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●ボヤの煙、筆の売店、数字60082
いつも寝るのは夜の2時以降になる。あるいは3時近いことも1週間に1、2回ある。それで朝起きるのは9時か10時頃になってしまうが、今朝は8時半に起きた。



たくさん夢を見た。今はちょうど9時で、起きて30分経ったが、いつもどおり覚えているのは半分ほど。いくつか脈絡がどうしても思い出せないが、一応書く。
どんより曇り空で、ほんの少し雨(小糠雨)も降っている。お向かいの家がボヤを起こしたという知らせを聞いて表に出る。それはGさん宅だが、そのようには見えない別の家だ。だが、筆者の家との距離感は同じだ。その家がちょっとした広場のようなところに1軒だけ建っている。小さな化学工場か戦艦のような外観で、奇妙な煙突やら吹き出し口があちこちにあり、家全体が灰色や黒を基調としている。扉は見えず、どこが正面かもわからない。10数人の見知らぬ人たちがすでに火事を消したらしいが、まだ家の奥の屋根の片隅からはもうもうと黒煙が出ている。火は全然見えない。それで筆者は『火が見えないボヤの夢はろくなことはないというからなあ』と内心思って、舌打ちしている。家の前にGさんの息子と娘が悲しいのではないようだが、立ったまま抱き合っている。よく見るとふたりではないが、どうもそうでもあるらしい。筆者はGさん宅前を左右に行ったり来たりしながら煙が出ている屋根の隅を眺めているが、煙が収まる様子はなく、かえって黒々と勢いは増すばかり。まるでそれは走る汽車が出す煙のようだが、屋根の隅にある煙突の形は細い黒い直方体で、その先端はバイクについているあのマフラーの吹き出し口のようだ。そして煙突全体は屋根から斜め45度方向に向こう側(筆者の家方向とは逆)に突き出ている。あまりに周辺が煙るので、みんなは家財道具が煤で汚れないように防御策を講じる必要があると言いながら、ある人は家からTVやその他の電化製品を持ち出して黒い艶のないビニール・シートでかっちりと覆っている。筆者は家に戻ろうと思って振り返ると、そこは昭和30年代によくありそうな古い家並みになっていて、ガラスをはめ込んだ直方体の軒先看板が2、3間近に見え、その底を見上げる。それは夜になると中の電球が輝いてガラス表面に書いた文字がよりよく見えるもので、大きさは小さい子どものボディくらいだ。ガラスはみんな煤で真っ黒になっていて、赤や黒で書かれた文字も読めず、これでは夜の営業に困るだろうなと思っている。それらを見上げていると、空からは雨の小粒が顔に降りかかる。この水は雨か消化ホースの水なのかわからないが、雨空のために火事が大きくならずによかったと思っている。それにしてもボヤなど起こしてけしからんと内心不機嫌だ。
 次に室内にいる。薄暗い売店だ。電気はついていない。売店のカウンターには中年の女性ともうひとりがいて人々の相手をしている。ちょうど荷物預かり所のような雰囲気だ。そこは本当は文具店だが、低い台にさまざまな筆だけを置いて売っている。筆以外にも何か売っているかもしれないが、雑然とした倉庫のような感じがあって、ほかの品物はよくわからない。売られている筆は全部太くて、毛は茶色、しかも穂先がみなぐにゃりと曲がっていて、古い在庫か中古品に見える。太さも価格もみな似たりよったりのようだが、1本ずつ手に取って吟味するとそれぞれ微妙な差があって、隈取り筆や運筆にはよい筆などがそれとわかる。10本ずつまとめられてあちこちに立てられているが、どれも価格はついていない。筆者は筆は事足りているし、こんな中古品のようなものは別に買わなくてもいいなと思いながらも、店の雰囲気からしてどうせ安いだろうから少し買うのもいいかと考えている。あちこちを見て回って、結局懐具合とも相談して2本だけ買うことにする。ポケットに入っているお金は8800円ほどで、いくら高いとしてもこれで買えると思い、カウンターに急いでそれを持って行く。すると美人の小柄な中年女性がやや見下ろしながらてきぱきと包み始める。カウンターの奥はこちら側より少し高くなっているらしく、女性の顔は筆者の50センチほど上方向にある。白くて少しごわっとした紙に先に包んでくれたものを筆者の左側のカウンター上に置き、「こちらの筆はこの価格になります」と言う。包みには鉛筆で価格が走り書きされているが、それは何と23万いくらといった高い価格になっている。それに2種類の筆を1本ずつ買ったのに、その包みは30本ほどはあると思えるほどの嵩がある。「こんなにたくさんは買ってないはずなんですけど」と言うと、その店員はミスを咎められたのか急に不機嫌になる。

 また場面が変わる。ただしここからは断片の羅列。友人か誰かと歩いていると、暗闇の中で若い人が整列している光景に出くわす。少し離れたところにコーチのような人がいて笛で号令をかけようとしている。するともう1年近く会っていない友人のHが別のところから現われ出て、最近難しいコンピュータ原語を学んでいると言いながら、ポケット型コンピュータで何やら数字の計算をする。それはHにとっては新しい試みで、必要に迫られてのことなのだが、そうとうに辛いらしく、もうすっかり老人になって元気のかけらも見えない。次にビートルズのホワイト・アルバムのような白いLPジャケットが暗闇の中で見える。それはLPではなくて箱かもしれない。その白い表面に青い横長のシールが貼ってあって、そこには黒でローマン体の数字が印刷されている。最初の3、4つの数字や文字ははっきりとはせず、その後はどうやら00060082らしく、じっと見ているとこの数字の下5桁だけが急にズーム・アップし、何やら意味ありげなものとして目前に固定される。そういえばホワイト・アルバムのジャケットにもこうした数字があったななどと思いつつも、あまりにもまざまざと数字が見えるので、夢の中で筆者はLOTO6とかいう数字を当てる宝くじでも買えばいいかなと思っている。そこで目が覚めた。

火事に関する夢はよく見る。友人Hに関しては長らく連絡していないのでその思いが出たのだろう。ホワイト・アルバムは思い当たることがある。ある人に今そのコピーを送る準備をしているからだ。数字の夢はほとんど見たのは初めてだ。本当に宝くじでも買おうか。
by uuuzen | 2005-06-26 21:01 | ●【夢千夜(むちや)日記】
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