●ムーンゴッタ・2012年7月
d0053294_0405832.gif予の時間はもうない。今夜は満月が見えるかと思っていたのに、さきほど小雨が降った。すぐに止んだが、窓を開けて外を見ると、街灯に照らされた道路が水気光っている。今午後11時50分なので、もう駄目だ。



d0053294_19512.jpg今日は夕方7時にムーギョとトモイチに向けて家を出た。空が少し曇っていたので、傘を持った。100メートルほど行くと、東の空はやや晴れている。傘を置きに帰ったが、ひょっとして雨が降るかもしれないと考え直し、また持って行くことにした。松尾橋をわたっている時、東の空は上下に雲が厚く、その間がほんのりオレンジ色に染まり、虹がかかっていた。反対の西は、嵐山の向こうの空が濃い夕焼け色に染まっている。カメラを持って出なかったことを後悔した。気づかなかったのではない。時間がまだ7時では満月は出ていないので不要と思ったのだ。買い物を済ませると、夕焼けは消えていたが、濃い青の空が雲の間から見えた。この調子なら運がよければ満月は見られる。それがかなわなくても昨晩撮影した。一昨日も雨が上がって月は顔を見せ、数枚撮った。結局今夜は1枚も写せなかったので、保険の意味合いで撮っていた一昨日と昨日のものを使う。最初のものが一昨日で、2枚目が昨夜だ。どちらも裏庭に出て撮った。1枚目は合歓木を入れようと思ったが、角度がうまく調節出来なかった。厳密に言えば今夜が満月だが、一昨日もまん丸に見えた。また昨夜も雲が厚かったが、深夜1時過ぎにはすっかり満月は顔を覗かせた。満月の明るさは雲を通して充分に見えたので、たまには雲に覆われる形を撮るのもいいかと一瞬考えたが、カメラ片手に空を見上げたまま5分ほど過ごした。風がほとんどなく、雲はとてもゆっくり動いた。計算では1時間ほどかかって雲が月から外れると予想した。そのとおりであった。ベランダに出て満月の写真を撮り、寝床で横になると、満月が部屋を明るくしていた。すぐに寝入った。夢をたくさん見た。それについて書く気はないが、4時間前まで書こうとしていたことが思い出せない。それが気持ち悪いが、それとは別に書こうと思っていたことは、先ほど書いた虹だ。山の向こうに沈んだ太陽が照らしているその虹は、上下の厚い、水平に垂れ込めた雲を橋わたしするような梯子状となっていた。めったに見られないはずで、撮影出来なかったのが残念だ。はははは、その代わり思い出した。やはり虹を思い出して書いたことがよかった。書こうと思っていたことは、それに関連している。ムーギョに行くまでに見かけたことだ。
d0053294_192669.jpg 梅の宮神社の参道から近いところに蕎麦屋があったのが、今日見ると閉店していた。さっぱりはやっていなかったようなので、閉店は時間の問題と思っていたが、やはりそのとおりになった。半年持ったのだろうか。30代の夫婦が経営していたと思うが、いつ通りかかっても客は入っていなかった。客は製造出来ないとよく言われる。せっかく資金を貯め、希望に燃えて開店しても、客が来ないではどうしようもない。腕があるので別の店で働くことも出来るだろうが、一度自分の店を持ったというのに、また人の下で働くのはどれほど悔しいことだろう。なくなる店もあれば新たに出来るものもある。つい最近松尾駅北100メートルほどにクラシック・バレエ教室がオープンした。そこは前の前の店から知るが、前の店はバーであった。これも思ったように客が入らなかったようで、オープンして半年ほどか、表の丸みを帯びたガラスの大きなウィンドウに店主が白いペンキで英語の歌詞を書きつけた。ジョン・レノンの「イマジン」だ。ロック好きに来てもらいたかったのだろう。それでも客入りは伸びなかったようで、やがて店を閉めた。その直後、車が衝突したのか、「イマジン」の歌詞が書かれた、いかにも高価そうなウィンドウにひびが入った。それが泣きっ面に蜂に見えた。通りがかりに、その始末などをしている40歳前後の女性を見かけた。そういう店をする雰囲気にぴったりの女性で、美人であった。それがいかにも面白くなさそうな顔で黙々と動いていた。店を閉めてから2,3年そのままであったが、ついに工事が始まり、瞬く間にオープンした。まだ2週間ほどだ。それが子ども相手のバレエ教室とは、いかにも時代を反映している。駅から近いので通うのに便利だ。丸みを帯びたガラスのウィンドウは板に変わって内部が見えなくなった。だがあえて設けているのだろう、ほんのわずかな隙間があって、そこからチュチュを着たかわいい子どもたちが数人見える。今度こそはそう簡単には閉店しないだろう。もう1軒書いておこう。これも今日気づいた。松尾橋をわたってすぐの大きなマンション1階にレストランなど店舗がいくつか入っている。その1軒は筆者が京都に出て来た頃からあった。20年ほど前に2,3回利用したことがある切りだが、経営は順調のようであった。それがついに昨年だったと思うが、閉店した。不景気からではないだろう。店主が老人になって疲れたのではあるまいか。そこがついに別の店が入ることになった。内部の設えなどはほぼそのままにするのだろう。なぜそれがわかるかと言えば、今日見た新しい看板は以前の看板を外して取りつけてあるのは言うまでもないとして、少々安上がりを意識しているように見えたからだ。早速小さなポスターを貼ってあった。ホール従業員募集だ。夕方5時から夜10時頃までであったと思う。委細面談、20歳から40歳。気持ちのいい人が雇われ、長く経営してもらいたい。
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by uuuzen | 2012-07-04 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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