●TWITTERを始めて1年2か月
消された顔について昨日は書くのを忘れていた。もう故人になったが、ザッパとマザーズのデビュー以来のマネージャーであったハーブ・コーエンは、1975年にザッパの金を無断で使ったとの理由でザッパが激怒し、マネージャーを辞めさせられた。あるいは辞めた。



裏方であるから顔写真はザッパのアルバム・ジャケットには載らなかったが、ザッパが設立したビザー・レーベル時代にLPの中袋にザッパと並んで顔が印刷されるなど、ファンはその顔をよく知っていた。その中袋は日本の紙ジャケ・シリーズ以外ではCDでは再現されなかった。ところが、このたびのUniversal Recordsから再発となったCDには用いられている。『HOT RATS』しか確認していないが、ビザー・レーベル下で出たアルバムの全部に同じ写真が使用されているように想像する。面白いことに、その写真は紙ジャケCDとは違って、ハーブ・コーエンの顔は黒く塗りつぶされている。これはザッパの思いを汲んでゲイルが指示したのであろう。コーエンやワーナー・ブラザーズとの長年の訴訟の泥沼を味わったザッパにすれば、かつての相棒が敵となった痕跡をすべて消し去りたかったのだろう。ユニヴァーサル盤のブックレットに初めて印刷されるそのLP中袋写真からコーエンの顔が抹消されていることに、ザッパ・ファミリーの徹底した思いを見て、その執念深さにたじろぐ。コーエンはザッパのマネージャーを辞めた後、ジョージ・デュークに鞍替えした。そしてドゥイージルが今やデュークをステージに迎えて演奏するのであるから、コーエンへの恨みも忘れていいように思うが、デュークとコーエンとは別ということなのだろう。コーエンの金銭に対する勝手な行動をユダヤ人全般のがめつさと思い込み、その後ザッパは「ユダヤ人のためには働くな」といった歌詞を書いて自ら歌ったほどだ。そうしたザッパの憤りに対してコーエンがどう思っていたかはわからない。和解しないままに世を去ったザッパをコーエンはどう思っていたことだろう。コーエンがいなくてもマザーズが有名になったであろうか。ビートルズも最初のマネージャーはユダヤ人であった。才能を売り出す、つまり商売に乗せるためにはそれなりの戦略が欠かせない。ザッパは音楽に没入し、それを売り出すのはコーエンの仕事で、この両輪がうまく作動した結果が今回発売された12枚のアルバムであった。コーエンがザッパの金を勝手に使い込んだことが両者が袂を分かった原因と思われているが、ザッパにすればもはやコーエンがいてもいなくても同じで、それほど有名になり、また自分の音楽をどうすればよいか、またどうすればよく売れるかを充分にわかったと思えたのではないか。簡単に言えば邪魔者とみなした。演奏メンバーを次々と変えたザッパであるから、存在価値のない人間をそのように考えたことは大いにあり得る。となればザッパがユダヤ人並みに金には渋かったことになりそうだが、これは無駄遣いをしないと捉えればよい。
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 さて、今日でTWITTERを始めて1年2か月経つ。この2か月は毎日投稿するのが面倒で、身が入らなかった。そのため、抹消してもいいかと思わないでもない投稿が混じる。これはネタが見つからなかったのではない。この2か月ほどは、以前よりも鳥に注目している。またその姿を見るのが楽しい。外出すると自然と鳥の姿が目に入り、またその鳴き声に注目している。ここからもっと進めば野鳥観察となるが、筆者は街中を歩くのが好きで、野鳥を見るために山に登ったりする気力はない。それはともかく、外出時には見かけた鳥の様子を記憶することが習慣になった。そのちょっとした場面から話を紡いで投稿する。これは、TWITTERの画面を開き、投稿すると決めてから考えてからであって、2日分をまとめて書く。以前のようにもっと架空に鳥を登場させるなど、創作的な内容にしようと思わないでもないが、日々見かける鳥に語りかけるよう書いてもそれなりに面白いと自惚れている。ただし、出演する鳥が雀や烏、鳩といったあまりに卑近なものばかりで、華麗さに欠けるが、それは全く筆者の人生そのものであるから嘘はない。次の2か月でまた内容がどう変わるか変わらないのか、自分でも楽しみだ。

