り囲んでいた塀が除かれ、外観はすっかり完成した。ならばこのカテゴリーはもう終わりかと言えば、今度は温泉が出来る。駅前広場の改装、ホテル建設、そして温泉といったように開発が進み、しかもまだそれで終わる様子ではなさそうだ。わが自治会内がどんどん変化して行く。いずれ住宅がデヴェロッパーによって買い占められ、自治会の成立が困難になるかもしれない。それは大いにあり得る。市の都市計画によれば、わが自治会のど真ん中に大きな新しい道路がいずれ出来るる。おそらくまだ数十年先で筆者は生きていないが、とにかく自治会がぶった切られるような形になる。桜の林の西半分を温泉施設にするのは、聞くところによれば東半分と違って都市計画法の網が異なっているからだ。東は開発が許可されないらしい。そのため、桜の老木は全体として半分は残る。それはいいのだが、ここ数年で無残な姿にすっかり刈り取られたり、また姿を消した木が何本もある。筆者が引っ越して来た頃と比べると、森が林になったほどの明るさだ。それでもないよりましで、初めて訪れる人は緑の多さに気分がよいだろう。この東西に分かれる桜の林は、前述の航空写真からよくわかるように、双方とも去年まで阪急は駐車場に使用した。かつてこのカテゴリーで写真を載せたように、どの木も無粋な看板が打ちつけられ、花見シーズンに観光客がバーベキュー出来ないように締め出していた。どうせ温泉を建てるので、車をどんどん入れ、桜の根本の土を圧迫させて早く枯らさせようとの魂胆であったのだろう。おまけに駐車場代も懐に入る。
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 その駐車場扱いが1年少々前にすっかり変わり、桜の幹からは『ここは駐車場ですので無断使用しないでください』という看板が一斉に姿を消した。その理由を詮索すると思い当たることがあるが、ここでは書かない。書いてもいいが、話がとても長くなり、公にするとまずいことがありそうな気もする。ひとつだけ書いておくと、自治会長の筆者としては胸糞悪いことがあって、大人に事情がいろいろと見えて来ることだ。話を戻して、桜の林の東半分が都市計画法によって建物が建てられないのであれば、今までどおり駐車場にすればいいではないか。それをやめたのは、桜の林の面積が温泉が出来ることで半分になり、阪急はそれではあまりにさびしいと思ったのか。あるいは地元の反対意見を鎮める意図があったのだろう。遊ばせている土地をどうにかして利潤を生むようにしたいと考えるのもわかる。これも聞くところによれば、阪急は東京の百貨店進出が失敗し、大きな負債を抱えて今は経営が大変らしい。それで嵐山に所有する土地に目を向け、それを半世紀契約で業者に貸し、地代を得るという考えだ。ホテルも温泉も今後50年はそのままある。それが仮に閉鎖となって新たに何かが建つとして、その時にはもう筆者はいない。この未曾有の嵐山の変貌の時期に筆者が自治会長を担当し、そうした建設にまつわる会合にも顔を出しているから、時間が取られるのは今までの自治会長の比ではない。それもいいとして、ホテルや温泉が出来るのは、地元住民が歓迎するかと言えば、ほとんどどうでもいい話だ。自分たちには関係がないと思っている人が大半だろう。だが、わが自治会内にある有名旅館などは、商売に影響するから人ごとではない。開発業者が一番問題にしたのはそれだろう。普通の地元住民の意見など怖くない。市が義務づけている説明会を開けばそれで終わりだ。ただし同業者はそうは行かない。その話合いは筆者らが知らない間に実施されたはずで、結局あれほど桜の林をなくすことに反対し、自治連合会挙げて4000名を集めた署名を市役所は府庁に持って行ったことが、どう効果があったのかなかったのかわからないまま、温泉はすんなりと出来ることが決まった。そして昨日、今日、明日と載せる桜の木は半分がもう消えた。そのため、葉ばかりぼうぼうのきれいでない写真もそれなりに意味があろう。筆者が撮影した位置はすべて温泉の建物が出来る範囲内に属する。あえてそうした地点を選らんだ。永遠に同じ場所で同じような写真は撮影出来ない。桜の遺影といったところだ。ま、樹齢70年ほどというから、もう寿命でもあったか。「嵐山駅前の変化、その2(桜の林)」に載せた最初の写真は、桜の林の東端から西を向いて撮っている。来年これと同じ角度で撮影すると、遠くに高さ9メートルの切り妻屋根が見えている。
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by uuuzen | 2012-08-10 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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