●嵐山駅前の変化、その176(ホテル)
騒ぎを覚えることはほとんどないが、普段とは違ったことをやるとなると、その前に中途半端な物事にけりをつけておきたいと思うことはある。



昔、染色の工房にいた時、同僚の男性が南の島によく旅行した。その出発の前日には、必ず荒れ放題になっている部屋を見事に掃除した。その理由を訊くと、旅の途上でもし死ぬようなことがあれば、自分がいた部屋があまりに汚れているとなると、そんな暮らしをが親兄弟にばれて格好悪いと言うのであった。その気持ちはわからないでもない。その男性は想像される不慮の事故に遭わず、今年も年賀状をくれた。筆者はこの8年ほど、ある仕事に没頭しているが、何度も途中で死ぬことがあればどうしようかと思った。今も思っている。それは、せっかく8年も費やしているので、中途半端なまま、世に問うことがない状態になることが惜しいからだ。だが、そう思うたびに、絶対にそんなことはないと自分に言い聞かせる。つまり、胸騒ぎの前に、それを打ち消す。それは強い性質のためかどうかはわからない。変な予感があるというのは、人間の本能としてはとても大切であろう。たいていはその予感は当たらないが、それでもいいのだ。そういう予感を商売にしているのが保険屋だ。先の同僚のように、普段と異なる世界に突入する前に、身の回りをきれいにしておくことは、ハレとケを区別することで、それは神を信じることと結びついているように思う。結局は無事に旅から戻り、数日経たないうちに、部屋は乱雑さに戻るが、考えてみれば旅先で亡くなるとは限らない。乱雑な部屋のまま、近所で交通事故に遭って死ぬ場合も多いだろう。だが、それはそれだ。筆者が言いたいのは、人間は普段とは違う空間に自分を置くことが時に必要で、そういう機会に身の回りのことをふと考えがちなことだ。なぜこういうことを書くかと言えば、普段とは違うとはあまり言えないが、一昨日書いた「揺れる思い」は昨日決心し、今日はそれを実行したためだ。面倒なことであったが、今日は名古屋に行って来た。3日前にフランク菜ッパのことを書き、その店の前でIさんに会ったことにも触れたが、Iさんとの会話の中で、筆者の「揺れる思い」に関することが出た。それで昨日決めたのではないが、いろいろと考え合わせると、今日しか行く日がなかった。それで、今日はいくつか気になっていたことを処理した。それらについてはまた追々書くことにする。昨夜胸騒ぎはなかったが、あると言えばあったかもしれない。もしもの事故を考えて、8年前からかかっている仕事に関してひとつの行為をした。筆者が急死しても、仕事相手に最低限迷惑がかからないようにとの思いからだ。だが、そうしながらもまず絶対に死なないと確信はあった。それは筆者がハレとケの区別のない、いわばふしだらな人生を送っているためかもしれない。
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 今日の名古屋行きは、昨日では駄目で、明日も明後日も予定があったためだ。そして、今日行かずとも、3月下旬までに東京へ行けばその用事は済んだが、どう考えてもついでがなければその頃までに東京に行く気にはなれない。ならば今日しかないと判断した。それにしても去年3月の地震があってから、今年の3月中に東京に行くことを決めていたのに、それはかなり遅れるようだ。それはいいとして、今日の行動のひとつだけ書いておこう。前回名古屋に行ったのは一昨年の秋だ。車道(くるまみち)という地下鉄の駅があり、その出入り口の近くに「北欧館」の看板を見た。青地に雄の鹿が1匹描かれている。その看板が頭上にかかる店の中に若い色っぽい女性が入って行った。そのことはブログに書いた。「北欧館」は京都や大阪にある店で、ムーミンのグッズを売ったり、北欧のコーヒーを飲ませたりする。京都大丸のすぐ北にあることを知っていたが、一度もそこに入ることがなかった。何度も機会がありながら、いつも閉まっていたりした。それが去年だったか、残念なことに閉店してしまった。阪急の高槻駅近くにもあることは、電車の窓から大きな看板を見下ろして知っていた。高槻にはしばしば行く。先月家内の姉の入院見舞いの後、ようやくその店に足を延ばす機会を得た。ところが、またもや閉まっていた。閉店時間が早いのだ。仕方なく、近くの「壹番館」に入った。30年ぶりだろうか。もっと経っているかもしれない。コーヒーのおいしさは値段だけあって見事なものだ。ゆったりとした空間は昔と変わらないが、家内はかなりリフォームしたと言う。それはいいとして、またもや縁のなかった「北欧館」だ。高槻に出た時にはまた行けばよいが、名古屋はどうかと、昨夜気になってネットで調べた。すると、ない。神戸三宮にあった店も今月10日に閉店した。となると一昨年の秋に筆者がちらりと見た看板はその店のものではなかったか。そう思うと胸騒ぎを覚える。身間違えるはずはないが、一方でそういうこともあるかと自信もなくなる。そこで今日はわざわざ車道まで行き、その看板のあった場所の前に立った。駐車場になっていた。それがいつからのことかわからない。駐車場になる以前に北欧館であった可能性もある。だが、それを調べる手立てがない。北欧館はここ1年の間にふたつの店を閉めたから、名古屋にあったものもそうなった可能性はあろう。入ったことのない店であるので、思い入れが湧くこともなく、どうでもいいのだが、一時は京都市バスの胴体に青地に鹿の看板が大きく描かれて走っていたので、とても目立って気になった。それが2年ほどしか持たずに閉店するのであるから、北欧人気は今ひとつか。楽天市場で商品を売っているので、店舗をかまえる不経済は中止しようということになったのかもしれない。筆者が興味を抱いているのは、ムーミンのコーヒー・カップがあるかどうか、またどういうコーヒーを飲ませるかだ。今年に入って北欧のある女性歌手のCDを5枚買い、連日聴いている。その歌声には北欧のコーヒーが似合う気がしている。ムーミンの絵柄の入ったコーヒー・カップを長年使っていたが、それを昨年割り、今はスナフキンの絵柄のもので飲んでいる。あのトンガリ帽もいいな。北欧館には売っていないだろうけど。沢辺さんに作ってもらおうか。今日の駅前のホテル建設現場写真は去年1月25日の撮影。
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by uuuzen | 2012-01-20 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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