●6月6日
「ウグイスさん、最近よく鳴き声を聞くけどもっと近くに来てよ。」「ちわゆねが近くに来ればいいケキョ。」「それもそうだ。」「ちわゆねは鳥に説教したり、偉そうにし過ぎケキョ。」「そうかな。仲よくなりたいだけだよ。」「それほど思ってないくせにケキョー。」
●6月7日
「ツバメさん、川の流れに逆らって水面を滑走して体を濡らすのは水浴びのつもり?」「燕尾服はいつもきれいにしておきたいからね。」「それにしてもあまりに素早いから体が痛くない?」「そうでなければ汚れは落ちない。」「それにゆっくり飛ぶのは苦手だね。」
●6月8日
「雀さん、雨が強いのに地面をピョンピョンと跳ねて寒くない?」「これくらいの雨をいやがるなら生きて行けないピー。」「それにたまには体を洗うのもいいしね。」「自然に沿って生きて行くように出来ているチー。」「不自然を喜ぶのはニンゲンだけだね。」
●6月9日
「鷺さーん、グライダーみたいにどこへ行くの?」「水田だギー。蛙の合唱が聞こて餌に困らないギー。」「でも田畑にはどんどん家が建つ。」「完全にはなくならないギー。」「減少すれば鷺さんも減るね。」「おれおれ詐欺の世の中、そんな心配したことないギー。」
●6月10日
「セグロセキレイさん、色違いの雌に口移しの餌やりとは仲がいいね。」「雌ではなくて、甘えん坊の子どもだよ。」「そんなに大きな体なのにまだ養っているの?」「つきっきりで社会勉強させてこそ一鳥前になるんだ。」「親の愛情を全身で受けるからね。」
●6月11日
「ツバメさん、雨でも大忙しだね。」「ますます大変になるよ。」「雛がみんな大きくなったから?」「親と変わらない体つきだから。」「それでも雁首並べて巣で待ってると思うと、忙しいのも嬉しいのでは?」「雁首? 燕首だよ。」「ツバメ返しは相変わらずだ。」
●6月12日
「ねー、ちわゆね。元気なさそうだピー。」「雀さんが活発だからそう見えるんだよ。」「ちわゆねは長年生きて来たポンコツだチー。」「いつも元気な雀さんを見て嬉しいよ。」「情けないこと言わないのピー。」「そうだね。情けある『いじめ爺』になってやろ。」
●6月13日
「ねー、ちわゆね。石を投げる子を叱ってよピー。」「雀さんと遊びたいんだよ。」「危険はいやだチー。」「雀さんの糞爆弾は雀の涙程度だしね。石を投げ返したら?」「いじわるちわゆね! 武器を持たない雀を侮るなピー!」「その鋭い鳴き声で子どもは驚くよ。」
●6月14日
「ねー、ちわゆね!」「雀さん、ベランダにやって来て、えらく親しげだね。」「天気がよくて気分いいピー。」「全く、梅雨の晴れ間は元気が出るよ。」「ちわゆねが元気でないとからかう気になれないチー。」「お互いさま。凡雀、もっと近う寄れ。」「やだピー!」
●6月15日
「鷺さん、3羽も集まってワルツを踊る気分?」「優しい人が買って来た小魚をくれるんだギー。」「死んだ魚でも食べるの?」「背に腹は代えられんギー。」「ただの欲張りのくせに。」「優しい人を悲しませては哀れだからギー。」「鷺さんはやっぱり詐欺だね。」
●6月17日
「♪ツバメのすいへいさん、……。」「懲りずに言ってる。」「♪並んだ垂直にー……。ツバメさんは水平に飛ぶのに電線に留まる時は垂直だね。」「あたりまえじゃん。」「「じゃん」は雀さんだから、「えん」がいいよ。」「あたりまえん?」「そうそう、そうじゃん。」
●6月18日
