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●松尾駅の駐輪場、その5
味に熱中して死ぬのではなく、猛暑の中で体力が落ちて死ぬことを熱中症と呼ぶ。この言葉をよく耳にするようになったのはここ数年ではないだろうか。



以前は熱射病と表現していたと思うが、これは炎天下で倒れることを言い、部屋の中にいて暑さで死ぬことは含まない。それで新たな言葉が必要となった。昨日はロシアで100数十年ぶりかの猛暑で、熱中症で死ぬ人が出るだろう。寒中症という表現は聞かないから、人間は暑さの方に弱いか。一昨日老人夫婦が鉄筋コンクリートのアパートの中で熱中症で死亡しているのが発見された。部屋の温度はどれほどであったのだろう。若い人なら耐えられるかもしれないが、80を越えた老人では暑さ寒さに弱い。昨日は筆者は3階に終日いた。温度計は38度だ。そこでクーラーなしで仕事が出来る。あまりに真剣なので、時間も温度も忘れる。それでも体は暑さに素直に反応しているから、汗だくになり、また両腕にはあせもが出来る。普段思いものを全く持たない筆者は、3日前に珍しく箒を持って1、2時間掃除をし、その時右手の指に水膨れが出来て破ってしまった。それがずきずきと痛み、また少し指が太く感じるのは化膿したのだろう。力仕事がさっぱり出来ない筆者は、これまでそういう仕事には携わらなかった。これが兵役などがあって、そうも言っておれない時代や場合ならば、筆者は今とは違った体格や人生になったと思う。筆者の父方の親類の男性は体格ががっしりとしていて、喧嘩をしても相手をノックアウトさせるほどの頑健な身体を持つ者が多い。また、筆者は父に瓜ふたつだそうだが、頑健な父はさほど長生きしなかった。頑健であればそれを過信して無茶をしがちだ。顔や身体つき、考え方は父に似ていても、筆者の仕事は父からすればあまりにも女性らしく思えたに違いない。生後の環境が人間を形成するのだろう。環境が違っていれば筆者は別の人生を歩んだ。だが、今の状態がいいと思っているのであれば、そうはなかなか考えにくく、人には本来なるべき姿があって、どんな環境であっても結局そうなるとも思える。
 そのそうなるという年齢がいつかとなると、これが難しい。40歳で人生がほとんど決まっていると思う人もあれば、50になってもまだまだこれからと思う人もある。一方、人間は死ぬまでわからず、死んで初めてその人の評価が定まるとの見方もある。となれば、60や70まで怠惰に過ごしてほとんど何事も成していなくても、本人はまだこれからが勝負と思っている場合もあるかもしれない。これは、世の中をどんな世代が中心に担っているかで決まると言える。日本は政治家が概して高齢だ。そのことが、60、70になってから一生の仕事の総仕上げをしようと考える人の気持ちを支えている気がする。そんな人はそれまでにほとんど何かを成し遂げたことがないが、それが人の世であるとも言える。自分で何かを成し遂げたと思っても、大多数がそれに関心がないでは、ほとんど意味はない。せいぜい金儲けをして、豪勢に暮したことが評価される。ましてや、筆者のように38度の部屋に終日こもって作業に熱中する者は、80になれば熱中症で死亡だ。ま、それでぽっくり逝くのであればそれもいいではないか。どうせ死ぬ人間、暑さで死ぬこともまた自然だ。金儲けで思い出した。昨日書いたNはよく金儲けの話をした。それがいつもあまりにも絵空事で、酒を飲んでいてもその話題になると筆者は内心苦痛であった。何か発明してその特許料で楽に暮らすことが夢で、そうなった時には筆者にも数千万程度はぽんとやるとよく言った。悪い冗談に思えてまともに聞かなかったが、Nのそうした思いは筆者にも多少あって理解出来ないことはない。自分が贅沢したいというのではなく、筆者の知る、しかも経済的に豊かでない人に、普段は出来そうにない贈り物をするとか、楽しい思いをさせてあげたい。Nもそんな思いから筆者に言ったのだろう。それは全くの夢で、出来もしない無責任、自分の言葉に酔うおめでたさと捉えることも出来るが、基礎には優しさもあって、全否定すべきことではない。ただし、実際にそうした大金が懐に転がりこんだ時にどうするかだ。ひとり占めして、それ以前の考えをがらりと変える場合もあるだろう。お金は人を狂わせる。そのため、せいぜい現在の経済状態の中でやれることをした方がいい。とはいえ、やはりもう少し余裕がほしいというのが人情だ。
●松尾駅の駐輪場、その5_d0053294_1392281.jpg

 さて、この後に書いた原稿用紙3、4枚分は読み返して削除した。脱線具合があまりであると思ったからだが、猛暑のために線路が変形し、電車が脱線するほどであるから、筆者のそんな脱線話もいいはずで、消してから惜しいと思っている。今日は松尾駅横の駐輪場の写真を掲げよう。4月4日の日曜日に撮った。全く気が向いた時に撮っていて、変化が激しい時はなるべく連日、そうでないような時は1、2週間に1回程度という場合もある。それに変化、つまり工事が完了すればもう用はないので撮らない。また、「桜の林」は工事に関係のない桜の開花写真となっているが、いずれここでも工事が始まる見込みであるから、その前哨として撮っておくのは意味がある。それはそうと、昨日は炎天下で駅前写真を撮った。新たな工事が始まっていて、ここしばらくそれをうまく収める角度がなかなか決まらなかったが、今日はそれをようやく見つけた。その写真はいつかまたこのカテゴリーに掲載する。このように月遅れで写真を掲載するので、読む人は面食らう場合が多いだろう。ブログはたいていは投稿日の、つまり最新の出来事を載せるところに意味がある。ところが筆者はほとんど過去に撮っておいた写真や書いておいた文章を載せることが多い。また、タイトルにあまり関係のないような文章も多く、忙しい人が要領よく中身を知ることに意味があるとされるブログの概念からすっかりずれている。そのためかどうか、筆者のブログは毎日投稿している割りに人気はあまりない。1、2時間ほど前、エキサイト・ブログで人気が2番目にあるというブログをたまたま知って数ページを読んだ。文章は原稿1枚に満たず、それでいて人気のネタに言及しているので、忙しい人がさっさと読むには持って来いだ。新聞の短いコラムといった程度のものが最も歓迎される。読者はそうしたブログを毎日10や20を読むことで、最先端情報のちょっとした意見を概観することが出来る。古いネタに対して長文、題名と内容の不一致、しかも脱線だらけでは、筆者も読者も時間の浪費だ。だが、暇人向き、定年退職して暇を持てあましている人向きのブログということで、趣味に熱中したようなそんなものもひとつくらいあっていい。死ぬ時は、あまりに暑い部屋の中でブログに毎日長文を書くこと熱中したからという、二重の熱中症が理由であれば、それが話題になってもう少し訪問者が増えるかもしれないが、その時筆者はそれがわからないのが残念だ。
●松尾駅の駐輪場、その5_d0053294_1394841.jpg

by uuuzen | 2010-07-28 01:40 | ●駅前の変化
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