人気ブログランキング | 話題のタグを見る

●今年の桜、その3
重桜は開花が少し遅い。一重の品種に比べてあまり好きではないが、桜を長く楽しむには便利でいい。大阪造幣局の桜は八重が多いのではないだろうか。



いつも阪急駅前の写真ばかりを掲げているが、今日は駅のホームに立って見える光景を2枚載せる。4月3日の撮影で、最初のものは、改札を入って20メートルほど進んだところに立って、電車の進行方向に向かって撮った。嵐山駅は終点なので、進行方向はひとつしかない。写真に見える左右のホームに電車が入る。その両端にさらに2、3のホームはあるが使われていない。また写真の奥の左右に、開花はまだだが、主に八重桜がある。さて、駅前広場の整備が去年秋に終わって最初の花見シーズンを迎えたものの、地震の影響で観光客は少なかった。また、3月中旬に駅名表示板やゴミ箱が焦茶色の木目調に一新されたが、それに合わせて、3月18日は内部が木目調の豪華な特別直通特急がお披露目になり、当日筆者はそれと知らずに乗った。いつもは桂駅で乗り換えるから、その日も下車して向い側に停まっていた電車に飛び乗った。てっきりそれが河原町行きと思ったのだ。だが、臨時の嵐山行きであった。急いでいたにもかかわらず、また嵐山に戻ってしまった。桂で向い側の電車に乗らずに、そのまま豪華内装電車に乗っていればよかったのだ。アナウンスの声が小さくてそれがわからなかった。電車を撮影する人はどこでも多いものだが、当日はその電車を撮影しようと、たくさんのカメラをかまえた人がホームにもいたし、また車内にもいた。筆者がその特製電車に乗ったのは、その日の1回限りで、もっとじっくり観察するなり、写真を撮っておけばよかったが、満員の車内ではどう撮影していいかわからなかった。それで、4月3日になって、その特製電車を思い出させるデザインの駅名プレートやゴミ箱を写しておこうと思った。そうして撮ったのが、今日の2枚だ。この木目調のプレートは、一見豪華だが、文字は切り抜いた白いテープを貼ってある。そのため、数年経たない間に剥がれるだろう。剥がれればまた貼ればよいという考えだ。そう思うのは次の理由による。松尾駅前に松尾大社の社殿の大きな写真看板がある。その左下隅に同じく白のテープを切り抜いて撮影者の名前が貼ってあった。間近に寄らないと貼ってあることはわからないが、ムーギョ・モンガに行く途中、その文字のすぐ傍らを通るので、いやでも文字がほんの少し写真より浮き上がっている様子がわかる。撮影者は京都では有名な水野克比古だ。それを記す文字が、看板の設置からわずか1、2週間経った頃、半ば剥がれ落ちた。誰かがいたずらで剥がしたのではない。自然に剥がれて看板のすぐ前の植え込みにたらりと落ちていた。「水野克比古」が確か「比古」になっていたと思う。そのまま1、2か月経った頃、ムーギョ・モンガの帰り、中年男性が文字シールを貼り足している光景を見た。男は筆者が通り過ぎる時、こちらをじろりと睨んだが、作業の手元を見ると、シールが剥がれないようにと、細い棒で何度もしごいていた。その結果、そのから数か月経った現在まで文字はひとつも剥がれていない。
●今年の桜、その3_d0053294_18322713.jpg

 文字シールを貼って表示することが今は流行らしい。阪急嵐山駅の駅名表示板は、以前は夜は内部が光るタイプであった。それが木目調にシール貼付となると古い時代に逆戻りした感覚だ。あえてそういうレトロ風を狙ったのかもしれない。それは日本家屋のような形のものに代わったゴミ箱からもわかる。風景に溶け込むようにとの配慮からだろう。あくまでレトロ風で、本物のレトロのものではないが、梅田や河原町に置かれているものと同じデザインにすることもない。筆者は古くなっても使えるまで使うという考えを持っているが、それこそレトロであって、今はまだ充分使えることがわかっていても、最長でも10年単位で新しいものに代える。適当な時期にリフレッシュをしないことには、人々が関心を抱かないという考えによる。会社のロゴ・マークや歴史ある商品のパッケージもそのようにして時代ごとに作り代えられる。それは悪いことではないので、筆者もこのブログのヘッダーのデザインを別のものにしたいと思い続けているが、どうもいいのが思い浮かばない。それだけ完成度が高いと自惚れるつもりはない。大半は考えるのが面倒なだけだ。それにブログを始めてからまだ6年で、後4、5年は同じものを使うのがいい。ただし、その時までブログを書き続けているかどうか。さて、写真に写っているホームの下部分や屋根の微妙な弛み具合を見ればわかるように、レトロのままの部分が目立つ。それはそれで味というつもりか、背後に写る民間の木造住宅の古さにも釣り合って、阪急としては環境に配慮しているのかもしれない。プラットホームのすぐそばに住宅があるというのは、京阪神の私鉄の大きな特徴で、京阪ではほとんど線路際1メートルに木造住宅の玄関があったりする。嵐山駅はそこまで近接していないし、また間に桜を植えてあるので目隠しになっている。1枚目の写真右手奥にある八重桜の背後は駐車場で、本当は桜は不要と言ってもよいが、25年ほど前に植えられ、今は毎年堪能出来るほどに大きくなった。わが家のそばにはそのように桜がたくさん植えられているので、わざわざ今年の桜と称してどこかに花見に出かけないでも楽しめる。
●今年の桜、その3_d0053294_18325495.jpg

by uuuzen | 2011-04-21 18:33 | ●新・嵐山だより
●工事現場に鶴 >> << ●今年の桜、その4

 最 新 の 投 稿
 本ブログを検索する
 旧きについ言ったー
 時々ドキドキよき予告

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事/カテゴリー/リンク
記事ランキング
画像一覧
ブログジャンル
ブログパーツ
最新のコメント
言ったでしょう?母親の面..
by インカの道 at 16:43
最新のトラックバック
ファン
ブログトップ
 
  UUUZEN ― FLOGGING BLOGGING GO-GOING  ? Copyright 2024 Kohjitsu Ohyama. All Rights Reserved.
  👽💬💌?🏼🌞💞🌜ーーーーー💩😍😡🤣🤪😱🤮 💔??🌋🏳🆘😈 👻🕷👴?💉🛌💐 🕵🔪🔫🔥📿🙏?