●嵐山駅前の変化、その135(円形階段)
成した阪急嵐山駅前広場でセレモノーが去年10月29日に開催された。その日の様子を今日を含めて8日間で紹介するが、途中でほかのカテゴリーへの投稿を挟む予定でいる。



今日は1枚だけ写真を載せるが、嵐山駅の臨時改札口となっている円形階段の上からホテル建設現場を見つめた角度だ。この円形階段もすっかり化粧直しされた。この階段の最上階、写真では右端に改札口があって、春と秋の行楽シーズンのみ使用される。ただし、下車専用だ。この写真は今から10か月前のものだが、現在駅前ホテルは完成し、10月の正式なオープンを待つのみとなっている。ホテルの起工式は、このカテゴリーの「その72」で紹介したように、去年6月30日にあった。ということは、完成までに1年4か月要したことになる。実はこのブログで詳しく書くのはまずいので、控えて来たが、今月のかかりだろうか、ホテルの名前が明らかにされた。仮称では「嵐山ホテル」となっていたが、実際は「花伝抄」だ。ホテルの玄関前の道路際に全紙大のポスターの看板が立てられ、プレ・オープンが9月15日であることが報じられている。ポスターの右上に、自由に持って帰ってよいチラシが束ねて収められていたようだが、筆者が看板を間近で見た時にはもうなかった。「花伝抄」の名は起工式の宴席で、ホテルの社長が自ら公表した。それを今まで誰にも言わなかったが、もうここで書いてもよい。プレ・オープンは、先日書いたように、警備員から教えられたが、その内容についてはわからない。ネットで調べると、プレ・オープンに際して、6月から泊まり客をネットで募集したそうで、地元住民には関係のないイヴェントだ。起工式に招待されたので、竣工式もあるものと思っていたが、現在のところ、その知らせはない。客席は100少し、1泊2万円以上するが、地元住民は泊まらないだろう。このホテルはわが家と同じ町内で、番地も5しか違わないことあって、昨日の地蔵盆では、ホテルのマネージャーに自治会に入ってもらうために勧誘に行かねばならないかといった話を住民と交わした。仮に自治会に入ってもらっても、回覧版を回したり、地蔵盆の手伝いをしてくれるとは思えないので、期待はしていない。わが自治会には大きな料理旅館やマンション、一流企業の保養所があって、それらの社長や管理人は自治会に入ってくれていて、組長も担当してくれる。組長になることは、回覧板や地蔵盆など、自治会の仕事や行事に携わることでもあって、普通の家庭と同じ扱いになる。「花伝抄」にそのようにこまめに地元住民と交流をしてくれる人が雇われればいいが、自治会加入は強制出来ない。これも昨日耳にした話だが、嵐山に有名ホテルが進出する予定で、そのオープンが3年後らしい。桂川右岸の西京区ではなく、対岸の嵯峨地区であるはずだ。その場所がどこかと、昨日は話が盛り上がった。これもまたあまり書くとまずいので、これ以上書かないでおく。ともかく、嵐山が急速に変化しつつあり、そのことが歓迎すべきかどうかという懸念に話は傾いた。
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 わが自治会の地蔵盆では、大きな数珠を子どもたちが集まって回す「数珠回し」が毎年行なわれる。数珠の珠は直径5,6センチの大きな木で、長さは20数メートルほどあろうか。途中に直径10数センチの大きな珠がふたつ挟まったいて、数珠を回している時、その珠が手元に来ると頭を下げてその珠を額に当てる。数珠が一巡すれば「一万」と墨書した小さな木札を1枚置く。それが10枚積まれると、11枚目は「百万」と記してあって、それを10枚の「一万」札の上に載せたところで数珠回しは終わる。その間、読経が続けられるが、鉦を強く打ち続けるので、かなり耳が痛い。読経するのは、90歳を超えるおばあさんのYだ。Yさんの家は法輪寺の前だ。Yさんが嫁いで来た時の自宅周囲は、瓦屋根の家が一軒もなく、萱葺きが4,5軒あっただけらしい。今から70年ほど前のことか。昭和初期だろう。Yさんが嫁いで来た頃の嵐山については坂口安吾が書いている。今手元に本がないので調べられないが、おそらく同じ時期ではないだろうか。それによると、やはり法輪寺から渡月橋までの100メートルほどの間には、小さな茶店があった程度で、バスは渡月橋を越えずに、その茶店前でUターンして苔寺の方角に向かった。