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●蛙ピエロの広告
の巨大な空気像が兵庫県立美術館の屋上に設置されていることを知ったのは今年1月下旬のことだ。展覧会を見に家内と出かけた際に気づいた。去年9月からあるとのことで、それに気づかなかった。



●蛙ピエロの広告_d0053294_036892.jpgいかにも筆者らしい。だが、遠目にもよく目立つので、見落とすはずがない。どうも不思議だ。さて、今日は雪が降ってかなり寒いかと思っていると、案外そうではなかった。重装備で出かけたからかもしれない。帽子は初めて着用するおニューで、生地を持参して沢辺さんに作ってもらった。ちょっと女性っぽい形だが、冬向きの生地で暖かい。夏向きのものも作ってもらいたいが、気に入った生地が見つかるかどうか。また、家庭用ミシンで縫える厚みに限る。沢辺さんから電話があって、帽子を引き取りに行ったのが先日で、その時アイパッドを見せてもらった。筆者のブログを表示してもらったところ、縦画面にも出来、また書体が違い、しかも簡単に文字や写真の拡大が出来ることに今さらに驚いた。だが、文字入力はキーボードではないので、筆者には向かない。それはともかく、今夜は兵庫県立美術館で1月下旬に見た展覧会について書く予定が、夕方に体調を崩した。めったにないことだ。気力がさっぱり湧かず、さてこのブログをどうしたものかと悩む。こういう場合、『おにおにっ記 フィナーレ』を再開して投稿すべきなのだが、まだその時期ではない。それでまたどうしたものかと考え、今日も見たその巨大な蛙の広告塔について書くことにする。今日は神戸方面に展覧会に行った。電車の中で昨日借りた本をほとんど読み終えた。この本の話を始めるとまた長くなるうえ、本題に絡めるのが難しそうなので、やめておく。近況と言っては何だが、筆者にもそれなりの変化がある。そのことにストレスを感じていないつもりだが、今日のように体調を稀に崩すことは、心身に負担がかかっているのだろう。その原因を数え挙げると次々に思い浮かぶが、ひとずつ解決し行くほかない。体調で思うのは、今日はひとりで午前中に出かけたが、読書に飽きた途端、ぐっすりと眠った。睡眠は充分取っているはずなのに、少しずつ無理が利かなくなって来ているのだろう。60歳と言えばそんなことをそろそろ自覚した方がいい年齢か。
 阪急阪神の1日乗り放題チケットを買って出かけたのに、展覧会はひとつ見ただけで、もったいなかった。午後3,4時頃に家内に電話して河原町で待ち合せしようと言って出かけたのが、帰宅してかなり遅めの昼食を腹に詰め込むと、もう出かける気分が失せた。一旦帰宅した方がいいと考えたのは、手に大きな荷物を持っていたからでもある。これは以前に二度ほど書いたが、兵庫県立美術館に向かうまでにある高速道路高架下に、菓子を露天販売しているOさんがいる。年齢は64だったか、肌が艶々していて、家内は筆者より若く見えると言う。ま、そうかもしれない。筆者は同じくらいの年齢かと思っていたが、そうではないことを知って意外であった。今日は兵庫県立美術館には訪れなかったが、Oさんから菓子を買うために足を延ばした。日替わりで、神戸や大阪の各地を訪れているが、日曜日はその高架下と決まっている。とても優しい人で、また筆者はいつもたくさん買うので負けてくれる。今日はいつもまとめ買いするタイプのものが品切れで、仕方なしに、家内の好きなオカキを買った。家内はポテト・チップスとオカキの大好物で、博士と言っていいほど詳しい。こっちはさっぱり関心がないので、せっかく今日はたくさんの種類があったというのに、どれを選んでいいかわからなかった。ただし、家内が子どもの頃から最も好きな海老満月がたくさんあった。これは初めてのことだ。まずそれを2袋買い、そのほかにおいしいオカキを選んでもらった。帰宅して海老満月を買って来たと家内に言うと、最初は信用しなかったが、事実とわかって狂喜した。毎日食べると健康に悪いから、たまに食べるのがいい。家内によると、60グラムで200円するそうで、Oさんのところで買うのはかかなり割安だ。
