●嵐山駅前の変化、その129(駅舎から広場、脇道から広場)
暑の予想が今年は比較的涼しく、福島原発事故以来の電力の心配はさほど深刻にならずに済んでいるのではないか。わが家の3階は深夜でも気温30度を下がることはないが、32度ほどでも随分と涼しい。



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室温を28度に設定すると暑くてかなわないという意見があるが、30度でもいいのではないか。夏とはそういうものと思えばよく、でなければ、いつ夏らしい気温の高さを味わうのか。暑いのがあたりまえであるのに、電力を使ってそれを春や秋並みの涼しさにしようとする、またそういう快適な気温を閉じられた狭い空間だけに確保しようという思いは、人間を温室栽培するようなもので、ひ弱で味のない性質に仕上がるような気がするが、元来人間はそういう快適な状態を目指すように出来ているのだろう。それが現代の恰好よさであるという見方が広められ、そうでない存在は未開で野蛮なものとみなされる。それはいいとして、ここ数日ネットで騒がしいのが、筆者は顔も名前も初めて知ったが、20代半ばの男優がフジテレビ批判をしたことだ。新聞やTVではそのことがほとんどニュースにはなっていないらしい。批判の理由は、同TV局が終日韓国ドラマや韓国のポップスを流していて、それが気に食わないらしい。筆者はTVをほとんど見ないので、同TV局がそれほど韓国一色になっていることを知らないが、その男優の意見に賛同し、嫌韓派がいっせいにネットで意見を発し、2チャンネルでは200ほどのスレッドが立ったということだ。筆者が気になったのは、その男優が、TVでもっと日本の伝統的な文化を紹介する番組が見たいと言ったことだ。これはどこまで本心か。そして、その男優は今までどれほど日本の伝統文化に関心があって、そういうものに積極的に触れて来たのか。ここが気になる。単なる韓国嫌いから、日本の伝統文化を引き合いに出しているのではないかと思ったからだ。そして、日本の伝統文化と簡単に言うが、それは具体的にどういうものを思っているのだろうか。筆者なら文楽や歌舞伎、能が真っ先に思い浮かぶが、そういう番組をじっとTV画面の前に座って見たいと思うほどの知的さをその男優が持ち合わせているのであれば、まさか今回のような騒ぎを引き起こすことにはならなかったはずで、結局のところ、嫌韓を主張したかっただけではないかと思う。また、民放に文楽や歌舞伎、能をもっと放送しろと言うのであれば、これはまず無理な話で、それはNHKを見ればいいではないか。視聴率や経済の論理で動いている民放であるから、そこは根底に商売というしたたかさが横たわっており、韓国であろうがどこの国であろうが、儲かるものは何でもする。これが仮にアメリカものばかり放送しても、それに文句を唱える者が今回の騒ぎほど多いだろうか。まずそういうことにはならない。何と言っても大国アメリカであり、そういう国にはペコペコし、自分たちより送れていると見下す国には横柄に振舞う。これはまだ日本が2,3流の国であるからで、劣等感が拭い去れないからだ。それにしても、今回のこの騒ぎは、政治家が放射能問題から国民の目をそらすために裏で仕組んだことではないかと疑いを抱いてしまう。芸能界やTV界はそれくらいのことは簡単に行なわれるのではないか。
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 筆者はTVでたくさんの韓国ドラマをやっていても、時間がないので、せいぜい週に1本か2本しか見ないが、何度も書くように、その目的のひとつに、日韓における儒教の受容の差を見たいからだ。つまり、簡単に言えば、韓国ドラマを見ることで、日本の伝統がわかると考える。だが、こういう考え方はおそらく先ほどの男優は出来ないだろう。そして、本当に日本の伝統文化の番組を見たがっているのかという疑問だ。日本の伝統文化を知らない者ほどそういう言葉を使いたがる。また、日本の伝統文化を知るには、たとえば仏教ひとつ取っても、当然インドの原始仏教や中国の禅など関係して来るから、結局国際的な眼差しを持たざるを得ない。それを偏狭なナショナリズムに凝り固まろうとするから、本質を見失って平気になる。どこの国の人間とか言う前に、地球人でもあるという意識を忘れない方がよい。原発事故で日本は大量の放射能を撒き散らしたが、それは世界中を汚染する。他国に迷惑をかけているという意識があれば、地震大国でしかも国土の狭い日本に原発を林立させることの無茶ぶりには気づくはずで、それがそうでないとすれば、あまりにも視野が狭く、自国のことしか考えていないと批判されても仕方のないところがある。それはさておき、TVや新聞だけを情報源としている人と、筆者のようにネット情報にも触れる人間といったように、現在は大きく二分されて来ているが、これはいいことだ。中国でも高速鉄道事故の後、共産党が躍起になって、ネットへの書き込みを削除して、国民の批判が及ばないように言論統制をしているが、日本は言論の自由があるとはいえ、似たような世論統制はもっと巧妙に行なわれているのではないか。それが新聞や放送局とは断言出来ないが、ネットで個人が発する声は一定の量がまとまれば、大きな影響力を及ぼす。