●嵐山駅前の変化、その170(ホテル、桜の林)
置がよくわかっていいのは、春と秋の行楽シーズンに清水寺が天に向かって放つ青いライトだ。これについては何度か今まで書いた。



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今日もムーギョとトモイチに買い物に行ったが、東山に南に向けて斜め45度くらいに長く青い筋が延びていた。そのライトの意味は知らない。それに、南を向いている意味も知らない。まさか御所に向けてはとんでもないことなので、その反対方向というわけか。空に向けて光をこのように放つことを禁ずる法律や条例がおそらくない。京都のひとつの風物詩になりつつあるが、これを模倣してもかまわないから、京都盆地のぐるりと三方であちこち一斉に同じようなライトを空に向けて放つのもいい。だが、他県から見れば京都はとうとう狂ったかと思われかねないだろう。この青い光の角度は、場所によって違う。松尾橋をわたって梅津地区に入ると、斜め60度か70度くらいに高くなる。実際の角度はどれほどなのだろう。先日、年に2回開いている親類の食事会があった。カメラを持参するつもりが、うっかり忘れてしまった。毎回場所を変えて食べるのに、先日は春と同じく、交通の便がいい、四条河原町下がるの桃園亭であった。ここはマンションに建て変わり、そのてっぺんに中華レストランが出来た。眺めはいいが、味はビルに建て変わる前に比べると一変した。それで行かなくなった。10年ほど前は死んだNと何度も行った。Nにそこを教えたのは筆者だ。Nの息子は高校を出て中華レストランの見習いとして就職し、今もどこかで同じ仕事を続けていると思うが、Nは息子がそういう仕事に就いたので、大阪神戸京都の有名な中華料理屋を食べ歩き、息子の一日も早い技術の向上を願った。だが、そう簡単に一流の腕が身につくはずがない。食材を買い込んで来て、Nは息子に作らせるのだが、なかなか思うような味にならないと言っていた。これはあたりまえだろ。まだ鍋洗い程度しか出来ないというのに、一人前の料理が簡単に作れては、プロは不要になる。Nがあちこち食べ歩いた中華料理店の中でも、結局一番おいしいのが桃園亭と言っていた。Nの好物は若鶏の蒸したものやなまこで、特に後者はふかひれと同じかそれ以上に高価で、筆者は食感や味が今ひとつ気に入らなかったが、歯がとても悪かったNはそういう柔らかいものを好んだ。Nはひとりでも桃園亭に行って、心行くまでなまこを食べていたようだが、桃園亭がビルに建て変えのために、閉店になっているさ中に亡くなった。だが、それでよかった。新装になった店で食べて、その一変した味に二度と行く気になれなかっただろう。味が変わったことを知っていたので、春の集まりはあまり気が進まなかったが、つき合いでもあり、参加した。飲食のし放題のコースがひとり4000円だ。これは安い方だろう。だが、グループで行くと、全く酒を飲まない人も同じ4000円を支払わねばならない仕組みで、それが店の儲けといったところだ。
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 春に行った時、窓から清水寺の青いライトが見えた。驚いたのはその角度だ。斜め30度ほどで、筆者が見た中でも最も水平に近い。いったい実際はどういう角度であるのだろう。その春に撮った写真があり、今日ここで載せようかどうか迷っている。というのは、今日の投稿カテゴリーは「嵐山駅前の変化」で、基本的にはそれ以外の写真を載せないことにしている。それはさておき、秋はどこで開催するかを思っていると、いつも幹事を務めている50歳ほどの従兄妹が、考えるのが面倒くさかったか、あるいは電車に乗って帰宅するのが最も便利であったからか、また桃園亭にした。前回はみんなの感想がよくなかったので、どうなることやらと思っていると、出て来た料理が少しだけ味がましになっているとみんなは言う。筆者は同じと思ったが、当てにならない。料理よりも、みんなが久しぶりに顔を合わせたことが楽しいので、わいわいがやがやと食べ、飲んだ。自宅前から電車に乗ると20分で着くが、従姉が車で迎えに来ると言うので待った。ところがわずか3キロほどを走るのに40分かかった。それほど嵐山が車で渋滞したいた。とにかく急いで桃園亭に向かい、混んでいるはずの四条を避け、五条通りをずっと走った。烏丸通りに近づいた頃、真正面に清水寺の青いライトが見えた。その角度はほとんど垂直であった。となると、南ではなく、西に向けているのか。河原町通りまで来ると、そのライトの源がはっきりと見えた。6時5分前に桃園亭に着いた。それから確か制限時間は2時間だったと思う。みんないい年齢なので、さほど食は進まない。すぐに満腹になってしまって、これなら一、二品頼んで食べれば半額で済んだのにと思う。ビールは瓶しかなく、それを何本か飲んだ後、ウィスキーにしようと思っていると、誰かが紹興酒を一瓶頼んだ。それがこっちに回って来て、ほとんどひとりで飲むと、酔いが回って来た。だいたい食べ放題というのは、近年になって筆者は嫌悪するようになった。何だか自分が家畜のような気がして来る。