その茶店が現在のどこかはわからないが、渡月亭かもしれない。Yさんの古いアルバムには、Yさんの自宅周辺の古い写真が貼られているかもしれない。それを見たい気がする。現在Yさんの家の周囲は家屋とマンションが密集し、それらがわが自治会になっている。マンションが建つ前は大きな沼があったらしい。そこを埋め立てて数階建ての鉄筋コンクリートのマンションが建った。それはせいぜい35年ほど前のことだ。そのマンションの隣にまた大きなマンションが数年前に建ったが、60数戸あって、そのうち3分の1は普段は人が住まず、東京あたりの金持ちのセカンド・ハウスになっている。またもう3分の1がわが自治会に加入し、小学生の子どもがいる。つまり、マンションが建ったことで、地蔵盆がどうにか持続出来る状態になったわけで、マンション反対などとは言っておれない。筆者はこの子ども会の若い親に、いずれ自治会長を担当してほしいと考えている。そうなるのは20年先かもしれないが、自ずとそうなるだろう。それはさておき、江戸時代から変わらないのは法輪寺だけで、その周囲は家がびっしりと建て込む。渡月橋から南は商業地区で、今後半世紀でさらに驚くほどの変化があるだろう。その頃に筆者はいないが、その変化を想像することは出来る。そして、その想像する光景の中には住みたくない。
 話を戻して、Yさんはとてもお元気で、先日は筆者が歩いて買い物に行くムーギョ・モンガの斜め前の大型スーパーで出会った。市バスが無料なので、それを利用して出かけるのだろう。昨日は子どもたちがかなり早く数珠を回したこともあって、Yさんの読経は10分ほどで終わった。子ども会の若いお母さんが、Yさんの肩を叩いてもう終わったことを告げると、Yさんはきょとんとして、「もう終わりでっか?」と言った。それで筆者は、「千万まで行きましょか」と言うと、若いお母さんは「それじゃ、もう10回回すことになる」と不服そうに言う。それを見てYさんは「それじゃ5回にしましょ」と言って、また読経と鉦叩きを始めた。Yさんにすれば年に一回の出番で、張り切っているのだ。わが自治会には同じような年齢のおばあさんが多いが、筆者は割合好かれているようだ。今日もチラシを配り歩いたが、去年組長を担当した90近いTさんにばったりと出会った。とても小柄で耳が遠く、補聴器をつけている。だが、人なつっこく、会合の時はいつも筆者の真横に来て話に耳を傾けてくれた。今日はひとりでバスに乗って出かけるようで、バス停のすぐ近くで会ったのだ。驚いたのは、身なりがなかなか洒落た服で、今までの印象と違ったことだ。挨拶すると、「あ、会長さん。失礼しました。眼鏡をかけておられますからわかりませんでした。えらいすまんこってした。どうもいつもご苦労さまでございます。」と、えらくていねいな言葉をかけてもらった。筆者はサングラスに帽子を深く被っていたので、即座にはわからなかったのだろう。還暦を迎える筆者でも、Tさんからすれば孫のような存在だ。今年の地蔵盆で改めてわかったが、役を担当する大半が婦人であり、婦人から気に入られない人物は会長には向かない。筆者が気に入られているとは言わないが、不評も耳にしないので、まあまあ合格なのだろう。子ども会とは、小学生の子どもを抱える母親が集まる会で、子どものお祭りである地蔵盆では大活躍する。小学生がいる年齢となれば30代であるから、みんな若い。また美人揃いであるので、そこに混じっているのは悪い気はしない。筆者より少し上の世代の婦人が一番厄介という気がするが、70代になると気楽に話すことが出来る。その中にひとり、筆者に会えばいつもにこやかな表情の人がいて、話し始めると20分ほどはすぐに過ぎる。だが、あまりひとりの女性とばかり話すのはまずいようなので、なるべくさまざまな人に話しかける。自治会の人と顔を合わせて話す機会は、この地蔵盆が一番大きい。昨日は雨で、濡れた床の木組みやテントをそのままにしたが、今日は午後3時から大人が7人集まって片づけた。1時間20分ほど要し、汗まみれになった。
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by uuuzen | 2011-08-22 23:44 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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