●嵐山駅前の変化、その51(ホテル、脇道)
布日が終わって回収し始めることになった国勢調査。調査票の配布で知ったことに、筆者の担当する区域は、自治会に入っている、つまり年会費を払っている世帯と同じ数、いやそれ以上の独身者用マンションの部屋数がある。



これは地域社会の中に、顔を見知る人が半数ということで、安心した街づくりに限界があることを暗に示している。そうしたワンルーム・マンションに住む人にも市民新聞や府政だよりなどが配布されることになっている。市民税を支払っているのでこれは当然だ。その役割を市政協力員がやることになっているが、筆者の区域ではどういうわけかワンルーム。マンションは無視して、その数を計算に入れずに毎年役所に報告している。これはまずいので、来年からはそうならないようにするつもりだが、そうなればなったで、そのマンションを抱える町内組長が、毎月最低2回のそうした配布物を配る手間が増えることになって、反対意見が出るかもしれない。それに府政だよりがどういうルートか知らないが、そのマンションの各部屋のポストに入っていることを3日前に確認したが、3分の1ほどの部屋の住民は全くそれを見ず、他の宣伝チラシと一緒に地面に捨ててある。つまり、ワンルーム・マンションの住民は市政や府政には無関心で、当然自治会の存在やその活動についても何も知らないだろう。そう思うのは、今回の国勢調査で筆者も初めてそのマンション内に立ち入ったからだ。そうした独身者は、非協力的な場合がしばしばで、部屋に灯かりがついている、あるいは今ドアを開けて部屋に入ったことを確認したばかりなのに、ドアをノックしても出て来ない。そのため、調査票を配布することが出来ないのだが、そういう例が3分の1ほどある。それで驚いていてはいけない世の中になっているのだろう。地域社会の崩壊とよく言われるが、それは自治会に所属して顔馴染みになる人の家と、独身者用マンションとがモザイク状に、しかもお互いの交流が何らない状態では無理もないように思える。そうしたことについてここに書きたい話はいろいろとあるが、何せ地元住民に関することなので、うっかり書くことは出来ないか。
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 それで、今日現在まだ調査票の配布が出来ていない世帯が数軒ある。正確な数がわからないのは、どこが空き室かわからないからだ。表に立って窓を見上げると、部屋の灯かりがついているのがよくわかる。だが、毎晩表玄関で部屋の番号で呼び出しても応答がない。一昨日の夜、そうしていると、顔見知りの宅配便のおじさんが荷物を持ってやって来た。筆者と同じように、いくら鳴らしても出て来ない。それで不在配達票をポストに入れて帰る。昨日もそのおじさんは配達にやって来たが、また荷物を持って帰っていた。立ち話をすると、「ここはあきまへん。全然出てきよらへん」。おじさんにすれば荷が届けられないならば、送り主に返送するだけだが、郵便も宅配便も受けつけない独身者が今はいるのだ。筆者も国勢調査票が届けられなくても何も困らないが、そこにいるのがわかっているのに、相手に筆者の訪問を知らせるすべがなく、手わたせないのは何とも歯がゆい。マンションの玄関前の郵便受けに何度連絡を乞うとの書きつけを入れておいても、それを見ないのであるから方策がない。また扉にメモを貼っておいても無視であるから、見て知っていても連絡して来ないのだ。関心がないのだ。そんな連中にこっちも何の関心はないが、住民には全員配布が決められているからそれなりに動くだけのことで、10回も20回で出かけてもいなかったり、また居留守をされると、区役所にはやるだけやったと報告するしかない。かくて70数軒のうち、1割は調査票がわたせない。これでは国勢調査で把握出来る住民数の1割りは実際は多いことになって、誤差1割りというのでは調査に意味があるのかどうか。もうひとつのマンションでは、気月に空き室情報を教えてもらえたが、そこでも3分の1に相当する住民が何度メモを放り込んでおいても連絡がなかった。住んでいることはわかっているので、手紙を添えて調査票をドアのポストに押し込んでおいたが、はたして本人が書き込んで郵送してくれるのやらどうやら。おそらく、そのまま捨てられる確率が高い。そうなれば筆者は後日また調査票を片手にそこに何度も足を運んで同じことを繰り返さねばならない。であるから、そんな気配のある部屋は最初から無視し、調査票を配らないのがよいが、馬鹿正直者の筆者はへとへとになりながら、毎日何度も往復してむなしくドアをノックし続けた。中にいるのがわかっているのに、出て来ないことがあるから、気の短い人なら、相手が出て来ると喧嘩をふっかけるだろう。世間の常識ではとても考えられない人間が驚く増えている。
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 そのマンションに一昨日電話してその後の空き室情報を確認した。すると調査票を配布したばかりなのに転居した人がいたり、その後入居した人がいることがわかった。それで慌てて新たに番号を設けて調査票をその部屋に今日は配布しに行った。ノックすると出ない。手紙と一緒にポストに調査票の大きな封筒を押し込んで帰ろうかと思いながら、もう一度ノックした。出ない。だが、どうも人の気配がある。もう一度ノック。すると若い男性がドアの隙間から顔を覗かせた。昨日引っ越して来たばかりで、国勢調査はその前に住んでいた親元でしたとのこと。それを聞いて安心。せっかく作った調査票は没になるが、それ以外にも筆者専用の書類があって、全部書き直す必要がある。それでも10月1日づけで住んでいる人を確認するという原則を筆者は律義に守った。その意味では後ろめたさはない。これは役目をする人の常識であり、いい加減にやるなら役割を引き受けないことだ。ところが、そのあたりまえが今はそうではなくなって、みんなが適当にやっておればいいではないかというムードだ。国が崩壊に向かうとすれば、そういう思いが広く蔓延するからだろう。国が崩壊しようがどうなろうが、自分だけは任務はこなすという気持ちを筆者は持っているつもりだが、それを今の若者は馬鹿とせせら笑うのかもしれない。全く人のいやな面を見るのが、こうした調査を受け持った時だ。いや、自治会長をしていてもそれは同じで、あの人はなりたいからなっているだけで、せいぜい使い走りさせればよいというのが大方の見方だろう。
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 そう思う人は思わせておいて、筆者が引き受けたのは、前任者の顔を立てるということと、前任者では無理なことを筆者がやるべきと思ったからで、要は前任者との関係のみに立脚している。そういう個人的な依頼をこっちが引き受けたからには万全を尽すというのが、大人の礼儀であり、また男の約束という気がしている。また、そういう思いを筆者が抱かないことには、それは前任者やその周りの人には伝わらない。筆者が今の家に住むのはもうすぐ丸28年になる。まさかよそ者の筆者が、西京区でも一番ややこしい自治会の会長になるとは夢にも思わなかったが、それは28年も住んだことの恩返しと思えばいいだろう。ある人が言った。筆者がやることによって助かっている老人が多いと。その言葉を最初聞いた時、人に大きな役割を押し付けておいていい気なもんだと少々むっとなったが、実際その後何人もの老婦人と顔見知りになるにしたがって、人のよさそうなそうした人のために少しでも若い世代が動くことはいいことだと素直に思えるようになった。筆者もすぐにそんな老人になる。そうなった時に、またより若い世代に会長を担当してもらって、いろいろな行事が円滑に動いて行ってもらいたいと思うし、それを望むのであれば筆者がまずそれを体現する必要がある。さて、今日掲げるのは4月16日の撮影分で、最初の2枚は同じ日に見えるが、1枚目が15日、2枚目が16日だ。
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by uuuzen | 2010-10-03 06:54 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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