●嵐山駅前の変化、その97(売店、円形階段)
輿を担ぐのではなく、押した1日だった。昨日の午後3時に子ども御輿を自治会の倉庫から出して法輪寺の境内で組み立て、それを今日は朝9時から半被を着せた子どもたちに、台車に載せて引かせ、自治会の各町内を練り歩き、午後には松尾大社に繰り出した。



この松尾大社の環幸祭に便乗したこの子ども御輿の日にはよく雨が降るが、今年は見事な五月晴れで、新緑が眩しかった。わが自治会は自治連合会に所属する14の自治会の中でも松尾大社からは最も離れた北の端に位置し、小さな子どもが2時間ほども歩くのは大変だったろう。去年筆者は伯母が亡くなったのでこの子ども御輿に参加しなかったが、今年は日曜日であり、予定もないので昨日ともども時間を費やした。子どもの数がどの自治会も減少傾向にあり、また大人は老齢化に向かっているから、こういう子ども御輿の行事もいつまでやれることかと思う。ある自治会では小学生の数が2名ほどになり、もう子ども御輿には参加出来ないのではないか。大人が子ども用の御輿を軽トラックに載せて形ばかりの子ども御輿として参加するのが今後は目立つと思える。子どもの母親はみな20代か30代で全員参加してくれるが、その父親は仕事で忙しいこともあって、御輿の世話をするのは筆者ら自治会の役職の年配の人間となる。将来この子どもたちが社会人となった頃に、その子の父親が自治会の役職をしてくれることが理想だが、引っ越してしまう人もあるので、そうなるとは限らない。筆者は息子が小さな頃は子ども御輿に参加し、そして一時期自治会のことをすっかり忘れて何の手伝いもしない時期が10数年あったが、引越しをせずに同じ場所に住み続けているので、自然と役が回って来た。問題はそれを次に誰にどう引き継ぐかだ。そういう話合いを副会長や会計らと集まって3月にしたが、妙案はない。それで筆者に一任されている格好で、これをどうにかせねば会長を辞めることが出来ず、頭の痛い話だ。来年はあちこち旅行するなど動き回りたいと思っているので、会長職に専念しにくいだろう。そういう時は副会長に任せればいいが、そうなると恩を着せたことになってまたもう2、3年担当してくれと、ずるずると会長を引きうけなければならないムードが生まれそうだ。3年目に入ると要領もかなりわかって来たので、当初の頃より役目が大変だとは思わないが、筆者が何年も担当することで、みんなの意識が低下することを危惧する。自治であるから、会費を支払っている人はみな平等、誰もが積極性を持って役員を引き受けるのが筋だ。だが、以前にも書いたように、80代半ばの高齢者にそうした役目を負わせるのは忍びない。そこでやれる者がやるというボランティア精神が求められる。その狭間にあってジレンマを抱えているのが実情だ。
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 筆者が嵐山に引っ越して来てからもう27、8年経つが、その間に地元に溶け込み、それなりに知られる存在になったことになる。住めば都で、これは誰でも同じだ。どんな片田舎でも、そこに長年住めば、そこから出てよそに住むことは考えにくくなる。だが、筆者にはそういう考えはほとんどない。昔ドイツに行った時、明日から生涯そこに住めるような気がした。筆者は根無し草で、それを今も自覚しているつもりでいる。であるので、その気になればいつでもどこでも住める気はしている。今住んでいるところに愛着もそれほどないし、むしろ全く別の場所に住んで気分転換をすればまた全く新しい発想と仕事が出来るのではないかと思うほどだ。だが、人生は短い。悲しいほどに短く、今この瞬間を全力投球しなければ先が見えない。そうして気づけばもう老齢が迫っている。何ひとつ価値あることが出来ないままに時が過ぎ去り、悔いだけが堆積する一方だ。だが、そのことを昔Tさんに手紙に書くと、何ひとつものにならなくてもいいではないかとお返事をいただいた。全くそのとおり。ものにならなくても、精いっぱいやった記憶があればいいではないか。その場その場で全力を尽くす。それでもどうにもならないことがある。いや、その方が人生には多い。だが、それは恥ではない。ものになるとは、有名になったり、金が儲かったり、あるいは形となる何かを残すなど、自分が目指す夢がかなえられることだが、それに達しなくても、本人が幸福をかみ締めることが出来るのであればそれでいいし、またかみ締めるべきなのだ。口惜しがって、それが先の行動を阻むことが問題だ。悔いは持たない方がよい。日々全力を尽くしていれば持つはずがないではないか。実は昨夜一気にサン・テグジュペリの『夜間飛行』を読んだ。後半、ますますぐいぐいと引き込まれ、展開に目が放せなくなった。筆者の長年の予想とは違った小説であったが、最近の気分にこれ以上見事にあてはまる小説はないことに驚愕した。感想を数日後に書く予定でいる。さて、今日は去年8月30日に撮影した駅前写真を2枚掲げる。明日は同じ日のものをもう2枚。
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by uuuzen | 2011-05-15 16:55 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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