「ツバメさん、目にも止まらぬツバメ返しで飛ぶのに仲間とぶつからないね。」「あたりまえん。」「「当たりまへん」だろう?」「ツバメをおちょくると目に唾を入れるよ。」「ちわゆねをおちょくるとツイツイ鳥に悪い噂を流すよ。」「もう流しているくせに。」
●6月19日
「雀さん、吹き飛ばされるよ。鳳さんがまとまってやって来ているのに。」「トンビさんみたいに空高く飛ばないから大丈ピー。」「鳳さんを侮ったら恐いよ。」「鳥の神様だから鳥の味方だチー。」「安心していいの?」「大丈ピー。信じる鳥こそ救われるチー。」
●6月20日
「トンビさーーーん、そんなに高く舞い上がって地面が見えるのー?」「ここまでは烏軍団も来ないからー。」「恐がりー?」「あいつらはしつこいからー。それにここは気持ちいいー。」「凧みたいー。」「誰にも操られないよー。」「糸はなけれど意図ありだねー。」
●6月21日
「ちわゆね、何を見上げてる?」「耳慣れないきれいな声だからね。」「山からたまに下りて来るよ。」「見たことないね。」「ちわゆねは無知だから。」「珍しい野鳥の名前は知りたいけど、姿をじっくり見る機会がないよ。」「無知のままで満足しているのが無知だよ。」
●6月22日
「セキレイさん。背は黒いけど腹は黄色だね。」「キセキレイだから。」「セグロさんより高貴な感じだね。」「珍しいから。」「そればかりとは限らないよ。」「では本当に高貴なんだ。」「訂正するよ。珍しいからだよ。」「そればかりとは限らない。高貴なんだ。」
●6月23日
「トンビさーん、河原にたくさんのニンゲンがキャンプしているのが珍しい?」「匂いが舞い上がって来るから気になるんだ。」「たまにはおこぼれもある?」「それはないけど、隙を見つけて急降下で食べ物を奪うよ。」「乱暴だね。」「生存とはそのようなもんだ。」
●6月24日
「雀さん、裏庭でとても騒々しいね。」「梅雨の晴れ間で気分もいいからピー。」「めったにない騒ぎで、烏さんたちに追われているのかと思うよ。」「楽しい雰囲気がわからないチー?」「わかるよ。仲間と葉陰でかくれんぼだね。」「ちわゆねにも見えないピー。」
●6月25日
「ねー、ちわゆね。ニンゲンはなぜ流行を作るピー?」「勝手に生まれるよ。」「それなら自然と同じチー?」「そうだね。」「ということは雀と同じピー?」「長い時間で見れば雀さんもニンゲンも流行で、いつか消えるよ。」「流行が格好いいのは消えるからだチー。」
●6月26日
「ねー、ちわゆね。お互い格好いい者同士、対話も格好よくなければいけないピー。」「雀さんはピーとかチーと言うだけで、声も悪いし、格好よくないよ。」「ちわゆねも言葉が貧しいチー!」「雀さんに合わせているんだよ。」「それ、慈悲? 侮辱?」「どっちも。」
●6月27日
「ちわゆね、まあいいよ、どうせこっちも慈悲深くも侮辱の態度で接するからピー。」「いつもそうしているのに、今さら。」「ちわゆねは何もくれない自惚れの偽善屋だチー。」「ウルトラの慈善屋でないのは当たってる。」「心地よいことには代価を支払うべしだピー!」
●6月28日
「セグロセキレイさん、前を誘導して飛んでくれるね。」「こっちはちわゆねに無関心なのに、ちわゆねは感心するほどの自意識だね。」「夢があっていいじゃん。」「勝手にどうぞ。しらんぷりぷり。」「その素気ないのがまたいいよ。」「すっとこストーカーだね。」
●6月29日
「ツバメさん、びっくりさせないでよ。」「ちわゆねが行く手を邪魔するからだよ。」「それにしても身を翻すのが素早いね。」「ツバメ返しの刀さばきでも捕えられないよ。」「思う速度と行動が一致してうらやましいね。」「ちわゆねも部屋の中で考えずに走れば?」
●6月30日
「雀さん、そんな高いところで鳴かずに地面に降りてくれば?」「ちわゆねの説教なんか聞きたくないピー。」「もっと近くで話したいだけだよ。」「ニンゲンは信用ならんチー。」「よほど懲らしめられたんだ。」「舌を切られたり、酷い歴史があるからピー。」
