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●嵐山駅前の変化、その99(脇道)
い道なので車が1台通るのがやっと。そのため駅を降りた観光客が通ることはまずない。地元の人々の生活道路だ。今日は昨日のものから1日しか経っていない去年8月31日撮影のものを載せるが、8月末日はこれしか撮っていなかった。



この狭い道は、グーグル・アースのストリート・ヴューでは10メートル間隔の地点ごとに360度の光景が表示される。それほど嵐山は有名ということだ。一昨日の子ども御輿で耳にしたが、その駅前のミニ・ストップは同チェーン店で売上日本一だそうだ。出来て10年ほどだろうか。以前は老人が経営する木造のお土産店であったのが鉄筋コンクリートの建物に変わり、1階がミニ・ストップ、2、3階が、写真の真中に大きく見える学生年代用のワン・ルーム・マンションになっている。以前に書いたが、そこは表の玄関で部屋番号を入力して住民と対話するようになっている。国勢調査で何度出かけてもほとんど応対が得られなかった。部屋にいるのに居留守を使う者もいるようだ。住民にすれば訪ねてくる人はケータイでわかっているので、それ以外の訪問者は未知の人、面倒だから応答しないということなのだろう。また中には筆者の用事に納得して、部屋から表玄関のキーのロックを解除してくれ、上までやって来いというケースが2名いた。だが、若い女性が住むそんな部屋の前までのこのこ上がって行くことは出来ないし、その勇気もないので、下に来てくれと懇願すると、素直に応じて降りて来てくれた。とてもかわいい女性で、しかも良家の娘といった雰囲気にびっくりした。親としては改札を出て徒歩10秒で着くマンションなので、防犯上もいいという考えなのだろう。さて、今これを朝10時前に書き始めたが、今朝は変な、そしてさびしい夢にうなされ、目覚めてからとてもだるい。これほどだるいのはめったにないことだが、だるいのは頭で、体はさほどでもない。目覚めてからすぐに夢のことを思い出しながら、もうひとつの想念がはっきりして来た。それは先日から心の底ではわかっていたことだが、適切な言葉が思い浮かばず、そのために考えが明確化しなかった。それがついにこつんと得るところがあったと言えばよく、精神的に参ることの理由がかなり鮮明化した。そしてその言葉とそれによって表現される状態を思い描くと、自分が何にこだわっているのかもよく見える。そうして自分がこだわっていることが、もうひとつの筆者が理想とする格好いい自分から見てどうなのか、それも考えてみた。すると、そこでまた軋轢が生まれ、さらに落ち込むという悪循環が待っているようであることを知った。その軋轢とは、簡単に言えば、思い浮かんだ言葉とそれによって解きほぐすことの出来る筆者の精神的落ち込みの理由づけが、あまり格好よくないことと、そしてその理由づけがどう考えてみても正しく、それを認めないことはかえって自分の格好悪さを示すという思いだ。
●嵐山駅前の変化、その99(脇道)_d0053294_1134770.jpg

 筆者は小説を書く才能はないが、実録的なものなら出来るつもりでいる。だが、それは多くの人が迷惑するであろうし、また柳美里のように訴えられることにもなるかもしれない。たとえ、誰かとわかるモデルを小説の中で誉めたたえても、人の目に晒されることは本人にとってはいやだろう。おまけにそうした小説が売れると、作家は人の私生活を踏み台にして金儲けしていることになって、とても誉められた話ではない。作家がなんぼのもんじゃいといった意見が出るとすれば、モデルにされた人々からではないだろうか。ここ2週間ほど、筆者は自分の悩みを小説にすればいいかもしれないと少し考えた。どこかに発表するのではなしに、とにかく文章にまとめてみる。そうすると自分が何に落胆し、何にこだわり、何を心の支えにしているのか、そんな複雑な思いの絡まりがよくわかり、そのこから脱するにはどうすればいいかが見えそうな気がする。だが、その小説は全く知らない他人が読むのはかまわないが、筆者やモデルの周囲の人が読むのは絶対に許されない。そのため、書く前から気力がそがれる。ではほかにどういう形がいいか、それを考えているのが目下のところだ。さきほど家内に話したが、筆者はいろんなことを手がけているが、今ここにある状態は過去の積み重ねで、その途中での無駄は何もなかった。そしてその伝で言えば今後もそうであるはずだが、今年還暦を迎え、締めくくりを考え始めねばならない年齢となって、ま、まだ当分無事生きるとして、その間にやるべき仕事、やっておきたいことを見定めて、それをひとまず納得行く形に仕上げたい。そして、そういう大きなと言っていい仕事でも、その根幹にある思いはごくごく単純で小さなものだ。先日も書いたが、金が儲かるからとか、名を残したいとか、そんなことは思っていない。むしろ金は吐き出しであるし、作品は無落款でも充分だ。その行為を仮に純粋と呼ぶとすれば、筆者は考える。それに匹敵、あるいはそれとは比較にならないほどの純粋を知ったことのある者なら誰しも同じことをするはずで、筆者にすれば過去のそういう経験の恩返しのつもりだ。それがほとんど出来ていない自分を恥ながら死ぬことは出来ないという思いがしている。問題はそんなことをしながら、一方でどう金を稼ぎ、食べて行くかだ。ところで、筆者は閉所恐怖症があるようで、こんな夢を見たことがある。自分ひとりが横になって這って進めるほどの狭い土のトンネルがある。そのずっとずっと先に出口があるようだが、進んでみないことにはわからない。だが、あまりの狭さに逆戻りは出来ず、前に行くしかない。そして前に行けば行くほど、穴が小さくなっていて、全身がますます締めつけられ、ほとんど息が出来ない。そのまま窒息死するのかなと思っていると、もう数メートル先で首だけが出る小さな穴が見えた。その穴の向こうは青い夕暮れだ。遠くに満月が小さく上がっている。筆者は母の最初の子できっと難産だったのだろう。そして生まれる前の想念がそういう夢となって大人になってからでも見るのではないか。そして、あまりにも狭いトンネルの中で、筆者は遠くのあまりに美しい、そして手が決して届かない満月を涙流して見つめながら、ようやく到達した外の世界とつながる穴から首だけ出したままの格好で息絶える……。そう言えば今日は満月だが、天気予報では雨と言っていたので見えないだろう。昨日、一昨日と朧月で、満月に近いので写真を撮っておこうと思ったが、やはり満月がいいのでやめた。それが雨とはついていない。毎月必ず見られるとは限らないからいいのかもしれないが。
by uuuzen | 2011-05-17 11:03 | ●駅前の変化
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