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●『CARNEGIE HALL』その1
暮の品が届いたような気分だ。ディスクが1枚足りないものが届いて2週間、クリスマス・シーズンを思えばこれはかなり早いのだろう。そう言えば一昨日はアメリカ在住の大西さんからクリスマス・カードが届いた。



●『CARNEGIE HALL』その1_d0053294_004333.jpgメールで慣れてしまっていることもあって、いつも返事は年賀状になる。それも出さない年があったと思う。とにかく先月からこっち、猛烈に用事が多く、相変わらず毎晩就寝は深夜3時過ぎだ。しまいに風邪を引くなどして寝込むのではないか。今日は午後から電車とバスに乗って外出したが、暖冬とばかり思っていた温かさを吹き飛ばす猛烈な寒波で、雪がちらついた。だが、これでまともで、寒さはこれから本格的になる。さて、ザッパが1971年10月11日にカーネギー・ホールで演奏した模様を収録した4枚組、今日は1枚目を聴いた。毎日1枚ずつ聴いて感想を書くつもりでいる。前回届いたものは、中袋からディスクを取り出しさえしなかった。もちろんブックレットも見ていない。返却する商品であるから、ていねいに扱いながら聴いてもよいだろうが、気分が悪かったので、見向きたくなかった。今日は昼頃に届き、早速調べると4枚入っていてほっとした。あたりまえだが、そのあたりまえが時としてそうでないことがある。2週間前、大西さんにメールで伝えると、足りない4枚目をコピーして送ってもいいとの返事が来たが、ともかくMUSICTODAYにはすぐに苦情を言い、それを信じてもらえたので、届くまで待とうと思った。てっきり年末かと思っていると、予想外に早かった。前回の分は返送するために梱包してあるが、今日は忙しくて郵便局に行く暇がなく、明日発送する。中に手紙を入れておいた。返送料を返せというのではないが、それがこっち持ちだということを改めて書いておいた。アメリカ国内であれば、返送料無料の書式をネットから印刷し、それを封筒に貼りつけて送るようになっているが、外国の場合、着払いは出来ないらしい。そのため、SMALL PACKETとして送る280円の切手代は負担せねばならない。1000円ほど払えば小包扱いで数日で着くが、そこまでする必要はない。相手が2週間で送って来るのであるから、こっちも同じ方法でよい。さて、こうして書きながら1枚目を聴いているが、今月の初めに早速波動スピーカーを入手し、その日以降、今までの大きなスピーカーとそれを両方鳴らしている。アンプのスイッチひとつでどちらのスピーカーにも切り替えが出来るが、両方鳴らすと迫力が全然違う。これはあたりまえのことだ。以前のスピーカーの方が大きな音は出るが、ふくらみが足りない。そこに波動スピーカーを足すと、ぐんと違う。波動スピーカーだけ鳴らしていると、しばらくするとそれに耳馴染んで不自由は感じないが、今まで比較的大きな音で聴いて来たことと、長年使っているスピーカーの音質に慣れているのか、波動スピーカーだけではやはりこの部屋ではちょっとさびしい。特にザッパのようなロックではそうだ。それで、1階を少し模様変えし、そこでもステレオを楽しむようにしようと思っていて、波動スピーカーはそこに置くつもりでいる。というのは、このスピーカーは壁際でもいいが、部屋の中央辺りに置くと、どこでもよく聞こえる特性があって、その置き方は3階の仕事場では好ましくない。部屋の中央は空けておく必要がある。そのためにも大きなスピーカーを部屋の隅に置いている。つまり、3階では波動スピーカーの場所がない。スピーカーらしくない形で、家具のようなインテリアに向くから、その意味でも1階がいいだろう。その肝心の模様変えは正月明けになるが、このスピーカーに似合うアンプやCDデッキを買いたい。なかなかいいのが見当たらないが。妹の家ではBOSEのアンプやスピーカーを置いているが、あの目立つロゴマークが気に入らない。いくら音がいいとしても、その先入観で買う気になれない。これは美意識の問題だ。
●『CARNEGIE HALL』その1_d0053294_01760.jpg

 さて、ディスク1の前半はザッパ没後にも追悼コンサートに出演したパースエイジョンズの前座ショーで、これが26分ほどある。ザッパ好みのドゥーワップを7曲、ア・カペラで歌う。この歌声をザッパのバンドは背後で聴いていたのだろう。曲が終わるとザッパの声や観客の拍手が入る。ならば、ザッパらが演奏をつけてやってもよかったと思うが、そこはお互いプロで、干渉しないという暗黙の了解があったのだろう。また、この前座を今回含めたのは、3枚にするには中途半端であったからか。あるいはザッパらの演奏のみで3枚にちょうど収録出来たが、曲の区切りが悪かったのだろう。ともかく、前座つきのザッパのライヴ・アルバムは今回が初めてで、ザッパのひとつのルーツを知る意味でもこれはいい考えだ。また、ドゥーワップの要素はザッパのこのステージにも持ち込まれている。そのザッパのステージは続けて27分ほどで、ブックレットには5曲の表示になっているが、最初は1分ほどの演奏準備のための語りだ。だが、言葉はごくわずかだ。それが終わると、「CALL ANY VEGETABLE」、「ANYWAY THE WIND BLOWS」、「MAGDALENA」、「DOG BREATH」と続く。「ANYWAY ……」の代わりに「EDDIE,ARE YOU KIDDING?」を演奏したのが、同じ年の8月7日、UCLAでの演奏を収録した『JUST ANOTEHER BAND FROM L.A.』のB面だ。「ANYWAY ……」という、より古い曲を演奏したのは、パースエイジョンズの歌に合わせてのことだろう。『JUST ANOTEHER……』は収録が真夏であったこともあって、真夏に聴くと暑さを吹き飛ばすようで、とても心地よい。ところが、10月にもなると、まさに「ANYWAY THE WIND BLOWS」で、秋風がどことなく入るような感じで、熱気が少ない。これはカーネギー・ホールの音響のせいで、当時ジェスロ・タルが演奏したのも同じような音がする。あるいは客層が違ったことも考えられる。UCLAでは大学生だが、カーネギーではそうとばかりではなかったろう。また、この熱気の劣り具合は、ザッパらの演奏にも微妙に反映している。そのため、正直なところ、『JUST ANOTEHER……』の3か月後の演奏で、より手馴れているはずなのに、そのよさが出ていない。それはザッパも感じていたのではないだろうか。1枚目だけの、しかも聴いてすぐの感想であるから、これが明日の2枚目でどう変わるのか変わらないが。
by uuuzen | 2011-12-16 23:58 | ●新・嵐山だより(特別編)
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