●7月1日
「雀さん、鳩さんとは仲がいいね。」「本当は餌を巡って敵だピー。」「お互い接近しながら攻撃しないよね。」「どっちも温和だチー。」「猛禽に比べればね。」「猛禽は都会にはいないピー。ペット・ショップ以外はチー。」「雀さんはペットになれない。」「なりたくないピー。」
●7月2日
「雀さんはとっくにペットだよ。」「ちわゆねのと言いたいピー?」「わかりいいね。」「ちわゆねがぼくらのペットだチー。」「からかいたいのはお互いだね。」「似たもの同士ではないピー。」「こっちこそ、似るのはごめん。」「狭い行動範囲だけ似ているチー。」
●7月3日
「鳩さん、ニンゲンがじっとしていると近寄るね。」「餌をくれるかもしれないクー。」「石を投げられるかも。」「危険を冒して近寄る姿にそんな気を起こすのは少ないクー。」「それにニンゲンより敏捷だからね。」「何ももらえなくても駄目元だクー。」
●7月4日
「ねー、ちわゆね。雨がよく降ってLINAさんが見えないピー。」「見えなくても見えている。」「心の中でチー?」「厚い雲の向こうで微笑んでいる。」「やっぱり見たいだろピー?」「何でも思いどおりにはならない。」「達観してるピー。」「鳥さんたちと同じ。」
●7月5日
「烏さん、三三五五となって一斉に山にお帰りだね。」「もっと暗くなってお互いの姿が見えなくなる前に安全快適な棲家に帰らないとカー。」「早起きして朝のごみ漁りだからね。」「ずぼらな人間に警告だカー。」「泥棒にも三分の理?」「早起きは三分の得だカー。」
●7月6日
「トンビさん? ビルの高い壁にへばりついてる。」「ここならニンゲンの手は届かない。」「巣が嫌われるの?」「見られるのがいやだ。いたずらもされる。」「ツバメさんの頻繁な巣の出入りは客が多く来ると思われているけれどね。」「ニンゲンの縁起かつぎは馬鹿らしい。」
●7月7日
「ムクドリさん、みんなで前を横切って飛び去るから驚いたよ。」「ちわゆねはこの公園は初めてだね。」「気まぐれ散歩の遠出。」「ニンゲンがあまりやって来ないからここはぼくらの遊び場なんだ。」「邪魔して悪かった?」「驚いたのはぼくらも同じだよ。」
●7月8日
「鷺さーーん。こんな大通りの上空をどこへ行くの?」「神社だギー。全く緑が少なくなったから寝床に困るギー。」「神社は永遠だからいいね。」「神社も土地を切り売りの世知辛い世だギー。」「仲間が減る一方?」「いずれは絶滅危惧種の仲間入りだギー。」
●7月9日
「雀さん、鳩さんと一緒におねだり組だね。」「違うピー! さびしいニンゲンに付き合ってやっているんだチー。」「さびしさとやさしさは関係が深いかもね。」「となると、やさしいぼくらはさびしいのかピー?」「存在するものすべてはさびしく哀れなり。」
●7月10日
「ねー、ちわゆね。雨がじゃんじゃん降ってお互い運動不足だチー?」「傘を差せばいいじゃん。」「着た切り雀(じゃん)じゃんピー。」「傘がなくても平気ってこと。」「自然児だピー。」「ニンゲンもそうありたいけど。」「嘘ばっかりの贋チェスコだチー。」
●7月11日
「雀さんかな。合歓木にやって来てよく鳴くね。」「ちわゆねは鳥の鳴き声に詳しくないからね。」「雀さんじゃないの?」「姿を見ても名前がわからないだろう?」「雀さんはわかるよ。」「葉が邪魔して見えないね。」「雀さんではないんだ。」「未知鳥でいいよ。」
●7月12日
「未知鳥さん、雀みたいで紛らわしいよ。」「無知わゆねだからね。」「言葉が悪い。」「お互いさま。」「そんなことを言うのは雀さんだ。」「姿を確認せずに決めていいの?」「葉が邪魔して見えない。」「脅せば飛び立つよ。」「いいや、ここで声を聴いているよ。」
●7月13日