だが、年に2回程度なら、体調を決定的に悪くしてしまうことはないだろう。4000円であるから、選べるメニューは王将に似たようなもので、もちろんふかひれやなまこはない。それに筆者が一番食べたかったものは、午後6時であるというのに、もう全部出たと言う。まさか。全部で100人は充分座れる店だが、その日は筆者らのグループ以外は数人しかおらず、閑古鳥が鳴いていた。今年一番の秋の行楽日和というのにそれでは、いかに評判が昔とは違っているかがわかる。あるいは不況もあるか。みんな満腹になって来た時、男ばかりが座っている筆者らのテーブルで政治談義が始まった。話は大阪市長、知事選だ。橋下は賛否があって、筆者は賛に回ったが、大阪に住む従兄は結局は大阪人は橋下のような半ば芸能人的人気者を歓迎する土壌があるので、橋下の圧勝に終わると予想すた。昨夜出た結果はまさにそのとおりになった。これはつい先日だが、母がひとりで30年ほど住んだ八尾の家を大掃除に行った。昔は自動車で2時間かかったのに、京都市内から高速道路に乗ればたった30分で着く。八尾で降りて市道を走っていると、見たことのないポスターがあちこちに見えた。市長選のもので、橋下元知事が格好よく立ち姿で写っている。それを運転する妹が見ながら、「やっぱり八尾やなあ」と言った。橋下の育った町という意味だ。筆者は八尾に住んだのはごくごくわずかな期間で、思い出と呼べるものはない。八尾に知り合いもない。そのため、八尾の人々の気質も知らないが、全国的にはあまりいい評判ではないだろう。勝新太郎の「悪名」シリーズで全国的に有名になり、また一方では今東光が長く住んだ。今の有名人はつまりは橋下ということで、大阪都構想に拍車がかかろうとしている。
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 都は東京のみが名乗れると、東京の知事は機嫌が悪い。これが逆の立場なら、そういう意見に大声で怒鳴るはずで、全く調子がいい。ディケンズの小説に『二都物語』というのがあったなと思い出し、日本に都がふたつ出来て楕円形状態になれば、それこそリニア新幹線を走らせる意味もあるだろう。日本中どこでも地震があるので、大阪が都になっても安心ではないが、東京よりかは被害がましではないだろうか。ともかく、東京に大地震がここ数年内に生じると、日本は本当にもう駄目だろう。そんな危機感を抱くようになる向きが増えれば、では首都機能を一部どこかに今のうちに移しておこうと考えるのが常識ではないか。日本は自然災害が多いにもかかわらず、危機意識が低いとよく言われる。いや、危機意識は誰しも持っている。持っていないのは、数十、数百年単位の計画というか夢だ。そういう長期にわたってのことを考えるのが日本は特に苦手だ。「そんな夢物語」で一蹴されるが落ちで、先のことは何も考えず、巨大地震があればあったで、それでまた新しい街が出来てよいという風にしか考えていないのではないか。話が脱線した。「大阪都」という言葉の響きは、まだ耳慣れないせいか、よくない。アで終わって次がオで、これは東京都のウで終わって次がオとは違い、収まり具合が悪い。「オオサカト」「? その次に何?」といった感じで、これはたとえば「北区」といった「ク」が来る予定であるから、続けて発音するとちょうどよい具合になるだろう。「東京都」はいわば東の京都であるから、大阪都が出来れば、「三都物語」になる。物を支えるには3点で充分で、これ以上都は増えない方がいいと思うし、実際そのはずだが、大阪都が実現するまでにはいくつものハードルがあるなどとニュースにあった。それでも一旦芽生えた思いは実現して行くのではないだろうか。大阪がもっと元気になって生まれ変われば日本の未来も明るいのではないかと、大阪生まれの筆者は考える。ワースト何とかを選ぶと、必ず大阪は上位に入り、いかにも住みにくく、また人に優しいとはとても言えない街のように報道されるが、それがどこまで真実であるかは疑わしい。ああ、だらだら書いていると、また予想しない話になって来た。明日もまた大阪に出る必要があり、しかも早朝だ。早く寝なければ起きられないので、もうこのあたりでやめておこうか。今日の最初の一文字は「位」だった。自分の今いる位置をしっかり見つめ、そこから今後どう動いて行くかを常に意識せねば、あっと言う間に1年が過ぎる。もう12月が間近で、子の一年の早かったことを思う。位置を確認と言いながら、足元が水の流れのように動いて行き、そこから飛び立つことが出来ない。人間は動物と言いながら、植物にかなり近いなと思う。一旦定着した家や場所からなかなか動こうとしない。さて、今日は去年12月31日に写真を4枚。これで去年撮影した駅前写真は終わる。
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by uuuzen | 2011-11-28 23:50 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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