●嵐山駅前の変化、その83(円形階段、脇道から広場)
とした不安を言えば、誰しもそれを抱えているが、今回の地震による影響がどこまで広がるやら、毎日TVのニュースを聞きながら、じわじわと深刻な被害がさまざまな分野で増加して行っていることに心が重たくなる。



さきほどTVから、予想もつかない春を迎えたと聞こえた。本当にそうなのか、今回の地震の前に東北の鯰が一斉に騒ぎ立てなかったのかと思う。予想もつかないのは正直な思いとして、これほどの大きな地震であったからには、何らかの予兆を感じた人、あるいは見た人がいるのが当然と思うが、そういうオカルトに属する経験は非科学的として、今はTVで採り上げられるのは時期がまだ早い。思いも寄らない春を迎えたと慨嘆するのであれば、その思いも寄らないことを引き起こす自然災害があることを想定して原発を造るべきだが、思いも寄らないことは思いも寄らない巨額を要することでもあるし、また思いも寄らない事故が生じた時は、思いも寄らなかったこととして誰しもほうかむりをすることが出来るという思いもあるので、思いも寄らない災害には誰も責任を取らない。だが、何度も書くように、思いも寄らないことをなるべくそうではない状態にしようと考えるのが学者の務めであるし、地震に関しては過去の記録や発掘の成果から、思いも寄らないことはまだあるが、かなりの程度、もういつ生じても不思議ではないという推定は可能だ。鯰に頼らないのであれば、学者はそのことに責任を持ち、警告を発するべきだが、今回の地震ではそういうことを唱えた学者がいたのかどうか。一昨日のTVでは、平安時代にも同じ地域で同じ規模の地震があったことを確認していた学者が、地元に人々にそういう地震がいつやって来てもおかしくないという話し合いをする予定でいたのに、それより前に地震がやって来たとインタヴューで答えていた。まだ40そこそこに見え、また芸能人のような顔をしていて、その学者の発言は本当であろうが、後出しじゃんけんのような態度に見えた。地震が起こってしまってからではそう見られても仕方のないところがある。それでその学者に言いたいのは、それほど危険を予測出来たのであれば、次に起こる巨大地震の時は鯰の役を買って出てもらって、ぜひ地震の前に公表してほしい。地震学者は自信学者になるべきではないか。それともそんなことをすると、それこそオカルト学者と呼ばれて学者仲間から村八分されるのだろう。
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 今日掲げる3枚の嵐山駅前写真は、昨日に続いて去年7月27日の撮影だが、駅前にある桜の古木の2、3本が今日の陽気で一気にほぼ満開になった。今日は1年でもそう何度もない全国的に雲ひとつない晴天であったが、嵐山に来る観光客は少なかったように思う。平日でもあるからか。だが、TVでは京都の旅館やホテルは、外国人がみなキャンセルして、秋の紅葉に期待するしかないと早々と諦めムードだ。半年ほど閑古鳥が鳴いても倒産しないだけの余力があるところがさすが京都という気がする。あるいはお粥をすすってでも、ここはぐっと我慢という思いなのだろう。客が少ないからといって、へたに値下げすると、もうそういう格下と見られてしまう。そうなっては元の価格に値上げすることは出来ない。それにしても、戦後最大の危機と言われるが、原発の問題は予想以上に手強く、日本にまた観光客が戻り、日本の作物が外国に売れる時代は何年先になるだろう。今朝のTVでは、日本が100か国以上から義援金を寄せられているという感動的な報告をしていた。以前から日本は外国にお金をばら撒き過ぎで、もうそんなお金の余裕はないのであるから、いい加減やめにしようではないかという意見がちらほら出ていた。だが、こうして巨大地震があった後、世界から励ましを受けると、地道に援助しておくことはよかったと思えるだろう。ところが、そうした義援金を送りながら、日本の作物を輸入しないという態度は、いかに放射能の恐怖が大きいかを示す。こればかりは日本がどうにかして原発の放射能漏れを収めるしかない。それは重々わかっての必死の作業で、当分はこの原発の成り行きが天気予報と同じように毎日TVで伝えられるだろう。以前には考えられなかったことだが、福島原発を中心として、関東や東北の放射線量を、まるで花粉情報と同じようにNHKは伝えている。