「未知鳥さんかと思ったら雀さんだったよ。」「無知わゆねだからピー。」「雀さんもたまには耳慣れない声を出すんだ。」「ちわゆねがそれだけ無知ってことチー。」「否定しないよ。」「聞き分けがいいピー。」「本当の無知を証明するのはいやだからね。」
●7月14日
「未知鳥さん。合歓木できれいに鳴いてくれて嬉しいね。」「雀さんとは一味違うピピー。」「姿もそう?」「ちもろん。」「森の福老さんみたいな返事だね。」「猛禽とは違うピピー。」「かわいい声だからね。」「でも虫にとっては無視出来ない猛禽だピピー。」
●7月15日
「ツバメさん。そんな狭い巣の中で4羽も固まって苦しくない?」「巣立ちはしたけれどしばらくはここに住むよ。」「巣を作ったら?」「そんな無駄は損だ。」「大変なことは誰でも億劫だからね。」「あまっているのに家を建て続けるニンゲンは頭が悪いよ。」
●7月16日
「ツバメさんも鳴くんだね。」「今頃気づくちわゆねはやっぱり馬鹿だ。」「電線に並んで気持ちよさそうだね。」「狭い巣とは違うよ。」「過ごしやすい土地へ早く行ったら?」「ちわゆねの知らない間に行くよ。」「巣が空っぽになればさびしいな。」「また来年。」
●7月17日
「ムクドリさん。この頃ニンゲンに嫌われているみたいだね。」「真っ黒で大きな烏さんと一緒にしてくれては困るな。」「ずんぐりむっくりの体は不細工だし、烏さんと同じで群れて鳴くのがうるさいからだよ。」「ニンゲンのせいで生きる場所が減ったんだ!」
●7月18日
「鴨さん。びっくりするよ。増水した小川を舟のようにぷかぷか下って行くんだから。」「涼しいし、筋肉を使わずに楽だガー。」「200メートル先の段差に落ちて怪我するよ。」「そんな危険も面白いガー。」「だから鴨にされるんだよ。」「かもうもんかガー。」
●7月19日
「雀さん。慌てて用水路に落ちそうだね。」「ちわゆねが自転車で迫って来たからピー。」「轢かれると思った?」「鳩さんみたいなドジはしないチー。」「それでももう少しで水にドボンだ。」「羽があるのを知らないのかピー?」「地味でドジな扇風機みたいな。」
●7月20日
「ムクドリさん。また会ったね。」「このあたりはぼくらの縄張りだ。」「烏さんや鳩さんもいるだろう?」「雀さんもいるけど、住み分けているよ。」「仲がいい?」「でもないけど仕方ない。」「ニンゲンも同じだよ。」「呉越同舟。」「鳥類ともそうだといいけど。」
●7月21日
「鳩さん。びっくりさせないでよ。」「ちわゆねの後ろ姿を見つけたから、行く手に舞い降りたクー。」「餌になるものは持ってないよ。」「ちわゆねはいつもしみったれてるクー。」「鳩さんに餌をやると糞だらけにしてくれるからね。」「植物には栄養だクー。」
●7月22日
「鷺さーーん。大通りの上をよく飛ぶねー。」「神社に戻るギー。水のあるところが少なくなったから食べ物に困るギー。」「今は鮎の食べ放題だろう?」「何匹でも鵜呑みする鵜さんがいるギー。」「口の大きい鳥は欲深い?」「どんな特徴も一長一短だギー。」
●7月23日
「ねー、ちわゆね。こんなに暑くては日陰がいいピー。」「珍しくベランダに来たね。距離は1メートルだ。」「網戸を開けたら逃げるチー。」「わかってるよ。」「鳴き声もいいし、姿もいいだろうピー?」「ま、今日は近くに来てくれたので大目に見るよ。」
●7月24日
「セグロセキレイさん。庭に舞い降りて大丈夫?」「ちわゆねの汚い庭とは違うから。」「悪かったね。」「悪かったよ。」「でも虫だらけだよ。」「汚い虫は食べない。」「悪かったね。」「悪かったよ。」「たまにはこそっと来ているだろう?」「悪いとこには行かない。」
●7月25日
「セグロセキレイさん。ハラシロセキレイとは呼ばれないね。」「ちわゆね、あのね。魚さんも腹は白いと決まっているの。ニンゲンだけだよ。腹黒いのがいるのは。」「カラスさんは腹も黒いよ。」「腹の中は違うよ。」「鳥の肩を持つね。」「ニンゲンよりかはね。」