だが、そのことは悪くすれば読む価値ゼロの罵詈雑言だけのゴミ捨て場となるから、ネット社会が今後どれだけ成熟するのかどうかと言えば、筆者は悲観的で、現在新聞やTVが面白くないと言っているのと同じ状態になる、あるいはもうなっているとも思う。TWITTERにしても、先の男優は有名人であるから、大きな話題になったのであって、全く同じことを無名人がつぶやいたところで、何の反応もないことは明白で、ネット社会をリードするのはTVや新聞と同じく有名人だ。それはあたりまえのことだが、その現実を改めて今回の騒ぎで知った。無名の人は無名の人同士で、細々とコメントの書き込み程度でつながるだけで、それもいつ消えるかわからないはかないものだ。ネットに触れない人は、今回の男優の発言やそれに関して沸き起こっている賛成の声や、韓国ドラマのスポンサーとなっている日本の企業の商品に対して不買運動が繰り広げられていることは知らないが、それは福島原発事故やその放射能の問題に比べると知らなくてもいいことであるし、ネット界のみで今何が大きな話題になっているかは、ほとんどどうでもいい芸能人のゴシップ程度のことだ。そのように考えると、こうして何をどう書いても誰もほとんど気に留めないので気が楽と言おうか、気晴らしにはもって来いだ。有名人になると挙動が注目され、それはそれで気を使って大変なことだろう。それに有名人といっても、その実感があるだろうか。先の男優の名前は今回初めて目にしたが、そのように、万人に知られるということは絶対にあり得ず、有名人もまたはかないものだ。
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 さて、今日は家内の父の命日で、家内の実家に行った。いつものように家内の兄弟姉妹が集まって、上人の読経が終わった後は、食事となったが、今日の話題で一番面白かったのは、家内の姉が6,7歳ほど下の男性と恋仲になりたいという意見を発したことでだ。姉は去年20歳ほど年長の主人を90代半ばの年齢で亡くしたが、現在75歳で、とても元気だ。油絵を習ったり、友だちと車で遠出したりと、その活動は40代と言ってもいいほどだ。そして、そういう若さの秘訣は、恋心とのことだ。女は灰になるまで女とよく言われるが、まさにそのとおりらしい。だが、人生を長年経て、男を見る目は厳しくなっているから、誰でもいいというわけでは当然ない。まず、油ぎって不潔な男は駄目、体臭のひどいのも駄目、そして何より金持ちでなければ駄目ということで、この最後の条件を聞いた時には、笑ってしまった。だが、それは女の本音であり、若い時ならいざ知らず、70代半ばになって6,7歳下の男性と交際するという時、デート代に困るような男は論外というのはわかる。男は年齢を重ねると、経済的に豊かになるのが世間一般の常識であるし、それがそうなっていないとすれば、何か癖が悪いか、才能がないからで、金を持っているかどうかは男の魅力の最大の条件だ。だが、その姉の言うのは、そういう男は絶対に若い女がいいに決まっているから、いくらこういう望みを言ったところで、それがかなえられるはずはないと達観している。それもまた真実で、筆者が仮に60代後半の年齢になって、金に余裕が出来たとして、まず6,7歳年長の女性と恋をする気にはなれない。だが、今日の話は、実際に交際するというのではなく、淡い恋心でもいいので、素敵な男性がいないかなということであった。それは筆者にもよくわかる。そういう異性を意識する気持ちこそが若さを保つ源で、それを失えばもう人生は終わり名古屋なのだ。だが、女にとっての男の魅力なるものがお金と言われると、筆者など、真っ先にこそこそと隠れるしかなく、これからの人生真っ暗かと思い知る。だが、自分好みの女性を見かけることは無料であるし、そういう思いだけは今後も失わないように思う。また、筆者は家内の姉に持論を展開したが、それはこういうものであった。たとえば筆者が行く大型スーパーのレジのSを例に挙げると、Sが奥さんなのか、また子どもがいるのかどうか、あるいはどこに住んでいるのかなど、筆者は関心がひとまずない。その人物のみを見て、素敵な何かを感じるかどうかが問題だ。これは動物的本能だ。それを筆者は信じたいし、また最後まで重要なことはただそれだけと思う。ところが,交際、あるいは結婚となると、国籍や学歴や収入、家族構成など、その人物にまとわりついているもろもろのことをお互い考える。あるいはそういうことだけを考える。そうして結婚してすぐに別れたりするが、それはその人物の本質を直感しなかったからだ。つまり、男女が交際する時に最も重要なことは、お互い顔と姿を見ただけで感じる何かで、そこにもろもろの条件がまとわりつくと、打算が入り込み、目が眩む。だが、これは男の、そして筆者のように万年金欠の男のうまい口車であろう。それはそうだとして、その口車にまともに乗ってくれる、あるいは賭けてくれる女が筆者にとってはかわいい。女もさまざまであるから、きっと筆者の考えに同調する物好きもいるだろう。今日の駅前写真は去年10月16日のもの。
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by uuuzen | 2011-08-05 23:53 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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