それは改めて考えると、花粉どころの騒ぎではない深刻な問題で、漠とした不安の大きな原因になっている。だが、花粉なら目が痒く、くしゃみが連続で出たり、はな汁がこぼれ落ちたりで済むのに、放射能はまるで自覚症状がなく、漠とした不安とも感じない人は多いのではないか。放射能をどの程度浴びれば具体的にどのような症状の病気となるかを、実際の病の映像を使って頻繁に報道すべきと思うが、不安を煽るからという、もっともらしい理由から、まずそんなことはしないに決まっている。するとすれば、福島原発の影響を怖れる外国だ。いやなものを撒き散らしてもらって困るという抗議の意味で、自国民向きに放射能汚染による病の映像を流すであろう。だが、そんなことをすれば原発に対する反対運動が起きるので、痛し痒しのところがある。
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 今回の地震で保険会社は航空写真を使って家の全壊半壊を調べ、保険金を支払うと伝えていた。今回のような大きな災害があると、保険会社は一気に破産してしまうと思うが、それがそうではないのは、支払う世帯が多い場合は、支払い額を割引きするという条件があるからだ。保険会社は自分たちがどうなっても潰れないという保険をしっかりと立てている。それでこそ、保険を売る会社ではないか。そのことをよくよく人は知っておくべきだ。筆者は保険は大嫌いで、生命保険もかけたことがない。家を買う時に火災保険に入る必要があったので仕方なく入ったが、保険をかけておいていざという時に助かろうという思いが何となく気に食わない。自分が死んだ後、残された家族が困らないように保険をかけるべきという意見があるが、残された者はそれなりにやって行く。それは無責任な言い方であることは承知している。だが、しょせん人間は無責任なもので、保険を気にし始めると、切りがないのではないか。また、筆者が保険に入らないのは、経済的にゆとりがないせいでもある。息子には何も残さないつもりであるし、その方が息子のためにもいいと思っている。今回の地震でジャッキー・チェンが全財産を寄付するとネット・ニュースにあった。そして俳優をしている息子には資産を残さないとも伝えていた。なかなか見上げた態度ではないか。ソフト・バンクの孫社長が100億円寄付するそうだが、その記事のそばに総資産が6400億とか書いてあった。あまりの巨額で、それがどういうものか想像すら出来ない。6400億もあれば100億くらい大したことはない。その孫社長が数か月前、好きな画家としてゴッホを挙げていた。誰にも理解されず、貧しいままに自己を貫いたところが好きだというのだ。その言葉を聞きながら、孫社長も案外孤独なのかもしれないと思った。6400億あってもゴッホにはなれない。いやむしろ、あるからなれない。無一文のホームレス同然の人こそがゴッホになれる。そこに人間の公平性を思う。金持ちをうらやましがる必要はないのだ。本来無一物。なくなればなくなったで、何事にも執着しない生き方というものがある。昔の激しい禅僧はそういうことを知っていた。そんな禅僧は現在の保険を見ればどう思うだろう。本来保険は漁業関係者から発生した。板一枚の下は地獄であり、いつ嵐に遭って遭難死するかもしれない。そして、そうなった時に残された家族が生活に困らないように漁師仲間がお金を出して支え合う仕組みを作った。それは禅僧仲間の支え合いにも似ていると思える。ところが保険は株式会社となって金儲け集団と化した。保険金も毎月支払うのは厳格だが、支払ってもらうのは渋々で、しかも理由をつけられて割引きされる。かつての相互補助の精神がそこにあるか。今回の地震でどれほどの家庭が地震保険に入っていたのか知らない。その支払われた保険金でまた元の場所に家を建てて住むことが出来るとして、その時隣近所の地震保険をかけていなかった家庭に対してどういう思いを抱くか。「だから言わんこっちゃない。漠とした不安を少しでもなくすには保険に入りなさい」と、保険会社は言うであろうけれど。
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by uuuzen | 2011-04-06 23:04 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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