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●嵐山駅前の変化、その190(ホテル)
祭りが明後日に迫る。今日掲げる阪急嵐山の駅前写真は去年の雛祭りに撮影したホテル建設現場だ。1年以上前の駅雨写真を載せることは避けたいので、今日からまた数日はこのカテゴリーに書く。



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さて、建設現場の青いシートがぐんぐん高くなって行き、背後の山の一部が見えない。その代わり、ホテルの宿泊客には間近に見える。そう言えばわが家からもこの山が目の前に見えるのはいいが、去年秋頃から裏庭の向こうの畑に家が建ち始めた。全部で11軒建つ予定で、現在5軒目がほぼ完成、6軒目が今日から工事に入った。山はどうにか以前同様に見えはするが、その麓に建つ遠い家並みがすっかり隠れた。その分、眼前に立ちはだかる壁のように新築の家が建つ。それでも3階建てのわが家の方が少し高いので、これを書く部屋からは屋根を少し見下ろす形だ。新築の家はそのことを嫌ったのか、わが家に面した壁面には顔くらいの大きさの小さな窓を数個しか設けていない。どうせ北面なので、日光が入らないと考えたのだろう。前にも書いたが、裏に家が建て込み始めたので、25年ほど育てた合歓木の枝を4分の3ほど払った。さびしい姿になったが、そのままにしておけば、新築の家の壁に来年あたりは枝がぶつかった。苦情を言われる前に自主的に動いた。これは常識だ。伐採した枝はかなりの量だ。筆者はそれにおののいて、小川沿いの幅1メートルほどの地道と言うか、河川敷に相当する場所に、適当な長さに切ってまとめて放置していた。そこは誰も通らないので、文句を言われない。これも以前に書いたが、その道でもないような場所がどこの土地かは知らない。市のものかもしれないが、わが家のものかもしれない。20メートルほど先を見ると、竹やぶになって家を目隠ししている。それを思えば、わが家の持分だろう。ともかく、放置していた枝を、ようやく今日は半分ほど片づけた。直径10センチ以上、長さ2メートルほどある太い枝の数本は、のこぎりで切るのが大変だ。これは、またの機会に処分する。
 枝をまとめると、ビニール袋8つほどになった。とんでもない嵩と重さだ。合歓木は憐れな姿になったが、残っている枝に雀が毎日やって来て鈴なりになる。枝が少なくなった分、以前よりよく見える。裏に出来た家には樹木がないので、雀などの小鳥にすればわが家の多少の樹木は貴重な休憩場所だ。雛祭りの雛はもちろん鳥の子どものことだが、雀の雛が飛び始めた頃、わが家の合歓木などで休憩してくれることを望む。それはいいとして、合歓木の枝を袋に詰めた後、まだ雑草が伸び出ていないこともあって、去年の瓦礫掘り起こし作業の続きをやった。それも中途半端に終わり、まだ全体の5分の1ほどの区画が手つかずで残っている。掘っても掘っても鉄屑やガラスの破片、瓦のかけら、丸石などがごろごろ出て来る。大きな石は護岸代わりに積み上げ、砂利はまとめて捨てるか、あるいは植物を植えそうにもない場所に埋め戻す。1年前から気になっていたその作業は、目的とする状態にかなり近くなった。だが、雑草が生え出すとどうなるかわからない。毎年蔓性の手ごわい雑草があちこちで大きく繁茂し、高さ4メートルほどの椿のてっぺんにまで絡みつく。毎週、あるいは2,3日に一度はその地道に出てこまめに草抜きをすればいいのだが、川向こうぎりぎりに新築の家が建ったこともあり、あまりうろうろする姿を晒すのはよくない。とはいえ、物事が思いのとおりに運んでいることに気分はよい。気づけば3,4時間はずっとその作業をしている。汗と泥まみれになる。それに、去年スコップを気づかぬ間に土の中に埋めてしまって紛失したが、今日も同じことが起こった。すぐに気づいてあちこち掘り返したのに、出て来なかった。瓦礫を撤去しているのに、スコップを誤って埋め込んでいるのであるから、いかにも筆者らしい。探すのが面倒なので、また新しいものを買おうと思うが、買いに行くのも面倒で、さて次回はどうしたものか。そうそう、土作業の様子を写真に撮るつもりが、軍手が泥まみれになったこともあって、明日にしようと思った。ところが明日は雨で、作業は出来ない。また作業はほぼ済ましたも同然なので、当分する気になれない。