●7月26日
「カラスさん。大きな羽根が1本落ちていたよ。」「あんまり暑いから脱いだカー。」「嘘ばっかり。夏の間に丸裸になってしまうよ。」「丸裸になってもニンゲンには食べられないからいいカー。」「カラスさんの肉はおいしくない。」「真っ黒ゆえの偏見だカー。」
●7月27日
「カラスさーん。夕焼け空のビルの屋上にたくさん集まっているね。」「山に帰る準備だカー。」「仲いいね。」「繁栄のためだカー。」「増え過ぎると餌を奪い合うよ。」「それはニンゲン的な考えだカー。」「餌が少ない時は?」「老いた者から死ぬカー。」
●7月28日
「見慣れない鳥だね。急に雀さんを追って飛び始めたね。」「ヒヨドリさんではないよ。」「面倒だからまた未知鳥と呼ぶよ。」「仕方ないね。無知わゆねだから。」「小型の鳥さんはみな似ていて見分けがつきにくいよ。」「無関心のちわゆねには感心しないね。」
●7月29日
「雀さん。頭の半分ほどの大きさのパン屑をくわえて強欲だね。」「もっと小さくちぎってくれればいいのにピー。」「鳩さんのを横取りした?」「早い者勝ちだチー。」「それはいいけど、食べ残しては駄目だよ。」「鳩さんや蟻さんに残したんだピー。」
●7月30日
「雀さん。最近ほっそりしたね。」「食べ残しのせいだと言いたそうだピー。」「あまり食べられないのは暑さのせいだろう?」「実りの秋にはまた太るからこれでいいチー。」「ふっくらした方がかわいいよ。」「体も秋色だからピー。」「夏は青色に染めればいいよ。」
●7月31日
「鳩さん。日陰にいればいいのに、炎天下によたよたと物ほしそうだね。」「ニンゲンにとって可愛さと哀れさは紙一重だクー。時にはこんな大変な姿を見せないと餌はもらえないクー。」「でも、あまりに疲れると雀さんに横取りされるよ。」「確かにククククー。」
●8月1日
「雀さーん。雌をそんなにしつこく追かけ回しては嫌われるよ。」「雌がつきまとうんだピー!」「いいジャン!」「よくないチー。」「どうして?」「追いかけたいピー!」「そう言えば?」「言う前にしつこいチー。」「可愛いジャン。」「哀れ雀(ジャン)ピー!」
●8月2日
「鴨さーーん。鴨川の中洲に転々と並んで涼しそうだ。」「水鳥でもたまらん暑さだガー。」「白鷺さんもセグロセキレイさんも寄って来たね。」「ちわゆねは遠くで見るだけガー。」「仲間に入れてよ。」「ここに来る途中で溺れるガー。」「浅瀬だよ。」「それでもガー。」
●8月3日
「雀さん。合歓木で毎朝楽しそうだね。」「枝が細いので留まりやすいピー。」「日陰にもなるし。」「枝が風でゆらゆらして気持ちもいいチー。」「冬には枝を切るよ。」「冬は畑に行くピー。」「調子いいね。」「ちわゆねと同じチー。」「よく言うよ。」「ちわゆねもピー。」
●8月4日
「雀さん。一斉に逃げ去るけど、仲間が増えたようだね。」「子どもがたくさん育ったピー。」「それでニンゲンの危険性も教えている?」「知恵をつけないと滅びるチー。」「ニンゲンの知恵には負けるから逃げるが勝ちの価値だね。」「ちわゆねも見習うべしピー。」
●8月5日
「鳩さん。珍しい場所でたくさん集まっているね。」「烏さんと争いたくないからクー。」「集団で亡命だね。」「逃げているというより、より過ごしやすい場所を求めているクー。」「そう言えばその場所は鳩さんの天国に見えるよ。」「ちわゆねが来なければクー。」

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by uuuzen | 2012-08-05 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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