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●嵐山駅前の変化、その85(脇道から広場)
災意識が高まって、非常時への備えをする家庭が増えるかもしれない。今回の地震で首相が作業服を着用したのはよかったが、それが2週間で終わった。



もっと持続させて、金正日みたいに売り物的ファッションにすればいいと思うが、それをするといつまでも日本は地震が多い国と思われて、観光にも差し障る。それで2週間が精いっぱいであったのだろう。それはともかく、こういう巨大地震が起こった時、首相が陣頭に立つのと同じように、わが自治会でも、会長が防災委員を兼ねている。これは連合会に倣ってのことで、防災のための合同訓練が毎年秋にある。今年は松尾学区との合同になって、例年にない大きな規模になる予定だ。この防災訓練は、大地震が生じたとの想定のもと、阪急嵐山駅前に自治会の役員や組長が集合したうえで、ヘルメットを被った筆者が引率して自治会内をひと回りし、それから小学校に行って、他の自治会、すなわち自治連合会に所属する14の自治会が集まり、全員で消防団の放水訓練などを見る。午前中2、3時間程度を要する。実際には地震が起こっていないので危機感はなく、ピクニック気分混じりだ。また、役員と組長が全員集まると30数名だが、その半分ほどしかやって来ない。そこからも地元の防災意識の低さがうかがえるが、一部で心配の声が上がっているのは、大地震があった場合、隣り近所が助け合って、老人を救出したりすることが出来るかどうかだ。わが自治会は、半分強は昔から何代にもわたって住む世帯で、もう半分弱は古くて筆者のようにせいぜい30年ほど、新しい場合はまだ1年も経っていないという「新参者」だ。そして旧住民と新参者のとの間には微妙に溝がある。これは老人に特に激しい。旧住民の老人たちは幼い時からの馴染みで、名前で呼び合うほどだが、新参者の老人はそこには入って行きにくい。遠慮することはないと言ってしまえばそれまでで、現実にはそう簡単に事は運ばない。それで、新参者の老人はすぐに老人会には参加しなくなる。その老人の意識はそれ以後の世代にもある程度そのまま伝わり、いつまで経ってもわが自治会の団結力は旧住民がリードすることになる。
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 そんな状態であるところに、新参者である筆者に自治会長の依頼が前任者からもたらされたのは、それほど旧住民に人材が不足し始めたためだ。そして、副会長や会計、監査は以前のままの旧住民が引き継ぎ、しかも「会長役は副会長や会計、監査と和をもって運営出来る人でないと困る」と言われた。それは確かにそうだが、いつまでも筆者が会長を務めることは人々の自治会に対する意識の低下を招く。それで筆者はなるべく早く次の人を見つけて交代するつもりでいるが、その時、出来るならば副会長や会計、監査もみな新人をと考えている。だが、この思いは今のところ筆者だけで、他の3名は今の役を担当し続け、最もハードな会長役だけを誰かに任せたいようだ。そして、当然それは3名と和をもって行動出来る人でなければならない。となれば、筆者はこの3名と仲よく動くことが出来ると見込まれたことになるが、それはそのとおりと言ってよく、新参者ではあっても筆者は遠慮なく何事も言える思いでいる。これは30年地元に住んだことで、旧住民をある程度よく知ったからでもある。他の自治会では会長は毎年交代している。副会長や会計、監査も同じで、規約を作ってそのとおりに問題なく自治会は動いている。それは、わが自治会のように住民と新参者という壁がほとんどないこによる。田畑であったところに一斉に家が建ち、他の地域からやって来た人ばかりが住むからだ。その意味で自治会の会員はみな平等で、誰もが会長になり得るし、その自覚がある。それがわが自治会だけはそうではなく、これを今後どのように改革して行くかが問題となっている。筆者は他の自治会並みに、毎年会長を初めとする役員を交代させる方向にしたいが、それは新参者の思いであって、旧住民はそうは思っていない節がある。あるいは、それを思ってもどう実現化させるのかその手立てがわからない。そこで筆者はこの2年の間、他の自治会長に訊ねて、どういう方法で毎年会長を選んでいるのかを調査した。するといくつかの方法があって、それぞれの手際に感心したが、そのどれかの方法をわが自治会に適用すると考えると、これがさほど簡単ではなさそうだ。高齢化と少子化で人材がない状態は、どの自治会でも同じであるから、筆者がそれを理由にして愚痴を言うことは避けなければならない。また、他の自治会では、誰もが会長になり得るというものの、結果的にはなるべき人がなっているということをよく耳にする。それはあまり話を交わさずとも、人々の間では目立つ人に対する評価が比較的妥当なところに落ち着くというバランス感覚を示している。つまり、自治の精神は健全で、そう無茶な人選にはならないということだ。
 それはともかく、あまりにも固定化し過ぎているわが自治会の三役や各種役員で、これを他の自治会並みに毎年交代するには、主に旧住民の意識を改革しなければならない。それに新参者も、旧住民に混じって遠慮することはないという意識を持ってもらう。ところがそれをするためには、それこそ和をもって副会長や会計、監査が会長の思いとひとつになって動いてくれる必要があるが、筆者は最も年下でもあり、また新参者の筆者の独断で事が進むはずはない。防災訓練はほとんど形骸化し、暇潰しみたいなものになっているが、それをそうさせないためには、まず自治会内全員が全員の顔を名前を知っている必要があるのに、筆者ですらまだ半分も知らない。これではここ2、3年に引っ越して来た世帯はなおさらで、そういう世帯も旧住民と同格となって、会長に任命され得るという規約を、筆者が率先して作ってしまうのは無謀だろう。いずれは規約制定の必要があるとしても、その前にまず、自治会内全員の懇親がもっと進む必要がある。そのために蓄えている自治会費を使って、たとえば花見の季節に全世帯に弁当を配り、それを地元嵐山で食べながら、普段話すことのない人々の間の交流を図るといったことも一考だ。そのための経費は充分あるが、それを実行するのに筆者個人が動くことは、今でも激務であるからして、ほぼ不可能に近い。それでそういう役を他の人に任せて、とにかく自治会内の親交を深めたうえで、次の会長にふさわしい人を誰にするかという思いを各自に持ってもらうことがよいと考える。ただし、そういう方法を採ると、残り2年で筆者が会長を退くことは無理だろう。筆者が内心焦るのは、自治会内の懇親の深めると同時に、会則を整備し、それを運営して、いずれ旧住民の老人がみな死んだ後でも、旧住民と新参者との間に溝がなく、自治会内の誰でもが会長になり得るという自覚を抱くに至るのはいったいいつのことかと思うからだ。筆者の思いとは反対に、今後は自治会を脱退する老人が多くなることも予想される。そうなれば不公平感が高まって、いずれ自治会の活動は縮小に向かう。結果、災害があった時に、隣り近所で助け合うということがまず出来ない。都会はどこでもそういう傾向がある。嵐山も都会の部類だ。駅前の改装を見ているとそう思う。今日の写真は昨日に続いて去年7月30日の撮影だ。
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by uuuzen | 2011-04-08 15:32 | ●駅前の変化
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