 今日作業をしたのは、25日に北野天満宮の縁日に久しぶりに行き、梅の苗木を2本買って来たからだ。それが目的で出かけたのではなかったが、帰りがけにふと大鳥居の西で植木屋がたくさん苗木を並べていることを思い出し、その区域に入った。どの店で買ってもよかったが、最も奥、梅林のすぐ際に、歯が抜け、顔が赤銅色に日焼けしたおばあさんが売っていた。価格を見ると、そこが一番安い。白と紅の一重咲きを1本求めた。1本1000円、背丈50センチほど。蕾がたくさんついていて、紅の方は半分ほど開花している。おばあさんに相談すると、2本は最低でも3メートル放して植えるように言われた。瓦礫を撤去した小川沿いの道を思い浮かべながら、どのあたりにどう植えようかと想像した。気になりながら、今日は春の陽気であったので、思い立って植えることにした。そのためにはまず合歓木の放置した枝を片づける必要があるし、瓦礫撤去の続きをせねばならない。わが家のすぐ裏には紅を、そして購入した隣家の裏に白を植えた。それには意味がある。わが家の真裏に建った家は、壁が白だ。それを背景にして花が映えるには紅の方がいい。また、河川敷のその地道に覆いかぶさるようにして、椿や合歓木、ねこやなぎなどが生えているので、いつか梅の木が背丈以上に成長した時、そうした既存の植物の枝にぶち当たらないようにせねばならない。そのことを考えて慎重に場所を選んだ。植物は自分では歩けないから、人がしかるべき場所に植えてやらねばならない。おばあさんと立ち話をしている時、おばあさんの背後に境内の紅梅白梅がたくさん花をつけていた。それを見ながら、「あのくらい大きくなるのに何年かかりますか」と訊いた。すると、「そこそこ大きくなるのに10年で、あれくらいやったら30年かな」と言われた。筆者が90歳になれば自宅の庭のすぐ向こうに紅梅と白梅を楽しむことが出来る。だが、それは充分世話をしての話だ。
 夏場は2日に1回は水やりをする必要がある。ずぼらで花を育てるのが苦手な筆者が、無事にこの2本の梅を大きくすることが出来るだろうか。思いの中ではすでに大きな木になって、満開の花をつけている。何日もかかって瓦礫を撤去し、梅が根を張りやすいようにしたつもりだが、元から生えている笹や蔓性の雑草がかえって以前にも増して多くなる可能性もある。梅の苗木を買うつもりで出かけたのではないのに、たまたま人のよさそうなおばあさんに出会って2本買った。30年先と言わず、10年先にそのおばあさんはこの世にいないかもしれない。そう思えば出会いは不思議だ。また植物は人間より長生きするかとも思う。隣家の裏庭にはあまり気にいらない樹木が立っているので、それを抜いて枝垂れ梅を植えたいとも思うが、今年は無理だ。庭いっぱいになる枝垂れ梅はきっときれいだろうな。おばさあんと話していると、いかにも金持ちそうな50歳ほどの男女がやって来て、白の枝垂れ梅の苗木を買った。3500円だ。大きくなったそれを鑑賞するには、最低でも10坪の庭が必要だ。その夫婦の庭はそれ以上あるらしかった。今日と市内でそんな裏庭を持つ家庭は、さほど多くないのではないか。新築の家を売るチラシを見ても、庭があるケースを見かけない。庭より車のガレージが必需だ。それはどうでもいいが、満開の梅を楽しむ頃には90歳になっている。今さら植えても仕方がないかと一方で思いながら、少しずつ大きくなるのを見る楽しみもある。おばあさんに訊くと、買った2本は梅の実がつかないそうだ。それが少し残念だ。それもいいとして、また以前書いたことを繰り返しておくと、新築の家が建つ以前の畑には白梅の木が3,4あった。ブルドーザーがそれをなぎ倒す直前、筆者はビニール袋を持って大慌てで駆けつけ、梅の実を取ることを許可してもらった。2年前のことだ。それで梅酒を4リットルほど漬け、今年に入って琥珀色が充分濃くなったので、ようやく飲み始めている。漬けなかった10粒ほどは果肉を除去し、種子だけを冷蔵庫で保管した。そして、去年2月に5つほどの鉢に分けて植えたが、どれも芽が出なかった。何かが間違っていたのだろう。それで今年は北野天神で苗木を2本買った。桜もいいが、何と言っても梅がいい。無事に大きくなってくれるよう、気にかけ続けねばならない。これは後日書くかもしれないが、天神さんの縁日では昔から馴染みの骨董業者と親しく話してとても楽しかった。また毎月出かけることを再開したいとも思うが、新たに興味を抱きたい骨董品が今のところない。
by uuuzen | 2012-03-01 22:47 | ●駅前の変化
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