 阪神の岩屋という地下駅で下車するのが兵庫県立美術館に最も近い。駅からまっすぐ海に向かって10分ほどだろうか。その途中にOさんが露天を開く。今日は筆者が20分ほどOさんと話していると、若いカップルや30代の女性が覗き込みに来た。若いカップルは試食だけして去った。Oさんによると、若者は期待出来ないとのことであった。Oさんと話をしている最中、ちらちらと美術館を見ると、屋上に派手で大きなピエロ蛙がこっちを向いていた。イタリアのデザイナーに依頼して作ってもらったものだ。館は四角くて黒っぽい箱という外観で、期待したほど客が入らないのかもしれない。それで、少しずつ装飾を施すようになった。そのことを安藤忠雄がどう思っているかだが、館側としては背に腹を変えられないのだろう。阪神大震災以降にこの美術館が建ったが、人口の減少と日本経済の衰退によって、当初思ったほどの良質の企画展が開催出来ないのかもしれない。だが、それはたくさん人が訪れることで解消する問題でもあり、経営努力が求められるということだろう。大阪の堺の外れに、子どもを対象にした博物館と言おうか、170億円だったか、巨額を投入して宇宙船のような形の施設が出来た。松本零士に建物のデザインを依頼したり、また顧問のような形で就任してもらったが、橋下知事はこの施設があまりに税金の無駄使いをするので、一度は廃止を求めた。ところが、とにかく現状のまま経営することになった。入場料は確か1000円するし、また堺にあるので、大阪市内の住民は訪れにくい。京都や神戸ならもっとだ。おそらくその存在を知らない人が大部分だろう。筆者は行ってみたいとは思わない。松本零士にいくら支払われたのか知らないが、現存の一漫画家に意見を仰ぎ、巨額を投入して新しい施設を建てるとは、今では全く信じられない話ではないか。大阪は新しい美術館を建てると言い続けながら、それが実現していない。にもかかわらず、こういう子どもの施設がすぐに建った。それも意義があると言う意見があろうが、廃校になった建物を活用するなど、いくらでも他の方法があったのではないか。よほど前の知事が無知であったとしか思えないが、その元漫才師の知事は女性問題で表舞台から去った。いかにも大阪らしいと笑い飛ばす人もあるが、江戸時代の大阪が泣いている。人気があれば誰が知事になっても同じと、大阪の人間はとっくに政治については諦めていると言ってもよい。それに何でも銭勘定で、美術館は儲からないが、松本零士の名前の価値を掲げると、大勢の人が訪れると考えたのだろう。筆者は漫画をほとんど読まないが、松本の漫画は読んだことがない。顔で判断してまず読む気にならない。
●蛙ピエロの広告_d0053294_0363418.jpg 話を戻して、兵庫県立美術館の屋上の蛙ピエロは、午後5時前に空気がすっかり抜かれて見えなくなる。つまり、開館している間のみそれが見えるので、遠くからわかってよい。せっかく館の前まで行ったのに、休みであったということがない。Oさんと今日話したが、毎日空気で膨らます電力はかなりの額だろう。電気代や手間の無駄を思うと、ずっと膨らんだ状態にしておくのがいいと思うが、夜間の気温の差で風化が進むかもしれない。美術館のこうした広告塔の経費は、本来館が買い込む作品とは別に計上されたのかどうか、イタリアの作家に依頼したものだけに、その出費が気になる。だが、日本のアーティストではなく、イタリア人となれば、誰も文句を言わないだろう。なぜ蛙をシンボルにしたかだが、その説明が館内にあった。日本語の「帰る」に引っかけてあったとも思う。今はやりの「ゆるキャラ」に比べて色合いが派手で、形もよく、好感が持てる。写真を載せるついでに別の話題。岩屋の駅前から道を下がって行く途中、ジュースの自動販売機がある。1本100円のロー・プライスで、そのキャラクターは男の子が大きなハンマーでPRICEの文字を叩いている。同じ自販機を別の場所でも見かけるが、1月下旬に訪れた時、その男の子のイラストが新しいものに変わっていた。それで撮影した。少しずつ街は新しくなることを実感する。さて、思いのほかたくさん書いた。どうでもいい話でも、書き始めると興に乗る。Oさんには、3月にまた来ると言って別れた。須磨に住むそうだが、いつも灘の有名な銭湯に入って帰るらしい。その頃にはもちろん美術館の蛙ピエロも自宅に戻っている。
by uuuzen | 2012-02-19 23:59 | ●新・嵐山だより
●『犬塚勉展-純粋なる静寂』 >> << ●嵐山駅前の変化、その189(...

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