●嵐山駅前の変化、その42(脇道、ホテル、桜の林)
文字を決めることから長文が始まる。すでに何度も書いたように、このブログで「おにおにっ記」以外は、最初の一文字は大きめのフォントで色も紺にしている。



そして一度使用した文字は二度と使わない。少しでも同じことは書かないという思いによる。また頭文字によってこのブログのインデックスをいずれ作ることも出来ると考えたからだ。繰り返して用いないため、だんだんと使用可能な文字が少なくなって来る。その一文字を考えるのに10分ほどかかる場合もある。その苦痛は工夫するという思いによって乗り越えられ、そして使ったことのない文字が見つかった時はもつれた糸がほどけた時のような気分になる。そしてその思いを勢いとして文章を書き始める。その時、その頭文字がひとつの条件となって、それに関係する事柄を紡いで行く。これは即興演奏で言えば、キーを決めることに似ると思う。頭文字を決めることでその後の文章が書きやすくなるのだ。当初は紺色の期間を1年にして、2年目からは赤などに変えてまた最初からどんな文字を使ってもいいようにすれば楽だと考えた。ところが色を変える適当な機会が見つからないままにずるずると紺色のままを続け、今もなおだぶらない文字を探す羽目になっている。今日は「頭」の文字を思いつき、それを使ったことがあるかどうかを調べると、予想に反して使っていないことがわかった。意外だ。とっくに使ったと思える文字なのに、そうではなかった。このことは、とっくの昔に知っていていいはずの常識めいたことを、ついに知らないまま老齢を迎えることに似ている気がする。と、そんなことを話題にしてこのまま話を続けることが出来そうだが、そうしない。で、「頭」に因む話題を続けるのもいいかと思うがそれもしないでおこう。今日は3月28日に撮影した写真をまとめて掲げる。脇道も桜の林も急に変化している。桜は3分咲きという頃か。
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 昨夜妹の家に行った。銀閣寺近くの銭湯に入った後、食事のために店に行った。そこは住宅地の中で、店だけが眩しいほど灯かりを放っていて、それは一種異様な光景であった。近所の家が迷惑しないかと思うが、経営が許可される用途地域であるのかどうか、またそうであっても住民との間にトラブルがないかどうかが少し心配になった。先日、ネット上に「京都市 都市計画情報」というページがあることを知った。そこでわが家の用途地域を調べると、第一種低層住宅専用地域とで、容積率80パーセント、建ぺい率50パーセントになっている。わが家はそれを守っているが、どこもたいていは勝手に建て増しをし、建ぺい率は無視されている。そのため、第一種低層住宅専用地域というのもどこまで守られているかはかなり疑わしい。それはいいとして、駅前広場はわが家と同じ第一種低層住宅専用地域だ。またホテルの建つ場所は第二種住居地域、そして桜の林は何と驚くことに近隣商業地域となっている。ウィキペディアによれば、第二種住居地域はかなりの用途の建物が建てられ、ホテルも可だ。つまり、駅前ホテルは問題のない施設だ。商業地域は風俗施設含めてほとんどすべての商業施設が規制なく建築可能とある。これはバーが建つ渡月橋小橋のほとり辺りと同じ条件と思えばよい。地元住民は桜の林を商業とは関係のない、嵐山を代表する自然豊かな場所と思っているが、実際は阪急が所有し、しかもホテルや風俗店を建てることに関して法律上問題ない。またわが家のある第一種低層住宅専用地域は、用途地域が12に分かれる中で最も厳しい制限が設けられている。
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 まず住宅、共同住宅、寄宿舎、下宿はよいが、兼用住宅の場合、細かく区別される。店舗や展示場は不可で、学習塾、華道教室、囲碁教室などはよい。また喫茶店や美術品、工芸品を製作するアトリエもよい。昨日書いたように、筆者が入手した隣家を改装し、入場料をもらって内部を見せようとする場合はどうか。そこで寝起きするつもりはないので、展示場としては使えない。また店舗としても認められない。だが、隣であるし、裏庭の仕切り壁を取り払って庭をひとつにすることが出来る。そうなれば兼用住宅のような形になる。また、筆者が本を見るために頻繁に出入りするから、ほとんど兼用住宅と変わらないとみなされもするだろう。となれば、美術品、工芸品を製作するアトリエであり、しかもその工程や製品を見せる、あるいは技術を教える塾的な経営もよいことになる。普通の住居と何ら変わらない外観をそなえ、あまり派手は看板を立てなければ文句なく許可は下りると考えるが、近隣の人々は見知らぬ人が出入りする様子を好ましいとは思わないだろう。そうなった時、建ぺい率を無視している家が多いことを指摘すればいいのではないか。それは喧嘩みたいなことになりかねないので、ともかく法律を守った範囲内で思いを満たすことだ。またお金をもらって内部を見せる場合、営業許可を届ける必要があるだろうし、その時に内部でどのようなことをするのか説明し、それが美術品、工芸品の製作工房とみなされれがよい。とはいえ、ただのそうした工房ではほとんdのの人は無料で見られると思い込んでいるから、よそでは見ることの出来ないものも見せる。独自の売りとなるものを用意するわけで、これは筆者を知ってもらうことになる。
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 さて、桜の林は阪急の所有だ。しかも駐車場としてここ2、3年は積極的に桜と紅葉の季節は車を容れているので、桜の季節にその内部を散策して楽しいということはなくなった。以前は焼肉をする人なども多く、嵐山では最も広い場所としてにぎわった。それがどこに移動したかとなれば、まず焼肉はほとんど許可されず、それをしたい人はもっと下流の河川敷、たとえば松尾橋のたもとの広い河原に集まる。だが、これも近年のうちに禁止しようという動きだ。焼肉する人はゴミをそのままにして帰り、その清掃に大変な思いをしていること、また烏が増えることが理由だ。ともかく、桜の林に集まった以前の観光客は、渡月橋が間近に見える桂川の河川敷、つまり嵐山公園に点在することになった。だが、その近くには店が張りついていて、その店の床几を利用するにはその店で何かを買わねばならない。これは円山公園の花見と同じことだ。桜の林が利用出来なくなっても、さほど人は困らなくなったように見える。阪急電車を利用して嵐山に来た人は、みな渡月橋をわたって向こうの嵯峨野に行くので、嵐山公園で腰を下ろしてくつろぐ人は少数派ではあるまいか。無料休憩所やその周辺の桜の木の下の芝生程度が、陽射しを避けることの出来る場所で、そのほかは青空の下の河川敷だ。そこでは長い時間を過ごすことは若者以外には無理だ。そのため、桜の林をもっと有効利用しようという考えが生じるのはおかしくない。ただし、桜で有名な嵐山から100本近い老木が一斉に姿を消すとなると、嵐山を訪れる人はどう思うだろうか。いかに商業地域とはいえ、都会と変らぬ商業施設で埋めれば、金は儲かるかもしれないが、長い目で見れば損するのではないか。ところが今は長い目で商売を考えない。短期にさっさと儲けて別の商売をという考えが京都にも押し寄せている。昔に老舗の信念とは違うのだ。
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by uuuzen | 2010-07-22 12:35 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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